ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2のレビュー・感想・評価
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兎に角終わったっーて感じの作品。
内容は、ハリーポッターシリーズ第7弾Part2にあたるシリーズ最終回作品。主人公ハリーポッター御一行と仇敵ヴォルデモート御一行との最後の戦い。お互いに大勢の犠牲が出る今回10年に及ぶシリーズの歴史に幕が下ろされる。その物語の行方はいかに!
印象的な台詞は『look at me!you have your mother's eyes……』スネイプ先生の最期の台詞。切なくも儚いスネイプとハリーの母親との記憶は胸に迫るものがある。終始優しかったスネイプ先生が証拠を実証してくれより一層好感が持てた。やはり最期はハリーの母親リリーに見送られたかったのかもと感じました。血の繋がりは無くてもアンタハリーの父親だよ!スネイプ先生と思えて熱くなります。
印象的な場面は、スターウォーズかと思われる様な総力戦です。派手な魔法バトルは最後に打ち上げられる様で見ものです。10年間の仕上げにこれでもかと言う戦闘でした。
印象的な状況は、最後のハリーポッターの奇跡の復活です。死の秘宝☠️を開けた後でヴォルデモートとの対決の後に生死の境についた時、奇跡の呪い解除🔓と復活劇には??が沢山つきました。そこは児童書ハッピーエンドにしなければ盛り上がらないですからね。
これでハリーポッターシリーズが終わりましたが難しい尺の中で一応スッキリとする終わりだと感じました。強い女性が描かれる本作品。男の人は頼りなく情け無くいいなぁ。かなり偏った英国文化を眺める事もでき楽しかったです。
夜の校舎 窓ガラスごと壊してまわった〜♪ ハリー・ポッターと支配からの卒業!
魔法ファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズの第8作にして、最終章2部作の後編。
ハリー・ポッターとヴォルデモート、最後の戦いが今始まる…。
○キャスト
ハリー・ポッター…ダニエル・ラドクリフ。
ロン・ウィーズリー…ルパート・グリント。
ハーマイオニー・グレンジャー…エマ・ワトソン。
ベラトリックス・レストレンジ…ヘレナ・ボナム=カーター。
ヴォルデモート…レイフ・ファインズ。
セブルス・スネイプ…アラン・リックマン。
ミネルバ・マクゴナガル…マギー・スミス。
シビル・トレローニー…エマ・トンプソン。
シリウス・ブラック…ゲイリー・オールドマン。
ビル・ウィーズリー…ドーナル・グリーソン。
原作はJ・K・ローリング。
約10年に渡り紡がれてきた一大ファンタジー・シリーズもついに本作で完結!!
戦場はホグワーツ。かつての学舎を窓ガラスごと壊してまわる永遠の反抗期トム・リドルくんがスクリーン中を所狭しと暴れ回る。
冗長で見どころのなかった前編が嘘のように、とにかくドンパチが続くので退屈する暇がない!
ハリーとヴォルデモートの最終決戦にはハラハラさせられるが、最も心が動かされるのはやはりセブルス・スネイプの最期。
憎き敵だと思われていた彼の正体には、誰もが驚かされたはず。
スネイプの走馬灯的回想シーンが非常に幻想的かつ感動的に描かれており、原作既読ゆえ内容を知っていた自分でもついつい落涙してしまった😢
報われなかった恋心を抱いたまま、その女性の息子のために命をかける。スネイプはん、あんたホンマもんの漢や!!
…まぁ命を守っていたにしてはハリーに危険が及びすぎだろ、とか思うんだけども。そんなガバガバ警護もスネイプの魅力のうちである。
もう一点感動させられたのはネビルの成長。
第1作から気弱な性格を弄られ続けていた彼が、まさかグリフィンドールの剣を扱うまでに成長するとは…!
