ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2のレビュー・感想・評価
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Ten Year Adventure Comes to a Close
The epic final battle between the Death Eaters and school Dumbledore unfolds on the Hogwarts grounds. All the characters flash through a film that is much about as exciting action as it is about satisfying closure. There is a cool fire-breathing dragon under the Gringotts bank. If you have seen all the films you are now a total nerd. Eight films and not one was bad—an impressive feat. The End.
団結すれば余裕じゃんね?
長期にわたるシリーズが終わってしまいましたな
私は過酷なマラソンにより1日半で見たわけですが全体的に話は筋が通っててよかったと思います。
前半の1話完結型とくらべて、後半の作品は続編ありきの形なのでどうしても見ていて疲れるんですが完結して良かったなと思います。
part1でグダグダしてくれたおかげでpart2はテンポよく進んで見やすかったです
戦争で死に過ぎ。ガンダムの最終回くらい主要キャラ死に過ぎ。
死ぬキャラ、くじで決めてる?ってくらい適当に死ぬじゃん
で、死の秘宝ってなんの意味があったん?
必要だったかなぁ
とりあえず映画では必要性が分かんなかったです
分霊箱破壊→ヴォルデモート決戦!
の流れでよかったじゃんね?
死の秘宝いる?
透明マントにいたっては秘宝の話になってから出てこなかったけど大丈夫そ?
ホグワーツ襲撃に参加しているのが、死喰い人の全戦力だとしたら人数的に世界中の魔法使いが団結すれば余裕じゃね?
戦いは数だよ兄貴って誰かも言ってたし、物量の前では無力だろ?
決戦に持ち込んだ段階でハリー側の勝ちだろコレ
炎のゴブレットで出てきた他校が援軍に来てくれたら熱かったんだが無理かな?
ホグワーツ単独戦力でどうにかできてるから他校が来たら余裕過ぎワロタになるから無理か?
ヴォルデモート単体の戦力 >>>>>>(超えられない壁) 世界中の魔法使い
なのだとすれば仕方ないけど、死の呪文で一撃なところを見るとわりと攻撃とおるんじゃない?
呪文は杖からしか出ないんでしょ?
ハリーで杖抑えて、4,5人で囲んでボコればよくない?
魔法は尻から出ないタイプの魔法使いなんでしょ?余裕っしょ?
なんならマグルと協力して戦おうぜ
もう人間界にも被害出てんだろ?
今更、魔法の秘匿もくそもなかろう
魔法界と人間界のトップって一応繋がってはいるんでしょ?
銃とかバンバン撃とうぜ!肉体ダメージで死ぬんだからやれるって!
結局、暴力がすべてを解決するんだから!
①杖折れすぎ問題
伝説の杖ですら折れるんだな
しかも手で!膝とか使わず腕力のみで折れる!
おそらく鉛筆くらいの強度なんだろうな
物語中でも結構折れるけど魔法界は何にも対策とかしないのかしら?
あんなにポキポキ折れてなんで誰も技術革新しないの?
伝統を重んじてるから?
②ハリー毛深すぎ問題
別にいいんだが毛だらけ過ぎて面白い
子どものころから知ってると余計におもしろい
ほんとに立派な男になったな!
話が大きくなると細かなところが気になり始めるのは私の悪い癖だけど
全体的に考えるとちゃんと完結して良かったと思うし、19時間ぶっ続けで見たけど飽きることなく見れたので、やはりこの作品は素晴らしいんだと思う!
クソ作品なら1時間でもきついんだから19時間も見れたこのシリーズは間違いなく名作!
ほんと面白かった!
ありがとう!JKに感謝!!
