マイケル・ジャクソン THIS IS ITのレビュー・感想・評価
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マイコーまさにこれ!!
大作ミュージカルのリハーサルを観るような感じで、特にファンでなくても観入ってしまう、圧倒的なものがあります。楽曲多めで、「スムーズ・クリミナル」、「スリラー」、「ビリージーン」等の色褪せない魅力も堪能できます。大勢の若者が夢をかなえるためにやって来るのが印象的です。マイコーはロボのようなスタイルで動きはキレッキレ、パワフルな若者たちもペーペーに見えてきます。
未来への種まき
マイケルさんの死をついに受け入れることができ、ブルーレイを購入し、できる限り毎日見ています。
頂点を極め、そして未来のために種まきをするマイケルさん、偉大です。
私はファンではありましたが、ただ彼の音楽と声が好きなファンでした。
亡くなったことを信じることができず、さらにマイケルさんを利用して金儲けをする人たちを憎み、この映画を観ずにいました。
「僕をちゃんと理解して」とマイケルさんからひょんなことで訴えられました(笑)
それから、誰かが手放したマイケルさんの本や色々を中古で購入し、読み漁りました。
そしてマイケルさんを理解するため、楽曲とポエム集の訳、インタビューを自分で訳しました(まだ途中)。
他の方が訳したものと全く違うメッセージを受け、驚きの連続でした。
マイケルさんから受け取ったメッセージを自分に響かせていくうちに、ついに「THIS IS IT」を観るときが来たと思いブルーレイを中古で購入し、時間の許す限り観ています。
この映画、ここには幸せだけが映されていました。
あんなに苦しい状況の中でも、音を作り上げ、ダンスを組み立て、ショートフィルムの撮影、いろいろなものを作り上げていくことを心から愉しんでいるマイケルさんが映っていました。
そしてそんなマイケルさんを心から慕い、尊敬し、愛す関係者の方々。たくさんの愛に囲まれ、本当に幸せな気持ちになります。
やりたいことをやりつくし、苦しみもなくこの世を去ったマイケルさん。心残りはあったでしょうが、この映画を観て私の心は救われました。
マイケルさんの好きな数字77だったこのレビューを、777になるように願いながら、78番目のレビューを書きました。
これから、きっと大切になってくるマイケルさんの歌とメッセージ。みんなの心に寄り添い続けるでしょう。
Heal The Worldの種が成長し、世界中にたくさんの花が咲くことを願っています。
リハーサル映像とはいえ画像はひじょうにクリアで、まるで自分がスタッ...
リハーサル映像とはいえ画像はひじょうにクリアで、まるで自分がスタッフの一員としてステージの前にいるかのような臨場感を味わえる。
生バンドに生声で歌うマイコー。もうのっけの「Wenna Be Startin' Somethin」から鳥肌全開であります。透き通るような美声も、オリジナリティ溢れる軽快なダンスも、年齢やブランクを全く感じさせない勢いがあり、もう彼はこの世にいないということを観賞中は忘れてしまった。
あらゆるスキャンダルに揉まれ、長らく音楽の世界から遠退いていたマイコーが、復活を懸けていたことがわかる情熱的な姿がそこにある。
マイコーがやっと表舞台に戻ってきた。コンサート計画はここまでできていたのかと思わせるほど完成度は高く、本当に後一歩というところで彼は逝ってしまったのだと痛感させられ、その事実が悲しみを増長させる。
真意のほどは定かでない色んなゴシップがあったけれど、音楽にかける情熱や、スタッフたちとの何気ない会話などを見ていると、本当にマイコーってええ奴やったんやなぁと実感し、手放しで彼を信じるほど熱狂的なファンではないワタシでも、つい全ての事柄を肯定したくなる気持ちになる。
マイケル・ジャクソンというスーパースターを変に美化することなく、リハーサル風景を録画したものをあまり脚色せずライブ感覚で流しているケニー・オルテガ監督は、そんな誰にも愛されるマイコーのありのままの姿を、劇場に足を運んだファンたちに一番伝えたかったのかもしれない。
"ファンでなくても楽しめる作品"とまでは言えないけれど、少しでも興味がある方は絶対観たほうがいい。ただの"リハーサル映像の繋ぎ合わせ映画"ではなく、"これがマイケル・ジャクソン"ということを教えてくれるドキュメンタリー映画だと思う。
映画は過酷なオーディションを勝ち抜いて選抜されたダンサーたちのインタビューから始まる。彼らは皆、瞳を潤ませ、声を震わせながら、マイコーのバックダンサーに選ばれた喜びを語る。マイコーに関わった者たちのリアルな声。そんなシーンの数々も、この映画の見所の一つであります。
ケニー・オルテガの愛を感じる!
