「とにかく住んでるところの言語を!」千年の祈り kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく住んでるところの言語を!
父親が訪ねてきたことを次第に鬱陶しく思うイーラン。離婚した女性は焦ることで不幸せになると信じていたシー氏。毎晩、豪華な中華料理を作るってところに鬱陶しさが感じられるのだ。
実は妻子あるロシア人男性と不貞を働いていたこと・・・それを告白した時点で親子のわだかまりが解けるのだが、なぜかそれだけの映画にしか思えない。そして、母国語と外国語の間でのコミュニケーション。シー氏は英語も学ぼうとしていたのだが、相手の英語がわからなくなると突然中国語で喋り出したりする。その面白さはあった。“kum”と“come”のニュアンスの違いもよくわからないが興味深い。
さらに現地アメリカ人との会話。イラン人女性との会話。アメリカ社会の現実だとか、どこかに嘘がある人生を描いていた。シー氏もロケット工学者として通していたが、実は不倫を疑われて事務員に降格されていた事実を打ち明ける・・・なんだかなぁ。
コメントする