【81.2】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 映画レビュー
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、大衆娯楽作品として、そしてシリーズを締めくくる最終章として、極めて高い完成度を誇る。原作の膨大な物語を2部作に分割するという英断が功を奏し、本作は最終決戦に焦点を絞ることで、物語のテンポを最大限に高めた。前半の『PART1』がロードムービー的な側面を持ち、登場人物の内面と葛藤を深く描いたのに対し、本作は冒頭からクライマックスへ向かう勢いとスピード感を維持。ホグワーツでの最終決戦は、シリーズを通じて築き上げてきた世界観とキャラクターの集大成であり、ファンが期待するスペクタクルと感動を余すところなく提供。単なるアクション映画に留まらず、愛、友情、犠牲といったシリーズの根底にあるテーマを重厚に描き出し、シリーズ全体の感動を呼び起こす。特に、セブルス・スネイプの過去が明かされるシーンは、物語全体の構成を逆転させ、シリーズの真の主人公は誰だったのかという問いを観客に投げかける。これは単なる結末ではなく、物語全体を再構築する巧みな仕掛けであり、作品の完成度を決定づける重要な要素。視覚効果、美術、音楽が一体となって生み出す圧倒的な世界観は、観客を魔法の世界に引き込み、10年にわたる壮大な物語の終焉を力強く、そして感動的に締めくくった。
監督・演出・編集
監督デヴィッド・イェーツは、シリーズの後半4作品すべてを手がけ、その手腕が最終章で最高の形で結実。彼は『不死鳥の騎士団』以降、シリーズ全体に一貫したトーンと視覚的スタイルを確立し、物語のダークでシリアスな側面を深く掘り下げた。特に本作では、戦争映画のような重厚な演出と、登場人物の感情を細やかに捉える繊細な演出が見事に両立。ホグワーツの戦いでは、城が破壊され、登場人物が次々と命を落とす様を壮絶な映像で描き出す一方で、ハリーとヴォルデモートの最後の対峙は、内面的な葛藤を重視した静謐な演出。編集はマーク・デイと、『秘密の部屋』以来の参加となるピーター・ホネスが担当。彼らの手腕は、アクションとドラマをシームレスにつなぎ、物語の勢いを損なうことなく、感情的なクライマックスを築き上げた。特に、スネイプの記憶を巡るシーンでは、過去の映像と現在のハリーの感情を巧みに交錯させ、物語の核心を視覚的に表現する編集技術の高さが際立つ。
キャスティング・役者の演技
シリーズ開始から10年以上にわたり、ハリー・ポッターの世界を演じ続けてきたキャスト陣の集大成。彼らの成長と演技力の深化が、本作の感動を一層深いものにした。
* ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)
シリーズを通してハリー・ポッターという人物の成長を体現してきたラドクリフの演技は、本作で一つの頂点に達した。幼い魔法使いから、自己の運命を受け入れ、世界を救うために犠牲を厭わない英雄へと成長したハリーの姿を、説得力をもって演じ切る。ヴォルデモートとの最終決戦に臨む際の覚悟、そしてスネイプの記憶を通じて知る真実に打ちひしがれながらも、それでも前へ進む強さ。彼の一挙手一投足から、シリーズを通して背負ってきた重圧と、それを乗り越えた者だけが持つ静かなる強さが滲み出る。特にキングス・クロス駅でのダンブルドアとの対話シーンでは、複雑な感情を抑制しながらも、内面の葛藤を表現する卓越した演技力を見せた。
* ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)
シリーズのコメディリリーフ的な存在から、ハリーの揺るぎない親友へと成長したロン。グリントは、本作でその集大成を披露。時に見せる臆病さ、しかし友情のためには命を賭す覚悟、そしてハーマイオニーへの深い愛情を、ユーモアと真摯さの両面から表現。ハーマイオニーとのキスシーンは、長年にわたるファンの期待に応える最高の瞬間であり、彼の演技がその感動を確固たるものにした。
* エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)
聡明で勇敢なハーマイオニーの姿を、ワトソンは10年以上にわたるキャリアの中で見事に完成させた。本作では、ハリーの旅を支える知恵と勇気、そしてロンへの想いを、より成熟した女性として表現。ホグワーツの戦いでは、強い魔女としての戦闘能力を遺憾なく発揮する一方で、友人たちを失う悲しみや、ロンへの愛を繊細に演じ分ける。彼女の演技が、ハーマイオニーというキャラクターに奥行きと深みを与えた。
* アラン・リックマン(セブルス・スネイプ役)
クレジットの最後に名前が出るほどの、シリーズにおける象徴的な存在。リックマンの演技は、最終作でその真価が発揮された。シリーズを通じて冷徹で謎に満ちた人物として描かれてきたスネイプが、終盤で壮絶な真実を明かす。ハリーに記憶を託すシーンでの、愛と後悔、そして犠牲を内包した彼の演技は、観客の心を深く揺さぶる。特に、彼の守護霊が雌鹿であると判明するシーンは、ハリーの母リリーへの永遠の愛を雄弁に物語り、リックマンの卓越した表現力によって、シリーズ最大の感動的な瞬間を創造した。
脚本・ストーリー
脚本スティーヴ・クローヴスは、J・K・ローリングの原作を巧みに脚色。2部作に分けることで、原作の最終巻の膨大な情報量を整理し、映画独自のペースと構成を確立。本作は、物語の核心である分霊箱の破壊とヴォルデモートとの決着に焦点を絞ることで、高いエンターテイメント性と感動を両立。特に、スネイプの記憶を巡る展開は、脚本の最大の成功。彼の視点から語られる過去の真実は、物語の全てを覆す衝撃的なものであり、ハリーの運命、そしてシリーズ全体のテーマを再定義。原作に忠実でありながら、映画としてのドラマ性を高めることに成功した優れた脚本。
映像・美術衣装
美術監督スチュアート・クレイグ率いるチームは、シリーズの集大成にふさわしい圧巻の映像世界を創造。ホグワーツの崩壊、ヴォルデモートの軍勢との激しい戦いなど、壮大なスケールで描かれるスペクタクルは、観客に強烈な視覚的インパクトを与える。衣装デザイナーのジェイニー・テマイムは、登場人物の成長と物語のトーンに合わせて、衣装をより大人びた、あるいは戦闘にふさわしいものへと変化させた。ダークなトーンの中にも、キャラクターそれぞれの個性が際立つ衣装デザインは、物語の世界観を一層深める。
音楽
音楽アレクサンドル・デスプラ。彼はシリーズの長年の音楽的テーマであるジョン・ウィリアムズの「ヘドウィグのテーマ」を継承しつつ、本作独自の重厚で緊迫感のあるスコアを創出。ホグワーツの戦いのシーンでは、壮大なオーケストラの響きが戦いの壮絶さを高め、感動的なシーンでは、繊細なピアノの旋律がキャラクターの感情を静かに描き出す。特に「Lily's Theme」は、スネイプの物語に深く寄り添い、シリーズ全体の感動を呼び起こす名曲として名高い。主題歌はなし。
受賞歴
本作は、第84回アカデミー賞において、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞の3部門にノミネート。主要部門での受賞は逃したが、技術部門でその功績が高く評価された。また、英国アカデミー賞では視覚効果賞を受賞。これは、シリーズを締めくくる作品として、その映像技術の高さが世界的に認められた証。
作品
監督 デビッド・イェーツ 113.5×0.715 81.2
編集
主演 ダニエル・ラドクリフB8×3
助演 レイフ・ファインズ B8
脚本・ストーリー 原作
J・K・ローリング
脚本
スティーブ・クローブス B+7.5×7
撮影・映像 エドゥアルド・セラ S10
美術・衣装 美術
スチュアート・クレイグ
衣装
ジャイニー・テマイム S10
音楽 音楽
アレクサンドル・デプラ
メインテーマ
ジョン・ウィリアムズ A9
運命
長きにわたったファンタジーも終わってしまいました💦 原作はとっくに...