最も危険な囮役を引き受けたり、ヴォルデモートに啖呵を切ったり、最後の分霊箱を破壊したりと、MVP級の活躍を見せたネビル。しかも最後はルーナと良い感じになっちゃってるし。
実はこのシリーズはネビルの為にあったのではないか?そう思わせてしまうほど、魅力的なキャラクターへと成長したネビルに拍手👏
にしても、作中の活躍といい役者の魅力といい、どう考えてもジニーよりもルーナの方がヒロインには相応しいよなぁ。本当、なんでローリング女史はハリーの相手にジニーを選んだんだろう?コレガワカラナイ。
スネイプやネビルなど、非常に愛を持って扱われるキャラがいる一方で、恐ろしくぞんざいな扱いでその役目を終えたキャラも多い。
マルフォイやクラッブ&ゴイルなど、スリザリン組の扱いの悪さも気になるが(クラッブは役者の不祥事による降板騒動があったため致し方ないところがあるんだけど…)、特にひどいのはルーピン先生とフレッド。
ちょっと待ってくれよ!この2人いつのまに死んだんだよっ!?
前回、マッド-アイ・ムーディも物凄く雑に退場させられていたけど、ムーディとこの2人はキャラクターの重みが全然違うじゃん!
特にフレッドは1作目からの付き合いだし、『不死鳥の騎士団』では最高の花火を打ち上げてくれたしでとっても思い入れのあるキャラクターだった。
それをあんなスン…と退場させるなんてどうかしてるぜっ💢
今回、原作者のローリング女史が製作に携わっているはずなのに、これほどまでに愛のない描かれ方をしているのは一体なぜ?実はローリングさん、ルーピンとフレッドに思い入れがない?
キャラの扱いといえば、今回登場したダンブルドアの弟とかいう爺さん、アバーフォース。
この爺さんが裏でハリーを助けてくれてたんだって。ふーん。
…いやいや💦そんな都合の良いキャラクターをいきなり登場させるなよ、と。ご都合主義にもほどがあるぞ、と。もう少し助走をつけてから登場させてくれないと、全然気持ちが乗ってかないっすわ。
それとハリーの持ってるあの鏡。あれ何!?
前作から度々ハリーが覗いていたんだけど、あれが何かさっぱりわからなかった。今回説明があるのかと思っていたけど、特に何もなく、あの鏡に映っていたのがアバーフォースだと判明した。
…いやそれがどうしたのよ。唐突に新アイテムが出てくるのも意味不明だし、そのアイテムの結果も意味不明。
結局あの鏡がなんだったのかさっぱりわからない。そんなもんカットしろっつーの。
よくわからんといえば、「死の秘宝」というアイテムについてもよくわからん。
3つの死の秘宝が揃えばヴォルデモートを倒せる!…ということだったと思うのだけど、なんかその辺が結構有耶無耶になってしまっていたような…。
特に透明マントに関しては、最終決戦で一回も使っていなかったような気がするのだが、それは良いんですかね?
死の秘宝絡みでもう一つ言わせて貰えば、蘇りの石を登場させるタイミング間違えてないっすか?
死を覚悟したハリーがヴォルデモートの待ち構える森へと足を踏み入れるタイミングでこのアイテムがスクリーンに映し出されるわけだが、ここでこの石が登場してしまうと、「あっ、どうせこの石のおかげでハリーは生き返るんでしょ?」と観客は気づいてしまう。
それならこの石の存在をあえて隠しておいて、
🐍「ハリー!?殺されたんじゃ!?」
🤓「残念だったなぁ。トリックだよ。」石キラー✨
みたいな展開にした方がどう考えても良いと思う。
最終作ということで、今回で全ての風呂敷を畳み終えなくてはならない。
その大変さはよくわかる。…わかるのだが、なんだか色々と詰め込もうとし過ぎて一つ一つの描写が薄くなり、結果ぼんやりとした印象のまま終わってしまった。
最終決戦も『ロード・オブ・ザ・リング』の戦争描写と比べるとやっぱりショボいし、ヴォルデモートも話が進むにつれてどんどん小物に。
鑑賞後の記憶に残っているのは、スネイプの漢気とネビルの勇気、ハリーの胸毛とロンの身体のだらしなさ、そしてハーマイオニーの谷間💕だけだった。
長大な物語を終わらせるのってやっぱり難しいんだなぁ、ということを学ぶことが出来る一作であります。
何はともあれ、お疲れさまハリー・ロン・ハーマイオニー。卒業おめでとう!㊗️
※私的ハリポランキング
①秘密の部屋🐍
②炎のゴブレット🔥
③アズカバンの囚人🐺
④賢者の石💎
ーーー超えられない壁ーーー
⑤死の秘宝2🚂
⑥不死鳥の騎士団🎇
⑦謎のプリンス📖
ーーー超えられない壁ーーー
⑧死の秘宝1🏕
うーん。やっぱり右肩下がり。
犠牲者出過ぎ。
スネイプが。。
大切な命をあまりに沢山犠牲にした。
特にスネイプ。そんなにリリーのことを。
子供の見ている前で遺体になってから抱きしめるほど未練があるなら、生きているうちに愛を伝えないと。
リリーと親しく過ごせた年月よりも、ハリーを守っていた年月の方が長いんじゃないかな?
