BECKのレビュー・感想・評価
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偏見抱くなかれ
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完成披露試写にて見てきました。
2時間半という尺の長さも気にならないくらい、没頭。
今年上半期のなかでは、松たか子主演「告白」と並んで良かった。
堤幸彦監督のことをボロクソに言う人が少なくないが、
今回は音楽を愛していることがひしひしと伝わってくる内容、
そして、観客に何を伝えたいのか明確に伝わってくる。
佐藤健のコユキについても、原作ファンはブーイングだが、
佐藤のダサさ加減がなかなか上手くハマッており、秀逸。
個人的には、佐藤、そして桐谷健太のラップは良かった。
健の歌の部分? それは自分でお金を払って劇場に行って確かめれば良い。
お金を払わずに文句を言う人が多いのに辟易とさせられるが、
そもそも原作と映画は全くの別物。
私は原作も全巻読んでいるし、大ファンだが、敢えて言わせてもらえば
映画は映画なのだから、原作ファンなんて放置していれば良い。
それくらい、堤監督及びキャスト陣は、原作へ敬意を払って製作に
取り組んだことがうかがえるし、評価に値すると思う。
映画のラストは、「なるほど、ここで終わるか」といった感じ。
その後の5人の様子を描いた続編を期待したくもなる内容だった。
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