長きにわたったファンタジーも終わってしまいました💦
原作はとっくに終わってるし、内容も知ってるんだけどやっぱりちょっと淋しい…。
前後編に分かれたけど、やっぱり「はしょってる」薄っぺらいモノになっちゃうのはしょうがないかな。
銀行に入るとこや髪飾りの話はもっと内容が濃いんだけどな…
また本を読んでみようという気持ちになります。
マクゴナガル先生がかっこいい
マルフォイ一家はヘタレすぎる
スネイプ先生は…、言わずもがな…です。
アラン・リックマンはこの役を引き受けた時に、最後にこうなることがわかってて引き受けたのか…、一話が映画化された時点では結末がなかったはずだから…。
HRH また会う日まで
「死の秘宝」は1本にした方が良かッター🧙♀️
PART 1とは異なり、主人公が主体的に取り組み、序盤からホグワーツに乗り込んで行きます。ヴォルデモートも出てきますし、ダンブルドアの秘策が明かされます。欲張らずに、「死の秘宝」は1本で出した方が良かったと思います。長々とやった末、この世界の魔法攻撃力は、由緒ある杖の所有者かどうかで決まると言う設定と、ヴォルデモートですら所有権であれこれ言っているのが、何かイマイチに感じました。
世界的ベストセラー作品の最終作
世界的ベストセラー作品の最終作である「ハリーポッターと死の秘宝Part2」。
大どんでん返しでハラハラドキドキが止まらない映画です。
特に、この映画を観た後に、スネイプ先生ファンおよびスリザリン推しが激増したのではないでしょうか?
それぞれのキャラクターの過去や葛藤、経緯を知ることができ、物語の核心が明らかになります。
果たしてハリーたちはヴォルデモートに勝てるのか?
死の秘宝とは?どんな結末が待っているのか?
ハリーポッターシリーズを締めくくる超大作。まだ観ていない方はぜひご覧ください。
本格的にグリンデルバルトとの戦いが始まった2作目でした!
本格的にグリンデルバルトとの戦いが始まった2作目でした!
前作からの魔法動物との信頼関係がより詳しく描かれていて、日本人には馴染みの深い生き物もいて楽しく鑑賞しました。
一方で、闇の勢力との戦いでは一見魅力的な選択や、楽な選択に流されるのは簡単だが、困難だけど正しい選択には大きな勇気や痛みを伴うということも伝えてくれるような気がしました。
ハリーポッターシリーズから名前だけは出ていた、別の登場の仕方をしていたという登場人物もいて、ファンにはわかる!という重要な情報に終始驚きの嵐です。
衝撃の事実?からここで終わるのか!というラストで一気に次作を観たくなること間違いなしなのでレンタルで鑑賞される方は同時に借りておくことをおすすめします。
ファンタスティック・ビーストを観なおすのにハリーポッターの知識があ...
えっ?終わり?
急ピッチで全映画を鑑賞したが、正直トータル評価は普通でしたね。盛り上がる所で下がり、関係ない所でワクワクした映画でした。1番盛り上がったのは、数分間のダンブルドアとヴォルデモートの対決だったかな。期待した分落胆が激しいなー。結局、ダンブルドアの弟の言う通り、ダンブルドアは秘密が多く良い魔法使いではなかったし(悪)、スネイプは予想通り二重スパイで捻りないし(悲)、ヴォルデモートは何時でもハリー殺せるのにモタモタしてるし(苛)、ハリーは最後まで逃げ回って大した魔法も使わず運だけで物語終わっちゃうし(卑)、ハーマイオニーはバカ代表のロンとくっついちゃうし(怒)。
パート1〜3までが結局ハリーポッターとしての映画の完成形で、パート4〜8までが蛇足としてヴォルデモートの物語でした。こんなの最後まで子供観る映画じゃないし、大人映画としても中途半端でしたわ。やっぱり自分はロードオブザリングの方がストーリーも演出も良かったと思いますね。小説版は良いのでしょうが、映画化は失敗だったと思ったのは自分だけじゃないはず。ハーマイオニーバイバイ
先に知り過ぎていた