ハリーが憂の篩を見なければ、人知れず闘い、ハリーがヴォルデモートを倒す立役者となり、犠牲になっていた。しかもナギニにも襲われた。
最期まで黙っているそのつもりだったのだろうけど、最期に出たのはLook at me.切なすぎる。
分霊箱
④ハッフルパフの優勝カップ
グリンゴッツ金庫内にベラトリックスに化けた一行は服従の呪いまで使ってベラトリックス金庫に押し入る。帰りはドラゴン。社屋を破壊しまくり。あとからハーマイオニーがバジリスクの牙で破壊。
結構ハリー達極悪では?
⑤髪飾り
レイブンクローのルーナのお陰で、幽霊から聞き出し、必要の部屋から見つかった。ハーマイオニーとロンが取ってきたバジリスクの牙でハリーが破壊。
⑥ハリー自身
リリーの守りが効いている血を分けたヴォルデモートが生きている限りハリーは生きられるので、自らヴォルデモートの前に姿を現して、わざと死の呪文をかけられ一度死ぬ。
死ぬ覚悟ができてからスニッチボールにキスすると、死の秘宝2つ目の蘇りの石が出てきた!
蘇りの石でこれまで亡くした身内と話して、死ぬ勇気を得るが、ここで普通身内は生きなさいと言うでしょう?心変わりしたらどうするつもりだったんだ?
実際、生死の境に一度到着。そのまま死ぬ手もあったようだ。
そこには、ハリーの中に図らずも入り込んだヴォルデモートの魂が瀕死になって転がっていて、それはなんとも不気味な血まみれ赤ちゃんの姿だった。キングズクロス駅の天国バージョンのよつなその場所でダンブルドアと話し、生きる事を選択。
⑦ナギニ
ヴォルデモートの分身箱でもあるペットのナギニ。ハリーがやり残したため、ハーマイオニーとロンはバジリスクの牙でナギニを殺すため勇敢に闘うが、最後はネビルがグリフィンドールの剣で首を切ってくれて破壊。
ハリーが死んだとマルフォイ母に確認させる迂闊なヴォルデモートは、遺体を運ぶのもハグリッドにやらせて、ホグワーツ校舎へ戻ってきた。何故?
校舎前で目を覚ましたハリーが飛び出し、再び闘い開始。いや昨夜犠牲者がバンバン出ているのに、闘い再開はないだろう。ここで命を落とす者も出るはず。
ハリーはヴォルデモートに終わらせようと話し掴み合ったままヴォルデモートと空をシューシュー飛び回る。
ハリーからリリーの守りが抜けたのか、もう、触ってもヴォルデモートは痛そうにしない。
ただし、ヴォルデモートがスネイプを殺し、自分が所有者と思い込んでいるニワトコの杖が、実はスネイプを殺す前にマルフォイが所有者に変わり、さらに、ハリーに所有者が移っていたという事らしい。そしてそれに、ハリーだけが気付いていたと言うことらしい。
ヴォルデモートが放った死の呪文は、杖がハリーのために動くので、ヴォルデモートに跳ね返った。
既に分霊箱もない状態にできていたので、やっと、ヴォルデモート本体も死亡。
これって、殺したい相手には、わざと自分の杖を取り上げる流れにし、その杖で攻撃的な呪文を自分に言わせれば相手に跳ね返り殺せると言っている?