狂気
「超人」マイケル・ジャクソン
2009年7月初旬、新宿駅周辺をぶらぶらしていた時のこと。その日は曇りだったけれど立っているだけでじんわりと汗ばむような気温だった。
新宿駅東南口に隣接したビルに、タワレコが入っていて、よくビルの入り口にディスプレイをおいて販促をやっている。
その日、そこを通ると、何やら人が集まっている。学生と思われる若者、会社員、お年寄り・・・まさに老若男女、30人ほど。
何があるんだと近づいてみると、数日前に亡くなったマイケル・ジャクソンのCD・DVDをタワレコが販促していて、ディスプレイでは延々マイケルのDVDが再生されていた。
みんな、マイケルのコンサート映像に見入っていた。
私が物心ついた時マイケルは既に「奇人」で、特に洋楽にも興味がなかった。
マイケルの曲はスリラーくらいしか聞いたことなかった。
それでも、みんなが「マイケル・ジャクソン」を知っている。
これは何なんだろう?マイケルってどんなアーティストだったんだ?
こんな疑問がそれ以来胸にくすぶっていた。
映画の中に出てくるMJは本当にほっそりしていて病的。でも、エネルギッシュ。
アーティストでありパフォーマーでありクリエイターであるMJの姿を目の当たりにした。
なにより、あの音楽とダンスをスクリーンで聞く・見ることに価値があると思う。
見終わった後の気分は、ライブに参加した後のそれみたいだった。
マイケル・ジャクソンというのは良くも悪くも、常識を超越した理解できない存在なんだということを理解してしまった。
マイケルの魂
平成で
特にファンと言うわけでもないのですが
特にファンと言うわけでもないのですが、やっぱり見ておいた方がいいような気がして、1月1日の料金1000円の時を狙って見に行きました。
もともと公開することを想定していた映像ではないので、ステージを創り上げて行く過程を見せるドキュメンタリーのような、ライブ映像を見せることを目的としているような、若干中途半端な印象。
リハーサルだからだと思うのですが、マイケルも必ずしも本気で歌ったり踊ったりしていないように見える場面も多数。それでも見入ってしまうので、やっぱりすごい人なんだろうなあ。
劇場で観ると音に迫力があって、そこがDVDやBlu-rayでも体験できない点だと思います。実際のコンサートの臨場感にはかなわないかもしれませんが、1000円でマイケル・ジャクソンのコンサートを、いい席で、いい音で体験できたと思えば、なかなかお得だったと思います。
音楽界のダライ・ラマ
まだこんなに歌って踊れたんだ!というのがいちばん最初の印象。晩年は奇行ばかりが報道され、すっかりやせ細っていたから、やっぱりこの人は天才なんだと改めて実感した。
なにごとにも動じず、怒らず、騒がず、淡々と理想を追求する姿は禅の境地というか、地球の環境破壊に心を痛めるなど悩みのスケールもデカくて、その様子は音楽界のダライ・ラマだった。
明るい、優しい語りでした
マイケルは永遠です!
素晴らしかったです。何もかもが。
ただただマイケル・ジャクソンという人のすごさを感じ、彼の作った音楽は永遠だと、改めて感じさせられた2時間でした。
オープニング、字幕だけですでに涙腺がゆるむ私…。
そしてマイケル登場。
踊ってるよ!マイケル!しかも、生で歌ってるよ、マイケル!!
テンションはMAXに上がり、あとはもう興奮しっぱなしでした。
音も横から迫ってくるし(やっぱりこれこそ映画館でしか味わえない迫力)、あの曲もこの曲も知ってるし!