最終話のネタバレはほとんど知っていたのに、最後だからと期待し過ぎてしまった。
これまでのタイトルは先に内容を知っていてもそれほど問題なく楽しめて、むしろ理解しやすく良かったけど、この回だけは情報を入れずに見るべきだった。まっさらな気持ちでラスト1時間にようやく明かされるセブルスの正体やハリーの運命に純粋に驚きたかった。
知らなければ、すごく面白かったと思う。知り過ぎていたせいでこれだけで終わってしまうのかという感想が残った。
誰より先にネビルがヴォルデモートへ声を上げたこと、ナギニ(ヴォルデモート)を殺す一撃が彼だったことは凄く良かった。
私の中では誰よりも誠実でグリフィンドール生らしいのはネビルだと思ってた。
全て終わったあと、ルーナが隣に座ってお互いに何も言わないのも可愛くて良かった。
また、マクゴナガル先生が石像の兵を動かしてこれやってみたかったのと話していたところ、あの状況の中であえて少女のような面を見せたことが何だか素敵だった。最初から最終話まで、何の濁りもなくハリーを見守っていたように見えたのはマクゴナガル先生が唯一の人だった。
好きなキャラクターが活躍していたのは嬉しい。
マルフォイについてはもっと何かあって欲しかった。
前話でハリーから杖を奪われる時に必死になりきれず渡してしまう感じが凄く上手くて、複雑な迷いの感情を丁寧に演じてると思ってたのに。今回の会話から、あえてハリーを差し出さなかったことをハリーも気づいていたと分かり、火の中からマルフォイの手を取って救い出したのが凄く熱かったのに、、最後はただ一家3人で戦場から逃げてしまうなんて。迷いながらもやっぱり家族の元へ帰るのはリアルだけど、最後に体を張ってハリーを助けるような場面があれば物凄く感動したのになと思った。
ヴォルデモートは、結局何を望んでいたんだろう?永遠に生き続けたかった?何のために?
それが深く解説されていたら更に面白かったかもしれない。
とりあえず、考えていた期限中に(2月まで)ギリギリ全て見られたことに達成感がある。これでハリーポッター見たよ、知ってるよと言えそう。
世界的に有名な「ハリーポッター」がどういうものなのか知ることができて良かった。
ハリーポッターよ永遠に
いよいよ大団円。
同じ主人公で8作もシリーズにした映画が他にあるだろうか。
あれ、ワイスピももしかしたらそうかも。
まぁいいか。
子どもの頃にみた賢者の石のワクワクドキドキの物語から、随分様変わりはしたものの、幼かったハリーたちが大人になり、ついにヴォルデモートを撃破するということを考えると感激する。
さて、前作では分霊箱をたった1つしか壊さなかったが、今回はテンポ早めてサクサク見つけて壊していくぞ!
ネームドキャラがあっさり死ぬのは相変わらずで、弱い奴は死に方を選べねぇ、と言わんばかりにダイジェストすら無しで、いきなり遺体で登場。ローリングさん、まじパねぇっす。
1作目から振られた伏線を回収していく、あるキャラの記憶のシーンは、今作、というよりハリポタシリーズ屈指の名シーンだろう。
いわば、まどマギでほむらの過去が発覚する10話目のようなカタルシス。
そうして無事撃破。
注目するのはエピローグ。
いやぁ、当時ももちろん面白かったシーンだけど、実際に自分が親になった立場で見ると、また別の感動がありました。
自分が歩んだ道を、自分の子どもが歩き始めるその見送りは、ほんとだったら涙なしではできないよ。
子どもは不安だけど、親というのはきっとそれ以上に不安なんだよね。
しかもハリーは命懸けのホグワーツ生活だったしね。
続編の呪いの子?は、YouTubeとかでちょっと知ってるだけで、詳細は分からない。
映画化はするのだろうか。
今はファンタビがまだ完結してないから、そっちが終わったらかな。
人生は長い。
期待して待とう。
それにしても、8作は長かった…。
僕は、死を恐れない。壮大な魔法青春活劇、終結。過去最高の楽しさ!!
