板尾創路の脱獄王のレビュー・感想・評価
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自宅(CS放送)で鑑賞。板尾創路監督・原案・(共同)脚本・出演作。途中タイトルコールの繰り返し有。北野武の以前の発言「漫才と違い小説や映画はたった一つのオチで成立する」を想起。ストーリーはラストを少し変えただけの『パピヨン('73)』その儘だし、脱獄のディティールは吉村昭原作のNHKドラマ『破獄('85)』と(味噌汁を血に替えたり細部は微妙だが)ほぼ同じでオリジナリティが限り無く乏しい。無意味な看守との遣り取り等、尺稼ぎの感は否めず全体に冗長気味。映画好きなのは伝わるがコレでは納得出来無い。35/100点。
・このジャンルでは『パピヨン('73)』以外でも『大脱走('63)』、『ミッドナイト・エクスプレス('78)』、『アルカトラズからの脱出('79)』、『ショーシャンクの空に('94)』等、名作が多く、ドウしても見劣りしてしまう。また実話ベースに脚色された作品が多いのもこのジャンルの特徴。
・鑑賞日:2012年4月20日(金)
板尾が正解できるまで。
この人のファンってけっこう多い。
私も初めて見た時から何かインパクトを感じたが、
なにがイイの?とか、どこがイイの?と聞かれると、
雰囲気意外、まったく分からない^^;
なんかいるだけで、面白いヒト。って感じ。
片割れ「ほんこん」も好きだけど、
この二人のコントを今までに見たことがない^^;
まさか今作が観られるとは思っていなかったが、
何の因果か(爆)観られてしまった。
面白いとか面白くないとか、そんなレベルなのか、
これは映画にふさわしい内容なのかといわれると、
う~ん、どうなんでしょうねぇ?という感じで、
でも板尾創路だよね、これ!?といわれるとハイ!
といえる作品。良くも悪くもこの人の感性出まくり。
大脱走とパピヨンをモチーフにしているのだけど、
まったく関係ないシーンも多数。コントもふんだん。
いきなり「ふれあい」で中村雅俊になってるし~。
やっと口を開いたかと思ったら歌っていやがった^^;
しかし当時の彼に顔がソックリ(爆)で大笑い。
悪いけど「しんぼる」より、はるかに分かりやすい。
話が単純で二重構造、泣かせたあとにオチがくる。
この男・鈴木雅之はどうして脱獄を繰り返すのか。
彼の目的が謎のままラストまで淡々と突き進むので
眠くなっているヒマがないというか、与えられない^^;
そして何より、功労者は金村役「國村隼」。
彼あっての映画。良かったな。これで映画になった。
板尾の感性そのままの展開なので、
彼を好きか嫌いかで感想が大きく変わる可能性大。
こういう芸人さん映画は、その芸を観るつもりで
出かけた方がいいのかもしれない。間違っても大作、
感動作などは(カンヌで賞をとっちゃう人もいますが)
普通なら絶対あり得ないとふんだ方が得策だと思う。
私はけっこう楽しめたクチだけど…。
(深夜ドラマ・木下部長も彼そのもの。おかしいヒトだ)
期待してたのに・・・
また吉本芸人の映画かよと思いつつも板尾創路監督初作品と言う事で
板尾さんは好きな芸人さんなのでその独特な世界観に期待し見に行きました
しかし正直「しんぼる」よりはいい出来「偽札」よりも世界観はしっかりしていたが「ドロップ」と同じく“痛さの”リアルさがなかった・・・という感じです。
なんとも見終わってトホホな感じはどうしても否めません・・・
次回作に期待するか・・・
あと、一番反則なのは予告であったシーンの一部がカットされていたぞ!
どういうことだ!おいっ(怒)
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