杖に所有者判別ができることなど知ってる人が大勢いるでしょう?これまで思いついた人もいそうだが。。
だいたい、ハリーの思考を見て分霊箱が壊されていくのわかっているのだから、ハリーとの闘いの前に、殺人が怖くもなんともないヴォルデモートならもうひとつくらい分霊箱を増やしておかないかね?
ヴォルデモートは力の誇示とマグルの血撃退にのみこだわり、頭がアホだったのかな。
そのアホのために何十年も無数の人が犠牲になり人生狂わされたのかな?
と、色々腑に落ちないところが多かった今作。
ただし、分霊箱の中でいくつか、バジリスクの牙で破壊した物については、
ヴォルデモートが崇拝し後継者になりたがっていた、サラザールスリザリンのペットのバジリスクの毒牙で壊されるという皮肉である。
恐怖で周りを操って死神のようなヴォルデモートだったが、死の秘宝のひとつ、ニワトコの杖は入手しても言うことをきかない。
死の秘宝残りの2つ、蘇りの石はどういうわけかダンブルドアが持っていた物が遺品としてハリーの手に。ハリーはそれを草むらに捨てる。遺品よ?不思議。
透明マントはどういうわけかもともとハリーの家に代々伝わる。
つまり、ヴォルデモートが一生で手に入れられた物って実は、恐怖故に忠実なしもべと殺害経験のみ。
親や兄弟がいないのは仕方ないにせよ、恩師も、友達も、信頼も、マグルの血撲滅も、死の秘宝も、何もかもが手に入らず、肉体を失い魂だけになっても、肉体を取り戻してもなお、魂は全てハリー達に壊され、ついには肉体も失った。
トムリドルでいようとヴォルデモートでいようと、ダンブルドアの言う通り、人生はどう生きるかを自分で決める選択によるのだなと思わされる。
さようならヴォルデモート。
屍が浮かばれることなく、2度と蘇らないでください。
ロンの母、モリーがベラトリックスを退治し、ハリーがシリウスとドビーを殺され、ネビルが両親を殺され、ロンの家がフレッドを殺された仇を取ってくれたのが1番の見どころだった。
今作では誰もおくびにも出さないが、聞くところによると、ヴォルデモートとベラトリックスには娘が産まれていたらしい。
え?!血、続いてるやん。
娘よりハリーへやマグルの血への憎しみが勝っていたんだな、ヴォルデモートもベラトリックスも。
7作通して伝えられてきた事が、もしあっても、なくても、それは尋常でない恐怖。。
そこに愛はあるんか?!
皆で力を合わせて
圧巻のグランドフィナーレ。
花火大会のフィナーレで、全ての持ち玉を次々と連打してくれる、そんな爽快感。
ありがとうと言いたい。
あの人も、この人も、総出演、総活躍。あの場面もこの場面も…。
細かく言えば、いくらでも文句は出るものの、この時間内に収めた映画としては、ほとんど全てを網羅して駆け抜けてくれた本作。
グランドフィナーレに相応しい一品。
☆彡 ☆彡 ☆彡
シリーズが完結してしまった。
子どもたちの成長譚であると同時に、世界がファシズムに呑みこまれていく様、そしてそれに対するレジスタンスを描き切った大作。
差別を根底に、善とは何か、愛とは何かとか様々な哲学的要素をちりばめながらも、映画では深く掘り下げられていなかったけど、人生での大切なメッセージを、主人公たちの成長に合わせた悩み行動する様や大人たちのふるまいを見せてくれたシリーズ。
特に今作では、スネイプ先生の”愛”と”正義”に胸が締め付けられる。
あんな数ショットではなくて、最初から編集し直してかつ新しい場面を入れて、スネイプ先生だけで一本作成してほしいくらい。
でも、名優リックマン氏の死去に伴いそれも叶わぬ夢。合掌。
☆彡
『死の秘宝』だけ原作未読。
え?魔法省の金庫に保管されていたあの予言「どちらかが死に、どちらかが生き残る…」はどうなったの?という設定に唖然としつつも、物語はさらに緊迫感を帯びる。
