「見るたびに180度印象が変わる映画」マイケル・ジャクソン THIS IS IT *mica*さんの映画レビュー(感想・評価)
見るたびに180度印象が変わる映画
公開後二日目と公開後一週間と二回見ました。
【一回目に見たときの感想】
「マイケルが死んだとか考えずに純粋にライブを楽しもう」と思って劇場に入ったのですが始まって10分もしないうちに「マイケルはもう死んでしまったんだ」と段々思えて来て涙があふれました。
最初のシーンにバックダンサーのオーディションがありダンサーのインタビューのシーンがあるんですがみんなマイケルが大好きでマイケルに対する想いがひしひしと伝わってきて・・・だからこそ、マイケルや彼らの実現するはずだったライブ「THIS IS IT」はもうこの世にはいないということを思い出させて涙がこぼれました。
実は私はマイケルが死ぬまで彼の曲は一曲たりとも知りませんでした。
「We are the world」や「ABC」は知っていたけれどまさかマイケルの曲とは・・・と最近知ったばかりです。
亡くなったときにテレビで流れたマイケルのPVを初めて見て興味を持ったそんなにわかファンです。
公開されるまでの間、予告編を見ては涙しPVやライブ映像を見ては心躍らせていました。
彼が亡くならなければ彼のファンにはなっていなかったでしょう。
彼が亡くならなければ、ロンドンに行われるはずだった「THIS IS IT」を見たいとも思わなかったと思います。
ですが、亡くなってファンになった今はライブ「THIS IS IT」を見たかった・・・・・そう矛盾していますが思ってしまいます。
「THIS IS IT」では「SMOOTH CRIMINAL」や「EARTH SONG」に力を入れていたようで個人的に凄く嬉しかったです。
ただ、やはり激しいダンスと歌を要する「SMOOTH CRIMINAL」では息切れ等少し苦しそうで見ていて心配になりました。
特に「EARTH SONG」はまさに今の世の中に向けてぴったりな曲だと思います。
だからこそ、新たにPVまで作って力を入れていたのでしょうね。
彼の最後の地球に向けた悲痛なメッセージを感じます。
【二回目に見たときの感想】
一回目に見たときは、「全盛期と比べて歌いながらダンスはちょっと苦しそう・・」とそれが少し気になったんですが二回目に見たときは「やっぱりマイケルは凄い!」と印象が180度変わりました。
やはり、あれだけブランクがありながらあのパフォーマンスは素晴らしいと思いました。
バックダンサーの若者はおそらく私と同年代。
ということはマイケルの子供であってもおかしくないような年頃です。
自分の子供と同じくらいの年頃のダンサーと一緒にダンスパフォーマンスをするのは相当体力がいったと思います。
その上、ダンスのあとに普通に会話しているのですがらやっぱりマイケルは凄いんだと思えました。
スリラーの撮影のカメラチェックのときにチュッパチャプスを舐めていてなんだか凄く親近感というか可愛らしい一面を見たようなそんな気になりました。
あんなにステージでは素晴らしい「KING OF POP」の名に相応しいパフォーマンスをするのにステージから降りるとお茶目でシャイ・・・そんな人間味溢れる一面を垣間見れて満足です。
三回目も見たくなってきました。