劇場公開日 2009年10月28日

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「【”キング・オブ・ポップ”のロンドン公演リハーサルを収めた貴重なドキュメンタリー映画。彼の方の、観客に最高の愛を届けようとする妥協なき姿がビシバシ伝わる映画。数々の凝った拘りの演出も素晴らしいです。】」マイケル・ジャクソン THIS IS IT NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”キング・オブ・ポップ”のロンドン公演リハーサルを収めた貴重なドキュメンタリー映画。彼の方の、観客に最高の愛を届けようとする妥協なき姿がビシバシ伝わる映画。数々の凝った拘りの演出も素晴らしいです。】

2024年12月31日
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鑑賞方法:VOD

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<Caution!内容に触れています。>

・冒頭、世界から集まったメインダンサーのオーディション参加人数がまずは凄い。そしてインタビューに応じた人たちが、目を輝かせながら”マイケル・ジャクソンのオーディションに参加する興奮を隠しきれないのである。
  何と、この時彼の方の年齢は50才。その後に映し出されるダンスパフォーマンスはその年齢を全く感じさせないのである。

・コンサート冒頭の演出も凄い。
 イキナリ、リタ・ヘイワース主演の「ギルダ」が映され、ナント、マイケル・ジャクソンが登場して、ギルダがショーの終わりに投げた黒革の手袋をキャッチする。すると、ハンフリー・ボガードが登場する「三つ数えろ」にマタマタマイケル・ジャクソンが登場して、追って来るボガードから逃げるのである。そして、ボガードが”どうする、三つ数えようか?”と言った後にマシンガンが炸裂し、電飾が撃たれると浮かび上がる”THIS IS IT”の文字。いやあこの演出は凄かったなあ。

・今作では特に、上記演出後に流れる「Smooth Criminal」「Thriller」「Beat It」「Billie Jean」という超特大ヒット曲のリハーサルシーンがじっくりと映されるのであるが、その凝った演出が実に見応えがあるのである。とてもリハーサルとは思えないハイクオリティな映像の数々。

・唸ったのは、マイケル・ジャクソンがリハーサル中に、曲のテンポを修正する指示を出す時や、イヤー・モニターが合わない事をスタッフに伝える時の口調や態度である。声を荒げる事無く、けれども的確に指示を出し、随所で”観客に最高の愛を届ける為だよ。”とか言葉を付け加える所である。全く偉ぶっていないのに、妥協無く理想のステージを作り上げようとする姿は、正に真なる”キング・オブ・ポップ”だと思ったのである。

<今作品はリハーサル映像でありながら、一本の面白いドキュメンタリー映画になっている。矢張り、”キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンは、物凄い人だったんだな、と今更ながら再認識する作品でもある。>

NOBU