何度も繰り返し観たい珠玉のシーンが満載。
第1作のような魔法のきらびやかさやゴブリンの世界の造り込みに眼を奪われる。
司令官として毅然とふるまうマクゴガナル先生のおちゃめな部分。それを受けるモリーママの表情。
マクゴガナル先生とスネイプ先生の戦いの場面も、同僚との戦いに戸惑いを感じながらも生徒たちを守るためにスネイプ先生に戦いを挑むマクゴガナル先生の表情、後でそうかとわかるけど、本当は戦いたくないけど戦うふりをしながらマクゴガナル先生を守るためにさっさと逃げるスネイプ先生の躊躇とか、が一瞬に演じられる。
他にも、お母さんパワー満載の迫力とか。
今までの登場人物の集大成。
ほんの断片なんだけれど、今までの彼らのキャラクター+成長ぶりが見事に描かれる。
マルフォイのお父さんのうらぶれた姿にも今までのいろいろな想いがはちきれて喝采を浴びせたくなる。
そして、すごいなと思うのが、敵方に組んだ生徒も、生徒として守る姿勢。襟を正される。
ファシズムの拡がり。
レジスタンスの攻防。
世界は暴力に呑みこまれ、ファンタジー?子ども向け?と懸念したくなるようなバイオレンスな場面が次から次に展開されつつも、
大人が子供を守ろうとし、勧善懲悪が貫かれ、究極の愛をはじめとする様々な愛の形が描かれる。
壮大なファンタジーの幕引き。
エンディングの音楽はファンのツボをさすがわかっていらっしゃる。
お見事です。
第8作。長かったシリーズもようやく完結。 盛り上がりに盛り上がった...
長きに渡る伏線の回収に感動
分霊箱は、
遂に完結
【ハリポタシリーズ8/8作目!気持ちよいほどにアクション・ドラマ・ファンタジーが織り交ざった超大作】
・2011年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・映画[ハリー・ポッター]シリーズ第8弾(全8作)です。
・遂に、シリーズ1作目から登場してきた最悪の魔法使いヴォルデモートとその一味と魔法界(ホグワーツ)の最終決戦。ハリー達は不死身のヴォルデモートを消滅させるために必要な7つの分霊箱を見つけ出し破壊することができるのか? という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・シリーズラストに相応しい超大作感
・時おり大人っぽさを魅せる子供→時おり子供っぽさを魅せる大人に成長したハリー
・スネイプ先生の真相に涙涙
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・これまでに登場した話・人・アイテム・魔法を総動員した超大作!
∟もはやホグワーツ魔法学校とかどうでもよい。どこへいったのかその存在。とすら感じました。笑 もはや学校の中の小さな話ではなく、魔法界の全てをかけた最終決戦。今までの作品とは比ならない程に見応えのある物語です。
・張り巡らされた伏線がどんどん回収されている気持ちよさ!
∟知床の杖の持ち主が誰なのか、スネイプ先生がなぜダンブルドア先生を殺めたのか、第1作(賢者の石)でハリーがつかめたスニッチをなぜダンブルドアが死後ハリーに託したのか、なぜハリーが蛇語を話せるのか、過去作品に出てきた鹿は一体…もうキリがないくらい、これまで不思議だったことが明かされていきます。気持ちよさとショッキングさが入り混じったこの感情が映画を最大限愉しませてくれます。
・スネイプ先生ぃ~。。。
∟この物語はスネイプ先生の物語と思っても良いくらい、ラストで一気に跳ねてきましたね。まるで私が好きな漫画[NARUTO]のイタチそのもの。シリーズ全作を跨ぐ、凄すぎるこの伏線に涙せずにはいられませんでした。
[映像×演出]
・いよいよ全面的な魔法決戦!ファンタジーアクション映画です!