めちゃくちゃ踊りたくてウズウズしてました。
そして盛り上がった後は、バラードでまた涙…。
ああ、あのステージを完成させることなく逝ってしまうなんて、あの場にいた誰が想像したでしょう。
マイケルはもちろんのこと、ダンサーやスタッフたちの熱気や情熱がすごいんです。
どれだけ彼らがマイケルと同じステージに立てることを喜び、誇りに思っているか。
最初のインタビューからも、ひしひしそれが伝わってきました。
だって、あのマイケルの後ろで踊れるんですよ?
世界ツアーまわりたかっただろうなあ。それで、みんなに自慢したかっただろうなあ…。
それにしても、何がすごいって、平均20代であろう若さにあふれたダンサーたちに囲まれても、やっぱり一番輝いているのはマイケルだってことでしょうか。
最初の方こそ、やっぱりちょっと踊りのキレがなくなってるかな、とか、歌もちょっとつらいのかな、とか思いましたけど、
不思議とどんどん昔のマイケルに見えてくるんですよね。
時折見せる笑顔とか、女性ダンサーと絡むダンスの時の楽しそうなことといったら!
今回映画を見てすごく思ったのは、本当に彼は純粋で優しくて(人に対してだけでなく世界に対しても)、愛に溢れた人だったんだなあ、ということでした。
何回も言っていた「Love You」という言葉。
彼とのやり取りの中で、スタッフも何回も言ってました。「Love You Michael」って。
自分の思うリズムが伝わらない時も、イヤフォンが合わない時も、いつも穏やかで控えめで、
でも常に観客の事を考えて発する言葉は情熱的で。
彼は愛に溢れていたんでしょうね…。
でもやっぱりスーパースターの座と引き換えに得たものは、孤独だったの?
マイケルの少し寂しそうな笑顔を見るたび、そんなことを考えてしまうのでした。
THIS IS MJ
ファンの視点じゃなくて
かなり前からマイケルのVHSを集めて、アルバムや
アレンジされた楽曲を買い集めたりしていた自分が
ファンの視点を抜きにして語ったとしても
非常に良い作品です。
死人を金儲けに使うなとか、コンサートで予定していた
収入を劇場で得ようとしているとか、かなり否定的で
劇場には観に行きませんでしたが、DVDで観たところ
やはり、やはり最高でした。
最高のエンターネイナーの元に
最高のスタッフが集まるとどういうことになるか
ドキュメンタリーとしても十分価値があります。
もちろんファンにはたまらない作品です。
往年の名曲から最近のヒット曲まで
手抜きなしのリハーサルの映像で楽しめます。
そこにある彼の愛が感じられる一本です。
最後が「MAN IN THE MIRROR」なのは
自分へのメッセージなんじゃないかと錯覚しました。
きっと各々が自分へのメッセージを感じ取れる
そんないい作品だと思います。
ファンで今更観ていないひとはいないと思いますが
ファンでないひとも一見の価値ありだと思います。
ちなみに劇場に見に行った方は特典目当てに
買う必要があるとおもいます。
特典ではマイケル死後の彼への思いが語られているので。
ぜひ。
魂の姿
細い身体から醸しだされる、繊細なのに凛としたたたずまい。
的確に計算されたかのように、品のあるエレガントなダンス。
誰もが認める圧倒的な、スーパースターのオーラ。
美しく愛しくセクシーで、どこまでも優しいマイケル。
だが、この映画で人々の心を打つのは、それだけじゃない。
あれだけの才能溢れる天才が、だがその突出した才能がゆえに中傷され続けてしまった悲劇。
どうしたら、あんな崇高な精神を持ち続けられるのだろう。
人を憎まず腐らず、ただ無邪気に真っすぐに愛の持つ力を、疑いもなく信じていたマイケル。
ヒットラーだって歌の持つ力で変えらると言っていたマイケル。
彼は悩み苦しみ傷つきながらも、人間の美しい部分を諦めていなかった。
マスコミや心ない人々の醜い世界に誰よりも晒されながら、
その魂は染まらず穢れず汚されず、透き通るほど純粋な心を持ち続けられたこと。
だからこそその姿は、天使のようにひときわ輝いている。
その気高い精神や信念は生涯、一貫して揺るぎない。
この真実こそが、マイケルという存在の最高の奇跡だ。
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