パリ・オペラ座のすべてのレビュー・感想・評価
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オペラ座我今世紀に入って停滞した理由が語られていた。 つまり、年金...
オペラ座我今世紀に入って停滞した理由が語られていた。
つまり、年金のようだ。ベテランが引退をした理由なんじゃないかと思う。それでも、パリ・オペラ座は若い者が群雄割拠する世界のようだ。だが、まだ、白人しかいない時代なのだろう。
こう言った、練習映像は長回しされるので、本番よりも緊張感がある場合がある。
この映画でも最後に個別の踊りが紹介されていた。
かなり刺激的な作品
ドキュメンタリー映画で有名なフレデリック・ワイズマン監督作品ですが、これはかなり刺激的な作品でした。
全編に於いて、パリのオペラ座で次回公演の為のリハーサル風景を、ただ淡々と撮影しているだけです。
本当にそれだけ。
だから劇場内では速い段階にあちらこちらから鼾の音が…。
ちょっと間違えたら私も仲間になっていたでしょう(苦笑)
でも、リハーサルに於いてぶつかり合いプロとプロのプライドや、自分を限界点まで高めて行く姿勢・努力・意識と言った気持ちが、画面上からビンビンと伝わって来ます。
だから自然と眼が離せなくなって来るし、なによりも出来上がった舞台の美しさと言ったらそれはもう!
同じドキュメンタリー監督のニコラ・フェリベールがもしも撮ったならば、おそらくですが縁の下のスタッフ中心で全編貫いてしまいそうです。思わず《オペラ座の怪人》がひょつこりと出て来そうなカットまで有ります。
芸術監督がみんなを前にして語る言葉が全てだと言えるでしょう。
バレエにはそれほど興味は無かったのですが、とにかくその本物のしなやかさ・力強さと云った動きや美しさに魅力されました。
(2009年10月15日 Bunkamura ル・シネマ1)
348年の歴史。
地元の劇場はすっかりミニ・シアター化してきた^^;
しかし都内まで出ずして観られるのは案外有り難いv
こういうドキュメンタリーは苦手。という人も多いが、
私はけっこう好きだ。しかもバレエは特に(爆)
パリ・オペラ座…と聞いたら映画好きにはすぐ怪人が
浮かぶところだけど^^;その怪人が逃げ込んだ水路も
ちゃんと映してくれる。やはりあったんだー(喜)
淡々とエトワールたちの練習風景を映し、
オーナー監督らの経営会議、新人たちとの面接風景、
舞台シーンも数々あれど、どちらかというと前衛的な
モダンダンスが多く、クラシックはほとんど見られない。
そっちを期待して観に行くと肩透かし…かなぁ^^;
私もそもそもバレエそのものに詳しい訳ではないので、
なんか綺麗なダンスが見れるんだろうと思っていたら、
子供の頭にバケツのっけて血まみれになったりとか^^;
ホラーですか?と思うような演目にビックリ。
だがしかし、ダンサーたちの身体の動きは素晴らしい。
その筋肉を見ているだけでも見惚れてしまった。
幾度も幾度も繰り返す練習の中で、ベテランも息を
ゼーゼー言わせながら何度も挑戦を繰り返している。
確かに巧い。と思うダンサーは何度やっても巧いv
だがコーチたちはもっともっと上を目指させようとする。
40歳定年(マジッすか^^;)というバレエ人生の中で、
自他共に命一杯花を咲かせるぞ♪の心意気が凄い。
名門として348年もの間世界トップクラスを保ってきた、
自負があちらこちらで感じられるドキュメンタリーだ。
しかし私はオーナー達の、団員を大切に扱っている
仕事ぶりにも感嘆した。厳しいだけでなく受け入れる。
若手を育てる秘訣がオペラ座でも培われているのかと
意外な一面を見て、だからここまで位を保てたんだと
経営陣の努力にも目を見張る作品であった。
ただかなり長いので…事前トイレは必至^^;
(屋上でミツバチ飼育…。オペラ座でも!?やっていた)
素晴らしかった・・!
地元の上映が終わってしまい、慌てて京都までわざわざ遠路はるばる行ってきました。
大変に長い作品ですが、引き込まれるように見てきました。特に、ミツバチの養蜂場がなぜか出てきたり、ダンサーや振付師以外の職員がたくさん出てきて、バレエの公演はこうした人々皆が支えていることが映画かよく伝わってきました。大道具や小道具の制作も裏方の人々の真摯な表情が良かったですね。
練習をしていたダンサーが公演に入るまでの成長や、振付師の関わり、やりとり、それにクラシックの作品、前衛的な作品、どれも目をみはる迫力がありましたよ。
バーレッスンも少しですが出てきて、思わず私も体が動きました。でも、さすがオペラ座・・。同じものをやっていても、全然体の動き方もリズム感も違う・・。ため息が出るくらいです。
パリオ・ペラ座の「すべて」が観られます!
正に、「パリ・オペラ座」のドキュメンタリーです。 今年引退したM・ルグリらもチラットですが観られます。 エトワールやダンサーたちけではなく裏方のスタッフ、衣装部での手でひと針ひと針スパンコールを縫い付ける作業風景、演目を決める芸術監督と営業部のやり取り、スポンサーへのアプローチ、キャスティングをダンサーと相談する担当者、オペラ座の清掃人や天井を修理する人まで、出演しています。 とは言えやはり講師とダンサーのレッスン風景が殆どですが、舞台上では決して観ることが出来ない 判らない 息づかい 幾度講師に言われても上手くゆかないステップ 役に対する解釈に悩む姿が観られます。 そこには確かに 超人ではない、生身の人間の姿があります。 出てくる演目はコール・ド・バレエよりモダンの方が多いですが、これも今のパリ・オペラ座を象徴しているのかも知れません。 NHK教育テレビで昨年だったか、一昨年だったか「スーパーバレエレッスン」という番組を放送していましたが、それはパリ・オペラ座のダンサーのレッスンの模様でした。 あれを豪華版にしたような作品です。
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