∟これまでは、魔法使いの話なのにえらいこじんまりした感じだなぁと思っていましたが、ラストでここまでギャップを見せられると、このラストのためにずーっと助走していたんだなぁと思わざるを得ません。これまで感じたフラストレーションを一気に解消するかの如く、惜しみなく戦いのシーンに没頭できます。まさにドンパチ映画。ホグワーツの先生や生徒が一致団結して魔法結界を張ったり、攻め込んでくるヴォルデモート軍と魔法で応戦したり…見応え抜群です!
[音楽]
・第1作でジョン・ウィリアムズさんが担当した音楽。その骨格を一切壊すことなく、作品ごとにバージョンアップしながら作られてきたBGM。本作も最終作品にふさわしいBGMでしっかり見応えをアップさせてくれていました。音楽だけでハリー・ポッターの世界に没入できるほどに確立されたBGMは凄いなぁと思います。
[演技・配役]
・メインキャラクター以外にはっきりと共感できて感動しました!
∟ロンの母強し、マクゴナガル先生もまたかなり強し、そしておちゃめなところも素敵。ネビルはカッコいい!その他大勢のメインキャラクター以外の彼らは、もちろん、限られた映画時間の中ではもちろん沢山の時間をかけて紹介されることはありませんでした。それでもこれまでのシリーズでじっくりと時間をかけて登場してきたからこそ、見事にサクッと共感(ちょっとしたアクションでカッコよさやお茶目さなどの個性を感じること)ができて感動しました。シリーズモノの良さが最大限に生かされている気がします。
・ロンとハーマイオニーのキスシーン、おめでとう!
・マルフォイの行く末に感服。
∟マルフォイに関しては、第1作目から「いずれ宿敵になるだろう」「そして、宿敵だけど最後は超重要な味方になるだろう」という予測を立てていましたが、完全には当たりませんでしたね笑 重要な役割であることは間違いないのですが、ちょっと変化球的。さすが、全然物語を先読みさせない緻密な構成に感服です。
・大人なハリーが魅せる子供っぽさが素敵
∟既に大人の貫禄とカッコよさしか感じないハリーが、物語の終盤で精神的支柱人柱のハグリットに抱き着くシーンは、彼が子供に戻ったような気がしてとても可愛らしく見えました。シリーズ序盤では、子供なハリーが魅せる大人っぽさが良かったのに、今となってはその逆。大人なハリーが魅せる子供っぽさが良いと思えている。シリーズを通して見事に一魔法使いの成長を見事に描かれていると思いました。
・ヴォルデモートの追い詰められ感を想像して。
∟あらゆる事柄に用意周到な男ヴォルデモート。彼が、ハリーの死を自分で確認しなかったことに違和感を覚えました。しかし、それは「それくらいハリーに追い詰められており焦っていたから」が意図的に表現されているなら凄いなぁと思いました。
[全体]
・ようやく、ハリー・ポッターシリーズ全8作をすべて観終わりました。約2週間です。実は、かなり頭の中は混乱しています。笑 こうやって感想を書き起こすことで、各作品の内容を少しずつ思い出しているのですが、それでも混乱しますね💦
・個人的なざっくり全体像では、1-2作では「ホグワーツ魔法学校の世界」、3-5作では「ホグワーツの外側の魔法世界」、6-8作で「魔法世界における悪ヴォルデモートとの戦い」、と大きく3段階に魅せてくれているように感じました。
・これだけのシリーズ超大作ですが、映画では描き切れない原作話なども盛り沢山のようです。だからこそ、何度も観たくなるし、小説も読みたくなるし、アミューズメント施設や企画展にも行きたくなる。既に物語が完結した今でも「ハリーポッターと魔法の歴史展@東京ステーションギャラリー」や「としまえん跡地にハリポタ体験型施設」など人気は根強いです。本当によくできたメディアミックス作品ですね。この先、子供たちと一緒になってもう一度楽しめると思うと、それもまたワクワクします。
・本作でも私が個人的に響いたダンブルドア校長の台詞を。ハリーが死んだはずのダンブルドア先生と対面した時に「先生、これは僕の頭の中だけで起こっていることですか?」と尋ねたら…
「もちろん君の頭で起こっていることじゃ。でも現実でないとは限らない。」
