「愛という名の魔法」ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
愛という名の魔法
ハリー・ポッター・シリーズ第8作。
"金曜ロードSHOW!" で鑑賞。
原作は未読。
恥ずかしながら初鑑賞だ。しかもパート1は未見である。何度かテレビ放映されているのだが、毎回何故かタイミングが悪く、先週放送されたパート1をまた観逃してしまった。
今回はパート2だけはなんとしてでも観ようと決めていた。本当はパート1を観ていないのに観るのは嫌だったけれど、結末を知りたいと云う好奇心には勝てなかったのである。
とにかく面白かった。伏線が回収される胸アツなクライマックス。見慣れた風景が破壊され、お馴染みのキャラが死ぬ。最終章に相応しい展開の連続で最初から最後まで大興奮だ。
意外な真実が次々に明かされていき、スネイプ先生が抱いていた本当の想いを知った時には思わず涙がこぼれた。
ラブ要素もいい感じにキュンである。みんな大きくなったんだなとしみじみ。そして、親戚になっちゃうだなんて…
[追記(2025/01/31)]
念願叶って、先週の放送でパート1を初めて鑑賞出来、万全の体制でパート2を再見することになった。感無量である。
シリーズを通してのテーマは「愛」だったのかとようやく理解した。ハリーは両親や友人、たくさんの仲間たちの愛に支えられ、そして守られ、ヴォルデモートと対峙していた。
一方ヴォルデモートは、魔法を使えることで忌み嫌われ孤児院で暮らし、誰からの愛も受けられずに育ってしまった。恐怖と暴力しか、人との結びつきを得る方法を知らなかった。
この違いが両者の勝敗を分けた。スネイプ先生もリリーへの純愛を貫き、ハリーを陰から守ることで彼女へ愛を捧げ続けていた。このシリーズは愛と云う名の魔法に彩られている。
[以降の鑑賞記録]
2025/01/31:金曜ロードショー
※修正(2025/01/31)
すみません未視聴の方に、と思いましたがこの部分はわかって見た方が更にグッとくるところなので書かせていただきました。
是非お見逃しないようとの老婆心(二つの意味でまさに)です。
ハリーポッターの死の秘宝はかなり良いですよね。パート1はもうちょっと暗い作りでロンが拗ねるシーンでヤキモキしますが、私のお気に入りは冒頭。原作ではたった数行の部分なのに泣かせてくれます。ハーマイオニーがヴォルデモードと闘う決心をしてハリーと行動を共にするためにマグルの両親に害が及ばぬよう完全に縁を切るのですが、今までの思い出を全て消して行くんです。写真を一枚ずつ。冒頭に泣かされてしまいます。