前提として
・原作は未読。
・『ハリーポッター』シリーズはすべて視聴済。
・デビッド・イェーツの他作品だと、『ハリー・ポッター』シリーズを視聴済。
気持ちよかった!ザ・冒険、ザ・魔法バトルの連続!
まずは展開の話から。
一回居場所を変えるごとに必ず楽しい超展開が挟まる。これらがみんないい。
最後のホグワーツでの戦い(二回に分かれているが)も見どころが満載。さらには怒涛の伏線回収。
物語を追いかけてきた甲斐があった、そんな旅の連続。バトルの連続。考え方によっては準備期間が長すぎるとも言えるけどね。
ひとつ文句を言うとすれば、レイブンクローの件。今まで映画上だと一切関わってこなかった上に、交渉がちょっともたついてしまうのでもっと短くしても良かったのでは……という気持ちがある。ヴォルデモートのしたことの影響を考えさせられるシーンではあるけどね!!
キャラクター描写は全体満遍なくといった感じ。それでいて、見どころたくさん。
まずは我らがハリー。最終決戦ということで、PART1以上に覚悟を決めた表情が観られます。
彼にはまだ一つだけ、重要な秘密が残されていました。それも本作の見どころの一つ。それを知った三人の表情が素晴らしい。
そして何よりも、決戦を終えた後の選択が見ものです。人生をかけた冒険を終えて、彼は何を思うのか。これを観るためにシリーズを追いかけていたのかも……。
次にロン。いつもより冴えてる彼。お前、実は全シリーズそんな感じだったのでは? もっと活躍魅せてくれよ!! ってなるぐらいに活躍してます。
ハリーが素質、ハーマイオニーが能力や知識、とすれば彼は"ひらめき"担当でしょうか。ロンが旅路に居なくてはいけなかった理由がこれでもか、と強調されるのは気持ちがいい!
ムードメーカーだけではない彼をとくとご覧あれ。ハーマイオニーも好きになるよな。
さてさてハーマイオニー。命を懸けた冒険の中で、ロンとの恋仲が最高潮に達します。
彼女の能力はもちろんですが、そういった活躍は今作では少なめ。PART1で大いに活躍したからかもしれません。
それよりも彼女の表情にやっぱり注目。ロンの言動にびっくりし、ハリーの覚悟に涙し、決戦後は三人で安堵する様子が最高です。
この三人組が映像で観られるのは今作で見納め。もっと冒険を観たかったような、でも良い終わり方のような……
少なくとも彼らの人生がその後も続くことが示唆されているのは嬉しい限り。ぜひ、最後のシーンを自分の手で観てください。このシーンのためにシリーズを追いかけたのですよ!!
PART1では描かれなった生徒たちもカムバック。
ネビルがここにきて最大の活躍を見せます。よくやったネビル。コメディまでこなせるとか最強か、ネビル? 本作の裏主人公をここまで温存するとか巧すぎる。
生徒たちそれぞれに見せ場はあるのですが、残念なことに少な目。まぁしょうがない。
彼ら彼女らが戦っているだけで充分嬉しいし、亡くなったら悲しい。もうそれだけでシリーズ最終作としての役割は果たしているんじゃないでしょうか。
無論、教師陣もバリバリ活躍。
これ以上ないぐらいに、はっちゃけてお茶目なマクゴナガル。とんでもない苦しみを背負っていたことが明かされるスネイプ。登場してくれるだけで嬉しくなっちゃうアルバスダンブルドアなど、文面だけでは伝えきれない魅力がたんまり……。
ウィーズリー家のお母さんまで最高の活躍してくれます。ウィーズリー家ファンはトラウマと高揚感を感じられる神展開。そう、トラウマということは……
もちろん悪の陣営も忘れてはいけませんが、一番描かれるのはやっぱりヴォルデモート。彼の弱いところが随所で表現されています。
確かに最強の魔法使いかもしれませんが、それだけ孤独な存在であることも描かれています。
ここの、ハリーとの対比が非常に心地よい。だからこそ勝敗がつくのです。決着は見もの。
画面はいつもより明るい!うおおお、最終章って感じするなぁ!!ってなります!