少し潜在意識の法則を思い起こさせてくれる奥深い台詞に感じました。
・さて、本作の感想としましては「気持ちよくシリーズラストを締めくくるアクションありドラマありファンタジーありの超大作」です。このラストのためだけに全てを鑑賞するのは骨の折れる作業ですが笑 そもそもハリー・ポッターを何作か楽しんで観た方なら、絶対にこのラストまで観た方がより楽しめると思います!ありがとうございました。
#映画 #ハリー・ポッターと死の秘宝PART2 #HARRY-POTTER-AND-THE-DEATHLY-HALLOWS:PART-II
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#全体3.8 #物語3.8 #演出3.7 #演技3.7 #配役3.37 #映像3.8 #音楽3.8
はじめてのはりぽた
世界じゅうで何億もの人々に愛されているシリーズ。
ぜんぜんきょうみなくて、生まれて(50年経って)はじめて見た笑。
Yesterday(2019)のラスト。
“ジャック”が迷い込んだ世界にはビートルズがない、だけじゃなくハリーポッターもなかった。
このレビューはハリーポッターがないパラレルワールドの住人のレビューといって差し支えない。
じぶんは、ハリーポッターについてまったく知らない。cleavageを強調したリンジーローハンがでてくるSNLしか見たことがない。
ほんとにまったく知らないゆえ、周知の事象を「発見」のように語ること、誤解や曲解、見当違いや意図しない冒涜がある──にちがいない、ことをあらかじめおことわりしておきます。
いちばん最近の映画を、と思って選んだ。U-NEXTで199円だった。が、選んでから「後編」であることに気づいた。映画は途中からはじまった。ハリーポッターを知らないわたしにとってレビューがさらに困難になった。が、そのまま「さら」で見た。
魔法学校の話であろう。ハリーポッターらは学校の不正(かなにか)に反旗をひるがえし生徒達の希望の星となっている様子。
魔法使いの杖といえばスタッフを想像していたが、映画はいわゆるワンドを杖と呼んでいて、杖自体に意思があることが伏線される。懐かしいジョンハートがそう言った。ん、マギースミスがいるぞ。アランリックマンもデヴィッドシューリスもいるぞ。鼻もげはレイフファインズぽいな。イギリス人ばかりだな。てことはハリーポッターはイギリスの作品にちがいない。
魔法はワンドの振りかざしと宣言によって発生。その愚直なかんじがよかった。麻痺せよ。服従せよ。こなごな。光を。最上級はアブラカタブラに似ているけれど微妙にちがう殲滅呪文。続き物らしい固有名詞と回想がつぎつぎに出てくるが、どんどん佳境は迫ってくる。ハリーとその仲間たちは絶体絶命だった。が、最後は杖が使い手を拒む。善良で無敵の杖だった。
その大事な杖を折って捨てたのは、巨悪をたおしたのは、友情や愛情や信頼であって、魔法の力じゃないというメッセージだったにちがいない。“僕ら”は魔法の力に頼ることなく人間らしく生きていくんだとステートメントした──わけ。さすが5億冊超。しっかりしたジュブナイルの体裁があった。
ラストシークエンスはみんなが成長した19年後。結婚し子供ができて、魔法学校に我が子を見送るハリーたち。親から子へ伝承されていくこと。
世の中は多様性が言われているし、バツで子供もいないわたしが言うのもなんだが、にんげんの幸福は、基本的に、結婚し子供をつくってしあわせに暮らすことだと思う。否定するならわたし/あなたはこの世に生まれていない。そういう普遍的な徳育がこの物語にはあると思った。
ハリポタの最後
やっと見終わった、、
2回目で話を理解した
スネイプの昔話が何度見ても心打たれる。ずっとリリーを好きでいたことや、ずっとハリーを助けていて情もあることや。
改めて観たが、ほぼほぼ話覚えてなかった😅
ダンブルドア生きてるやんって思った記憶があったけどそれは弟のアバーフォースやったらしい。どおりで話ちんぷんかんぷんやったわけだ。
全130件中、21~40件目を表示








