きみがぼくを見つけた日のレビュー・感想・評価
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見ごたえのある切なさ
よくあるラブストーリー
かと思っていたら違いました、流し見はできない。
設定が面白くても、中身のない映画が少なくありませんが
これはなんだか、
設定がよく比較的メジャーなものでありながら
よくつくられていて、
かついい意味で期待を裏切られる
細かいところまでぬかりないし、
またひとつひとつのショットも繊細で
意味を含んでいるように思えます
また主人公を演じたエリック・バナの
表情が豊かで、
まるでヘンリーの心の声が聞こえるかのようでした。
障害の多い恋を
応援したいときにぜひ。
愛情を表す雰囲気作りが上手
総合:80点
ストーリー:70
キャスト:80
演出:85
ビジュアル:75
音楽:80
主演の二人に純粋な愛情があふれていたし、その二人の演技も存在も新鮮で純粋だった。落ち着いた静かな映像と音楽がしっとりとした雰囲気を作り出していて、二人の長い時間をかけて育んだ関係を見せてくれた。だからあえて物語に文句もつけないしわざわざ矛盾点を指摘したくもない。二人の愛の物語だけで十分で、それだけで心が満たされる。
たまには・・
こういう非現実的で恋愛も入った物が見たくなる。
そんな時にぴったりの映画でした。
突っ込み所も勿論ありますけど、こういうのキュンと来ますね。
「君に読む物語」の女優さん、凄く可愛くて全く変わってないなぁ。
涙不足
凄く面白いよぉ~って聞いていたので
期待して見たら、ん~・・・
もっと、ボロボロと泣けるお話を想像していたので
泣き足らなかったなぁ~
しっとりしたお話なんですが、
ツッコミと所があるんですよぉ~w
あと、グッとくる見せ場は前半にあって、
後半の展開はタイムスリップしてばっかで
なんだかもったいない感じがした
原作通りなのかなぁ~・・・
もっと面白く出来た気がします
(何様ですか・・・オタマ様です。)w
舞台のほうが面白いかも…
とってもロマンチックなお話です。
脚本が「ゴースト/ニューヨークの幻」の
ブルース・ジョエル・ルービンということで、
“異次元の恋愛もの”として、うまくできてると思います。
異次元…といっても、今回は幽霊ではなく、
原題にもあるとおりタイムトラベラー。
子供の頃の悲劇的な交通事故をきっかけに、
どうゆうわけかタイムトラベルができるようになった男が主人公です。
「タイムトラベル、楽しそうだし便利じゃん♪」と思ってしまいますが、
彼の場合は、いつ、どこへタイムトラベルするか、
自分では完全にはコントロールできない…
しかも、時空を移動するのは“自分”だけなので、着いた先ではいつも真っ裸!!
人がごった返している往来のど真ん中に全裸で落ちる、
という事態もアリなわけです。
かなりサイアク…
でも、中年になった彼が、遡って何度も出会っていた少女と、
まだ青年の彼が出会い、
すべての事情を理解者している彼女と結婚します
(だからタイトルが TIME TRAVELER'S WIFE)。
子供の頃から何度も出会い、恋焦がれていた憧れの人と結婚できて、
彼女も最初は幸せなのですが、
だんだん、“タイムトラベラーの妻”の辛さが身に沁みてきます。
なにしろ、いつ消えるかわからない上に、
いつ帰ってくるかもわからないのですから…
そんなふうに消えている間に、
タイムトラベルしてきた若い頃の彼と“浮気”(??)したり、
彼のほうも、小さな少女の彼女から「あなたの奥さんは幸せね」と
本人に嫉妬されたり。
そんな、タイムトラベラーならではのねじくれ小技も満載です。
ラストも…まあ、そうですね。
が、話がうまくできていて、映像だから各場面がリアルな分、
ちょっと嘘っぽく見えてしまうような、、、
むしろ、舞台でやったほうが
話のエッセンスであるファンタジックな雰囲気が伝わって面白いかも…
と思ってしまいました。
彼らしい作品
基本的にラブ物がスキなんで評価甘口っす
これを観る前に同じ監督のゴーストを観たんだけどゴーストの方がスキかなぁって感じ💑
作風はゴーストと似た感じでただのラブストーリーに終わらせないところはおもしろいです
ただもうちょいひねりがほしかったかなぁって
設定もおもしろいだしね
最近の作品には珍しい下ネタなし笑いなしの純粋ラブストーリーでした
きみが服を用意した日。
タイムトラベルものといえば、なんだか気分がワクワク
するものが多いのだけど、これはちょっと毛色が違う…。
まぁ、恋する二人(はじめは一人か^^;)が出逢う過程が
時代を経て描かれていくので、待つ方としては楽しい?