VFXはもちろん最高潮。こういうのが観たかった!!なんならもっと派手でもいいけど!でもそれじゃあ説明増えちゃうもんね、しょうがないわな!!!
音楽は無論、良い。それよりかは画の方に注目がいくので、目立つことはなかったかな……
なんだろう、この……めちゃくちゃ楽しかった分、前作品でこういうのできなかったのかなっていう文句みたいなのがあふれそう……。
それだけこの作品が突出して楽しかったということでもあるので、ぜひ!
こういう魔法アドベンチャーが観たかった!そんな作品。
スネイプ先生役のアラン・リックマンが本シリーズに深みを与えていた。
いよいよ最終話となる。
ハリーポッターとヴォルデモート卿の最終決戦は、ホグワーツ魔法魔術学校との全面戦争の様相をなす。こぢんまりとした印象になりそうだが、そうでもなくて、見ごたえのある戦いになっている。
本シリーズは「魔法と冒険」といった古典的な要素を扱っているとはいえ、映像に関してはかなり挑戦的だった。そのおかげで、最終決戦も迫力のある映像になっていたのだと思う。予算が桁違いなのもあるし、演出もうまかったのだろう。
実際、興行収入は1,990億円。シリーズで最高額だ。
普通、シリーズものは、だんだんとしょぼくなっていくのだが、最終作が一番売れるというのはすごい。このシリーズがいかに愛されていたかという証明だろう。もちろん、愛されるだけのクオリティを維持し続けてきたから、ということだ。
本作は、最初から最後まで「あなたはひとりではない」というメッセージが貫かれていた。ひとつの強い問いが、これほどの物語を動かし、世界を感動させるのだということに感動を覚える。
つけくわえるならば、「ひとりではない」のは、ハリーとヴォルデモート卿の関係性においても同様だった。最終的には、このふたりの関係性が「ひとりではない」という言葉に深みを増している。
本作にはたくさんのキャラクターが登場する。
その中でも、個人的な推しメンはスネイプ先生であった。
謎に満ちたキャラクターだったというのもあるが、なによりも、演じていたのがアラン・リックマンだったからだ。「ダイ・ハード」でテロリストのボスを演じていた彼は、金髪のイケメンおやじで、一歩間違えばB級映画でよく見るタイプになりかねなかった。しかし、アラン・リックマンは、どこか貴族的な雰囲気を漂わせており、チンピラまがいのテロリストとは一線を画していた。本人はイギリスの労働者階級出身だそうだが、労働党の元地方議会議員とつきあっており、最終的には結婚したという話だから、知性や教養があるのだろう。
徹底的にスローモーションを使わなかった「ダイ・ハード」の中で、唯一のスローモーションのシーンが、アラン・リックマン演じるテロリストのボスがビルから落下していくシーンだった。だからというわけではなかろうが、とにかくアラン・リックマンは自分に強烈な印象を残したのだった。
その彼が、ハリー・ポッターに出演しており、最初は驚いた。さらにスネイプ先生という、敵なのか味方なのかよくわからない人物を演じている。テロリストのボスとは違い、非常に深みのある演技をしていて、小生は完全にノックアウトされてしまった。
そのような個人的な想い入れもありつつ、全8作を存分に楽しんだ。公開当初はアイドル映画的な人気が気にいらなかったし、原作も苦手なフォントが使われていたので読めなかった。さらに、最近、原書で一巻を読んでみたが、児童文学というわりには英語がむずかしくて、まったくわからなかった。
このような事情で、今回はじめて観ることができた。だいぶ遅くなったが、このような素晴らしい映画に出会えたことを嬉しく思う。そして、こういう大ヒットした映画の中に、なにかを見つけようとする姿勢は大切だと思った。
ヒットする映画がどれも素晴らしいわけではないし、素晴らしい映画がどれもヒットするわけでもない。「ハリー・ポッター」シリーズは、ヒットした素晴らしい映画だった。
失業していたJ・K・ローリングが本作のおかげで一躍成功した姿は、両親を殺されたハリーが、現実世界の養父母から、ひどい扱いを受けながらも、やがて、伝説の魔法使いとして成長していく姿にかぶる。
このシリーズは、まだこの世界には魔法が残っているのだという証明のような気がしてくるのだ。
偉大な作品シリーズの完結にふさわしい
『ハリーポッター』は最高のファンタジー作品だ
特に良かったシーン
・グリンゴッツの金庫
『賢者の石』では一瞬のシーンだったが、スケールアップして再登場、そして破壊!
