「脳みそがマヒする濃密71分」鉄男 THE BULLET MAN αさんの映画レビュー(感想・評価)
脳みそがマヒする濃密71分
なぜ主人公が鉄の塊になるのかという説明も一応あり、1作目『鉄男』ほどの不条理さはなく、ストーリー性が増した。アクションも満載で愛もあり、塚本作品にしてはエンターテインメント路線。それでも異色な映画には違いないが……。
好き嫌いは別として、あの爆音、爆圧がクセになるという人がいるのは理解できる。もはや脳みそがマヒしてしまう、ある種の中毒性があるように感じる。耳をふさぎ、顔をしかめるのではなく、そのままゆだねてしまえばいいのでは。71分とは思えない疲労度に、劇場を出てから深呼吸。
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