劇場公開日 2009年10月28日

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「おうち-184」マイケル・ジャクソン THIS IS IT かいりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0おうち-184

2019年9月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

興奮

幸せ

「人生とは、何回息をするのかではなく、何度息をのむほどの瞬間に出会えるかだ。」

この人は、息をするくらい当然のことのように、音楽に合わせて自然に身を委ねて踊る。
その動きひとつひとつがとても繊細で、何をしてもかっこよくて息をのむ。
ビヨンセが故マイケルに捧げた有名な言葉。

子供の頃から、洋楽大好き母の影響でマイケルのPVを見ては、二人でダンスを真似して、歌っていました。
Billie Jean, Beat it, Bad, Thriller, Heal the World, Remember the time, Smooth Criminal, Man in the Miller, The way you make me feel, Black or White...全てに夢が詰まってた。
世界は広いと、子供ながらに思った。世界にはこんな人がいるんだ、とも驚いた。
マイケルは世界を見せてくれた。
自分の家に遊園地を作っちゃうくらい(外に出れないって寂しいよね)だし、買い物の仕方が半端ないとか繰り返す整形、、、そのイメージから、ちょっと傲慢な部分もあるのかなと思いましたが、
映画のマイケルは本当に謙虚で、周りを気遣っている。
そして、ものすごいプロフェッショナルで、ここまでこだわって作り上げたエンターテイメントだったんだと、脱帽。

彼が「4年で環境破壊を止めよう」とさらっと言ったときは、なぜか涙がほろっとこぼれた。
マイケルの思いを真っ直ぐ受け止めると、彼はここまで考えてたんだ、と恥ずかしくなる自分すらいた。

何度観ても、Smooth Criminalのダンスにヤラれる。Heal the worldに泣かされる。
こんな人は二度と出てこない。
でもしょうがないと思う。それくらいの存在だった。

かいり