この今まで登場した舞台を再登場させては破壊していく展開が最高に面白い。
・「この呪文一度使ってみたくて」
ビシッと決めた後のとてもお茶目なマクゴナガル先生
・スネイプVSマクゴナガル先生
マクゴナガル先生との闘いで杖を握りしめ直す演技が、
ハリーから老練の魔法使い相手に変わることで、後ろに後退しつつ、魔法をはじいてデスイーター二人仕留めて窓から退散というテクニカルなことをする難易度が上がることに
内心「マジかよ」と思っているようで面白い
・必要の部屋、秘密の部屋の再登場
過去作の舞台をきっちり出して、分霊箱破壊の理由づけもバッチリ
・ひっそり死んでるロンの元カノ
いっそ出さなくても良かったのでは、笑ってしまった
・スネイプ
ただの横恋慕ではなく、間違いなく思い合っていた時期もある描写が良かった
これがなかったら変態こじらせストーカーかと思うところだ
只一途にリリーを愛し、ダンブルドアには使い潰され
最後は思い人と同じ目をした忘れ形見に看取られるという展開が熱い
・スーパーヒーローネビル
第一作から通してみるとネビルは本当に主人公だ
親は闇の魔法使いの拷問の末に殺害され、
落ちこぼれだったが努力して強くなり闇の魔法使いとの闘いに参加
橋を落として這い上がってくるシーンは『ダイハード』かなにかか?最高だ
気絶からの覚醒シーンも希望しかない「勝ち確」だ
死亡フラグを完璧に立てつつ、最強の敵に敢然と立ち向かい、友人たちの絶体絶命のシーンで宿敵を追い詰める一撃を決める
・走れルシウス
最後の闘いから憔悴した姿で駆け足に逃走する姿、個人的にこのルシウス大好きなんだが最高のラストだ
物語最大の事件を最後に持ってきて、19年後、という展開は中だるみなしの潔い展開はとても良い
名シーンだらけだが粗を探せば山ほどある本シリーズ
本作では1点許せない演出上の問題がある
・ヴォルデモートはなぜ死んだ?
これはヴォルデモートが即死呪文を放っていたのを押し返されたから死んだらしいが
最初観たときにネビルの一撃で最後の分霊箱を破壊されて、最後っ屁で攻撃して杖を奪われたから燃え尽きたのかと思った
呪文を押し返されたという印象よりも杖を奪われた印象が強い
演出的失敗を最後にやらかすのは流石にどうかと思う
一方想像の余白を残す部分は良い
・ハリーはなにによって蘇ったか?
1. 蘇りの石の効果
これは石の効果も違うし、原作で明らかに否定されているので違う
2. 3つの死の秘宝を手にしたことによる効果
作中「不死性の獲得」について否定はされている
3. ヴォルデモートと相互に分霊箱になった
魂のつながりがある。復活の儀式で血が混ざったなど
4. ニワトコの杖の所有権の問題
所有権がハリーなので、即死呪文が正しく発動しなかった
個人的には4.が一番しっくり来るところだが、ここは決めつけないであれこれ話すのが楽しいと思う
死の秘宝を手に入れ、死を受け入れることで真の「master of death」になったハリーが仲間とともに、死を恐れる闇の帝王を討ち滅ぼすという筋書きはとても良い
大満足の完結編だった
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