「年齢設定が致命的……」50歳の恋愛白書 めぐ吉さんの映画レビュー(感想・評価)
年齢設定が致命的……
最初にお断りしておくと、ストーリーとしてつまらないわけでも、
映画として出来が悪いわけでもありません。
でも…
リアリティがない、、、
と、感じたがゆえの辛口評価です。
まず、何がびっくりしたって
ロビン・ライト・ペンが50歳の役をやってるということです。
「え???そんな年だっけ??あんなに綺麗なのに、、、」
と気になって実際の年齢を調べたらまだ43歳でした。
よかったーーー(何がだ??)
では実際に誰が50歳かと思ったら、本作にも出ているジュリアン・ムーアが50歳。
だったら、ジュリアン・ムーアを主演にすればいいんじゃないの??
ジュリアン・ムーアだと、“恋に落ちる年下くん”キアヌとのバランスが悪いとでもゆうの??
でも、このキアヌ、35歳という設定なのですが、
腹がたるみすぎで逆方向にムリありすぎです…
しかも、これまた年齢を調べてみると、
キアヌは、ロビン・ライト・ペンより2つ年上の45歳じゃないですかーーー!!
なんだこのキャスティング、、、
仮に、
「50歳を演じるロビン・ライト・ペンと35歳を演じるキアヌでこそ、美しい釣り合いがとれる」
という理由だとしたら、
その「釣り合い」ってなんなのでしょう?
リアリティのある50歳のオンナと、
それなりにいい年なのにフラフラしてる35歳のオトコが、
どう見てもバランス悪いのに恋に落ちる…からこそ面白いのでは???
せっかくこんなに豪華なキャスティングなのに、もったいなーーーい、、、
話自体もつまらないわけではないのに、
なんかこうゆう予定調和感が全体に出てしまい、
ありがちな奇抜、ありがちな個性に陥ってしまっているように思えました。
残念、、、、
でもDVDで見る程度なら、キャストの豪華さだけでゆるせると思います。