いや~でも私は絶対ムリだと思った。まず待てないなぁ。
冒頭の流れ、最初は訳が分からず…あ~でもここできっと
何かが起こるんじゃないかと不穏な空気が漂い、そして。。
凄惨な現場にいきなり半裸(これがまずポイントだ)の男が
「未来の君だ」なんて現れたら、少年だってビックリ!?
さらには場所を変え、ピクニック少女の前に洋服をねだる
全裸の男が登場(服を着てからだけど^^;)するのだから、
これはE・バナの裸祭りか!?ハルク再びか!?と思う。
な~にしろ見事な全裸ぶりだ…(爆)
成長した少女とやっとの出逢い、すぐ恋に落ちる二人。
だんだんと男の素性が明かされるにつれ、あ、彼は未来
から過去の相手(選べないというが)に逢いに来てるのか?
な~るほど…というわけで、彼らは見事に結婚を果たす。
しかし、行き先も時期も選べない彼との結婚生活は当然
不都合ばかりが起こる。それを承知で結婚したのだから、
彼女の方は懸命に耐えているな、と思った。男性陣なら
こういう奥さんが欲しいだろうなぁ。裸で帰宅する夫に(爆)
服を用意して待つ妻、である。通常ならあり得ない…^^;
タイムトラベルの回数や時期の入れ方が散漫(特に後半)、
妻の妊娠方法の是非…など、いろいろ物議を醸しそうだが
とにもかくにもこの二人がすごーく愛し合っているのでv
観る方は気恥ずかしくなりつつも、励ましてやりたくなる。
運命は変えられないが、もう二度と逢えないヒトに逢える
(たとえ過去でも)のは、それだけで私には羨ましく思える。
(きみが服を用意した日。ってのはどうかしら。ダメ?^^;)
待つのはつらい!
久々にラヴ・ストーリーを観てしまった。タイトルが中身と合っていなくて、ピンと来ない。ラヴ・ストーリーとして設定が到底あり得ない話なのに、二人の深い愛に心打たれた。クレアは強い女(ひと)だと思う。もしも自分がクレアだったら、さみしくてたまらないと思うし、あそこまでして子どもをほしがるかなと思う。マクアダムズは、ぴったりで魅力的だったが、エリック・バナがいまいち~。少女が恋する対象には見えなかった。単なるおじさんにしか見えない。たとえば、製作者のブラッド・ピットとかだったら、納得できるのだが・・・ 感動も倍増したかも??? そこが残念だ。
タイムトラベルという要素が諸刃の刃
今の時代、携帯があるから、まずすれ違いというのはありえない。デートの時間に遅れようが、間違った場所に出向こうが連絡が取り合える。この作品では、相手が突如、その場から消滅してしまうというシチュエーションで、逢うことがままならない男女の切なさをテーマにしている。だが、同じ脚本家でヒットした名作「ゴースト」と違って、永久の別れはない。ままならないものの、ずっと逢瀬を繰り返すことができるのだ。タイムトラベルという能力が、諸刃の剣となって、切なさとは別に、いいじゃん、逢えるんだからという想いも抱かせてしまう。ある意味、死が怖くない。
それが証拠に、この作品いちばんのシーンは、地下鉄で生前の母親と会話するところだ。二度と会えない人と一瞬でも心を通じ合う。その奇跡があったればこそ「ゴースト」は感情移入し涙するのだ。悪いが、今回はまったく泣けなかった。
エリック・バナの若いときとふけたときの差がほとんどないため、話のアクセントを活かしきれていない。
毎度、ポスターのことで申し訳ないが、ミラクルな要素がまったく伝わらない図案だ。
ホロっと涙が・・・
原題が『Time traveler's wife』ということで、その名のとおり、タイムトラベラーと、その妻の愛の物語。
タイムトラベラーを愛するのってこんなに大変なことだったんですねー
2人の愛の深さに感動でした。
せつなくなります
ポスターのビジュアルが最高にステキで心惹かれた作品。
さらに何といっても、レイチェル・マクアダムスが素晴らしい!
観客をこんなにも幸せな気持ちにさせてくれるオーラを持った女優さんの一人だと思います。
内容はファンタジーものですが、現実にはない世界のラブストーリーも
女性の想像力(妄想ともいえますが)を膨らませてくれるので、秋にはぴったりの映画。
能力を制御できない時間旅行者との恋は、いつ彼が消えてしまうかわからないので
楽しいものではない。でもそんな彼を待つ幸せもあるものだとこの映画で知りました。
独特の郷愁と切なさを持つ芸術的な内容です。タイムトラベルなので
時間軸の流れが若干理解するのに時間を要する部分もありますが
二人の愛の映像も、季節感があり美しかったです。純愛の美しさが胸を打つラブ・ストーリーです。
おそらく鑑賞後にカップルの方、ご夫婦の方は相手が愛おしくなるのではないでしょうか?
