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戦場からの脱出のレビュー・感想・評価
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『マシニスト』からの体重増減が気になる
米国によるベトナムの空爆は有名だが、ラオス空爆についてはあまり語られていない。この作品のメインとなるのは1965年で、ラオスととベトナムとの輸送路を断つという目的で空爆が行われた。主人公ディーター(クリスチャン・ベール)は極秘作戦に参加するも呆気なく銃撃に遭って墜落。ラオスの捕虜収容所に連行されることに・・・
ここで驚いたのは2年半前から拘束されていたパイロットがいたこと。そんなに前からラオスを攻撃していたのか!と、驚くディーター。食事もろくなものがなく、他の捕虜はガリガリに痩せ細っていて、夜には手錠と足枷という脱走不可能な状態に。そして、収容所からの脱出、サバイバル生活が始まるのだ。
アメリカ寄りの視線ながらも、劣悪な環境での囚人生活とほんのり垣間見える笑顔が対照的でもあり、同じ人間なんだということも伝わってくる。戦争には行きたくなかったと言いつつも看守を殺しまくったり、ものの善悪など考えてないところは若干マイナス。それよりも逃亡サバイバル生活と虫や蛇を食ったりする極限状態は見事に描かれていました。
トンキン湾から始まり、実話から作られた映画だけあって、戦争の愚かさも感じます。CIAも絡んでいたようなので、ラオスを攻撃した事実は当時隠されていたのでしょう。捕まった直後に「アメリカ帝国主義に反対する」などといった文書にサインを拒み愛国心を貫いていた主人公ですが、俺ならさっさとサインしちゃいます・・・
虫食う人も好き好き
ベトナム戦争の話だけど戦争は描かれない、極限状態でのサバイバル脱出映画。サバイバルのウンチクがある映画はかなり好物(山猫、アポカリプト等)なので、とても楽しかった。
にしても、クリスチャンベールの役者根性はスゴイ!生の虫を食べちゃうなんて!
劇場未公開作品!!
いつも役作りに拘るクリスチャン・ベール主演映画。今回も25キロ減量したみたいです。
クリスチャン・ベール以外の出演者も激痩せしていて捕虜の過酷さがすごく伝わりました。状況が悪くなるにつれベールも痩せていき脱出した際には満身創痍で精神的にもおかしくなっていき見てる側も気持ちが落ちていきました。
それだけに助かったときはすごく感動したし共感できました。
未公開にするにはおしい作品です。
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