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「結局普通に働いてレントを払うようになる話だった。オープニングの勇ま...」レント ライヴ・オン・ブロードウェイ しょうけらさんの映画レビュー(感想・評価)
結局普通に働いてレントを払うようになる話だった。オープニングの勇ま...
結局普通に働いてレントを払うようになる話だった。オープニングの勇ましい感じから、主人公一味は芸術家としてあらゆるマイノリティや逸脱行為を肯定していたけれど、結局夢を追うとか映画を撮るとか曲を作るとか言っていたのに、旧友はドラッグに溺れて死にかけた後に一命を取り留めるものの、取り立てて明るい話題もないまま幕は落ちる。未来は存在しないという言葉は頼もしいけれど、そういった生き方をしてどんちゃん騒ぎする人々に対して、ハリウッド周辺のスタジオシステムで勤勉に出世してきた監督脚本その他の悪意が表れているのではないかと思った。マイノリティだったりセクシャリティに対しては描ける限りの自由が表現されているが、それでも恋愛至上主義的な価値観に結局回収されるのもいかがなものか。
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