未来を知る・・・
未来がわかれば良いのにと思った事がありますが、それが悲しい未来だった場合、そしてその未来が変えられないとしたら、その瞬間を迎えるまでずっと苦しい思いをかかえていなければならない。。。
それならその瞬間までは幸せな気持ちで笑っていられることは、この上なく幸せにに『生きる』ことに必要なんだと思いました。
未来は、わからないからこそ幸せに精一杯生きられるんですね。
演技派レイチェル・マクアダムズ
シカゴを舞台にした夫婦・家族の物語。ただ、夫(エリック・バナ)がタイムトラベラーであることが普通と異なるところ。
過去・現在・未来が交錯し、ストーリーに深みを出していますが、基本は2人の人間関係を細やかに描いています。妻(レイチェル・マクアダムス)の女心の機微がよく表現されています。
「ゴースト~ニューヨークの幻」に通じるところがあります、脚本家ブルース・ジョエル・ルービン面目躍如です。
ディテールを大切にし全体にチカラが弱いところは監督ロベルト・シュヴェンケの以前の作品「フライトプラン」でも感じたところ。
「君に読む物語」で可憐だったレイチェル・マクアダムスは30代になっても美しいです。
エリック・バナがロマンスを語れることに驚きでしたが、案外良かったです。
子役さんたち、良いです。一押し。
キュン
たまには、こう言う非現実な世界観を体感するのもいいかも!突っ込みどころは満載だけど、それは遠くに置いといて、この世界に浸ってみると、切ないけど、幸せになれました。
ただ、エリックバナだと、私的には、ロマンチック度が半減かも?
唐突で必然な時間旅行。
☆
エリック・バナが演じるターミネーターばりに素っ裸で
唐突に時間旅行をしては戻ってくるヘンリーの病気というか、
体質を治そうと、この作品では多く存在するどっちが先だよという
ヒントを基に遺伝子学の博士を見つけ出し治療しようとする過程が
凄く中途半端でバッサリとカットしちゃったんだろうな。
しかし、重要なシーンには存在するし、博士を出さないわけにはいかなく、
本来は治療しようとするシーンがもっと多かったが
存在してもおかしくないように繋いだという印象が残る。
はっきり言って必要なかった。
監督はフライトプランのロベルト・シュヴェンケで
エリック・バナと同様に少々の不安があったが、
ゴーストのブルース・ジョエル・ルービンの
脚本がいいこともあってか非常に切ない仕上がりで、
大切な人との時間を大事にしようと思わせてくれるのではないでしょうか。
時間旅行しなくったって突然目の前から大事な人が消えることはある。
だからこそ後悔しないようにしたいと思うだろうが、
でも、逆に離れているからこそ分かることもあるんだよな。
監督の持ち味はフライトプランでもあった、
ガラスへの痕跡の残し方であろうか。
成長を一気にワンカットか、ワンカットっぽくか、見せる演出もよかった。
クレア(レイチェル・マクアダムス)は子供の頃に
ちょっと老けたヘンリーに会っており、そこから不定期に会ってきた。
なのでヘンリーが始めてクレアに会った時にはクレアは待ってました状態で
ちょっと若々しいヘンリーに積極的に向かっていく。
この辺は製作総指揮にブラッド・ピットが参加してるから
というわけじゃないだろうが、ベンジャミン・バトンの雰囲気も感じさせ、
そこからヘンリーが実際に生きてる時間での恋愛が始まる。
ヘンリーは一緒にいて欲しい時だろうが、頻繁に吹っ飛ぶし、
クレアは切なく寂しいだろうけど、
吹っ飛んだ先でヘンリーは意味のある大切な時間を過ごしてもいる。
母親に会うシーンとか、あの子に会うシーンとか、とても素敵。
面白いのはタイムトラベル先では自分自身に会っちゃいけないとか、
自分を知ってる人に会って未来を変えちゃいけないとか、
会うことで大変なことになるとか思っちゃってるけど、
この作品ではそれすらも運命というか、必要なことになっている。
未来を見てよからぬことを考えようが、
悲劇の未来を見て変えようと努力しようが、
変えようとしても、何もしなくても、僕としては未来は変わらず、
どちらにしても未来には組み込まれていて、
全て一本道なんだろうなと思っちゃってるところがあるので、
過去で、未来で、どんどん重要人物に関わっていくこの作品はなんかいい。
もちろん、辻褄を合わせようと努力してスッキリする作品も好きですが。
この作品のレイチェル・マクアダムスは超キュートで素敵だけど、
それ以上にいい仕事をしてるのは子役たちだと思う。
エリック・バナは負けてんじゃないかよと思ってしまうぐらい、
ホントに子供らしい可愛らしさで、未来の自分に嫉妬しちゃうところとか、
あの子が抱きついてくるシーンとか非常によかったです。
