劇場公開日 2009年7月11日

「それほど感銘は受けず」セブンデイズ resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0それほど感銘は受けず

2023年1月4日
PCから投稿

エンタメ的クライムサスペンスとしては良い出来なのかもしれないが、見慣れた韓流定型的なプロット及び演出と感じていたこともあって食傷気分になっていたのが正直な気持ち。

娘を誘拐された母親は一流弁護士という設定であれば、あれほど取り乱さず表向きは冷静沈着ながら、内に娘を強く思う「熱」が迸るような演技で見せてくれれば良かったのにと思う。

その点、殺害された娘の母親役の方がキーマンとしての演技ができていた印象。

追記
ネタバレサイトで不明部分を補足したが、全体像がほぼ把握できたことで逆にさらなる懐疑心がむくむく頭をもたげてくる。

・あれほどの群衆の中、子供誘拐がそもそも無理過ぎる。できたとしても目撃者は絶対に複数出るはず。それに母親弁護士も校内すべてを探し尽したわけでもないのに取り乱し方が異常だった。

・誘拐犯が常に弁護士と警察側の先手先手を打っていたが、それができるのは高度に大掛かりな組織であり、後に判明した真犯人と共犯数人に出来るわけがない。

大まかにはそんな疑問だが、特に最初の誘拐場面の無理筋的大きなクエスチョンに鼻白み、最後まで足を引っ張ってしまった。
せめて、最後にネタ晴らしの誘拐場面や、子供拉致状況、各犯行場面を加えてくれればまだ納得できたかもしれないがね。

resuwisshu311