ところであの子は吹っ飛んだ先でどうしてたんだろう。
ヘンリー以上に苦労しただろうな。
★
SFでなくに予想取り進行してしまうところが残念なところ。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家が手がけた脚本だけに、共通点がありました。それは愛しい人と会えなくなること。
『ゴースト』では、霊界へと旅だった彼氏との交流でした。本作では、タイムトラベラーの彼氏と恋に落ちてしまう話。
あくまで、ラブロマンが話のメインなので、何でタイムトラベルしてしまうのか、『時間遺伝子』の影響としか語れません。また『バック・トゥ・ザ・フィーチャー』で描かれた時間歪みの克服といったタイムトラベルならではのストーリー展開も押さえられています。むしろ本作は、タイムトラベルは出来ても、決して過去や未来の出来事は変えられないものという縛りをかけているのです。
その制約のもとで、物語の進行と共に、主人公に起きる未来を少しずつ見せていきます。どうにも防ぎようがない、その切ない運命を、当人と愛する家族が次第に哀しみと共に受け入れていく物語です。
タイムトラベルとしての説明がないので、SF目当てにはお勧めできません。あくまで秋に相応しい、ヒュアになれそうなラブストーリーをお探しの方が見るべきです。
主人公のヘンリーとクレアの出会いは衝撃的でした。
大学の図書館で偶然であったヘンリーにクレアは、6歳の頃からこの出会いを待っていたといきなり告白するのです。ヘンリーにとっては、6歳のクレアにタイムワープして出会うのはあと10年たって、彼女と結婚してからのことだったので、記憶になったのです。しかしクレアにとっては、6歳から度々であっていたので、同じ時間軸での出会いを待ち続けていたのでした。そしてその時々のヘンリーから、自分に出会ったときの口説き方までアドバイスを受けていたのでした。
ロマンを映画に求めている人にとって、「あなたとは深い縁ですでに結ばれている」と告白するふたりの運命的出会いは、ドンピシャではまると思います。
その日のうちに結ばれたふたりはトントン拍子に結婚へ。でも問題は、アットランダムに起こってしまうヘンリーのタイムワープ。結婚式には何と未来のヘンリータイムワープしてきて代役を務める始末。
クリスマスも新年も、肝心なときにいなくなるヘンリーに、孤独さを滲ませるクレアであったのです。俺も話がしたかったと戻ってきたヘンリーに仕事があるのよとクレアはつれなく当たるばかりでした。
じゃあ職住が接近すればいいのだろうと、ヘンリーがタイムワープを活かしてあっと驚く方法で解決します。ぜひ劇場でご確認を。
ふたりの仲がピンチになるもう一つの事件は、流産。ヘンリーの遺伝子を受け継いだ赤子は、クレアのお腹にいるうちにワープして何度も流産してしまうのです。そんな自分の体質を悲観したヘンリーは、クレアに相談せずパイプカットの手術を受けてしまいます。 事実を知ったクレアは激怒。でもあれれ?街をゆく、ヘンリーを意味深で見つめる女の子は、クレアの少女時代にそっくりなんです。ということは、どうやってクレアはヘンリーの子供を授かるのでしょうかねぇ(^_^;)
ところで、ヘンリーのタイムワープ能力には重大な問題がありました。いつどんな場所へ飛んでいくのか、コントロール不能なこと。そして、着衣はワープできず、いつも素っ裸で飛んでしまうことです。飛んでいった先で、衣服を盗み出すまでが一苦労。
ところが後半では、極寒の山間部に飛んでいくことが多くなり、寒さがヘンリーの肉体を蝕むようになってしまうのです。
ラストのだいぶ前で、ヘンリーの最後がどうなるのか明かされ、それに向けてやっぱりそうなるのねと予想取り進行してしまうところが残念なところ。
そうと分かっていても、韓国映画の終盤なら徹底的に涙腺攻撃を仕掛けてくるでしょうけど、敢えてお涙頂戴的な演出は避けています。
またハリウッド映画的に、無理なドンデン返しもありません。ラストのワンシーンを除いて穏当に進んでしまうところが、物足りなさを感じさせます。
○○歳のあなたに、いま会いにいきますなんて、竹内結子が出てきそうなシーンもありませんでした。
けれども、いま愛し合っているカップルに、この作品は素敵なメッセージを発信していると思うのです。それは、一緒にいるからといって、愛が見えているとは限らないこと。 『ゴースト』と同じく、離れれば離れるほど、深まる愛もあるのだということです。
お互いが当たり前だと主張しあい、ぶつかることが多くなってきたカップルならば、ちょっとこの映画を見て、お互いに少し距離を置いて、相手の気持ちになってあげられることも必要なのではありませんかにぃ~(要らぬ御節介じゃ~)
全59件中、41~59件目を表示