ゴールデンスランバー(2010)のレビュー・感想・評価
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痴漢は死ね
物語の終わり方はとてもよかったと思います 特に「痴漢は死ね」の部分がとってもよかった。 お勧めといえばお勧めできる映画ではあります。 でもね、 「最後の武器は人を信じること」というわりには、裏切る人多すぎだし・・・ ここあそこに、突っ込みどころが満載で、 気になる人は気になるかもしれません。 ストーリーを進ませるためなのか、脇役の捌け方がとっても雑で、 あれ、その人、どうなっちゃうんだよ。みたいな置き去り感が多数あり おじさんは、気になりストーリーに集中できませんでした。 原作の伊坂幸太郎さんは重力ピエロの人だったんですね。 どうも、重力ピエロの時も感じた、不完全燃焼的な感じがこの作品にも・・・ 最近、おじさんのお気に入りになっている 堺雅人 とても悲しいシーンでも、なんか、南極料理人的な微笑み顔に見えてしまいました。 この微妙な泣き笑い顔がこの役にあっているようなあっていないような・・・
中村監督の力量に脱帽!
この映画の原作「ゴールデンスランバー」は、とても面白い小説だった。 その、エンターテイメントに徹した内容は、映画好きとしては是非、スクリーンで見たい!と思う反面、これを映画の尺にまとめるのは、かなり困難だろうなぁ……と、かなり映像化は難しい、という印象を受けた作品でもあった。 去年、この小説の映画化のニュースを知った。 手掛けるのは、中村義洋監督。 「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」と、伊坂幸太郎原作の映画化はお手のものの監督が作るという事で、かなり不安が払拭された。 そして、豪華なキャスト陣。 その殆どが、原作のイメージ通り。 こうして、この映画の期待度は更に高まっていき、1月30日の公開日は、初日の初回に劇場に足を運び、この映画に臨んだ。 結論から言うと、中村監督の力量に脱帽するしかない作品だった。 原作の再現度はかなりのもの。 自分が原作の中で、印象に残ったシーンがキチンと再現出来てたらいいか……ぐらいに思っていたが、蓋を開けてみると、原作のほぼ9割は再現していたのではないだろうか? それでいて、2時間半の長さに、キチンと納まっている。 この構成力は、半端ない。 元々面白い小説を、忠実に再現したのだから、面白い映画にならない訳がない。少々長尺の作品だったが、終わってみればあっと言う間だった。 「ありえない話」「都合が良すぎる展開」と言う人もいるだろうが、元々、エンターテイメントに特化した作品なんだから、それは当たり前。ここは素直に、自分も青柳になったつもりで、仙台の町を逃げ続けるのが、最良の観賞方法だと思う。 残念なのが、この映画の宣伝。 あまり、サスペンス調な部分を強調しない方が良かったかと。 どちらかと言うとこの映画、“人を信用する事”の大切さを訴える、ハートフル・ストーリー、とも言えるものだから。 岡本喜八監督の「大誘拐」。 あの映画を見た後と、同じ感動を得ながら、劇場を後に出来る映画だった。
ストーリー設定は雑でアラが目立つけれど、今度の堺雅人は面白い!
ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)とは、「黄金のまどろみ」という意味。1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されたポール・マッカートニー作の曲。登場人物たちの学生時代を象徴する音楽としてシンボリックに取り上げられていました。 ストーリーは、権力とは全く縁のない、ごくフツーの仙台市民が、首相爆殺犯に仕立て上げられて、ひたすら逃げ回るところを描いた作品。なにしろ主人公が圧倒的な警察の組織力と情報力の前に何度も絶体絶命のピンチに遭うものだから、2時間を超える作品でも飽きは来ませんでした。 何と言っても父っちゃん坊やのような小市民ぶりを発揮する堺雅人の演技がお見事です。これまでのキャストでも最低にブザマかも知れません。友人の裏切り、次々に現れる追っ手、そして何度も絶体絶命のピンチに陥る度に目を剥いて、驚く様は圧巻です。 ただストーリー設定は雑。 サスペンスにしては、真犯人が明かされず、警察幹部も巻き込む犯人グループの動機とか背景など、ネタバレなしのまま終わってしまったことは、不満が残ります。 加えて演出面でも、真っ昼間から刑事が大音響をならして、青柳を殺そうとショットガンぶっ放す。場合によっては、交番勤務の巡査まで刑事が殺してしまうのです。 また無数のマンホールから打上げ花火を打ち上げてしまうことなど、実際は不可能でしょう。 極めつけは、青柳に協力する連続通り魔殺人鬼。なんで人を殺すのか、なんで青柳を逃がし、協力するのかよく分からないキャラでした。 このように、あり得ないシーンが続々登場します。 但し、伏線の張り方としてはかなり細かくて、えっここで繋がるんだ!と驚くところが結構ありました。 代表的なシーンとして、冒頭のシーン。本作の始まりを暗示するものと思っていたら、ラストで全然違った意味付けがなされます。この辺が中村監督らしさを感じさせてくれました。 ストーリーテーラーとしての中村監督は、組み立て方で名人芸を毎作見せてくれました。けれども本作は原作の整理が充分できていないような気がします。 2時間で長編を入れ込むのは、どんなベテランでも難しいことなのでしょうか。同じ堺雅人出演の『アフタースクール』と比べてしまうと、パズル的なストーリーとしては、内田監督が1枚も2枚も上を行く巧さを感じました。
いきなりの展開に・・
ビックリした・・なんて(笑)てか、いきなり展開が始まります。 ですが、伊坂作品らしく、無茶苦茶ながら面白かった。 いきなりの展開から、なんなんだ?と思いながら逃げる青柳役の堺は、 やはり巧いな~と感心しました。 ほか、竹内、吉岡、劇団ひとり、香川と、みなよかったですが、青柳の父役の伊東のインタビューシーンは、可笑しくもありながら、グッと来ますし、キルオ役の濱田は、残虐人物ながら、可愛かったりして。 でも、本当の犯人って・・(???) 実際にあったら怖いな~と思いながらも、ハラハラな展開に楽しめると思いますが、理路整然がお好みの方々には、受け入れにくいかもしれません。 劇場で楽しんでください。
あの宣伝方法に異議あり
最近、広告媒体での宣伝方法が無茶に思える作品が多いけど、この作品もまた然り 原作未読者にとって、あの宣伝方法はどうしたってサスペンス映画だと思う でもそれはあくまでもお膳立てで、緊張感もなけりゃ、人間ドラマとしても物足りなく感じただけのコメディ映画にしか見えない 笑いのセンスには〇だけど、決して印象には残らない作品
笑える映画です。
伊坂さんのファンで、堺雅人さんのファンでもあるので、とても楽しみにしていました。 よく出来ていて、面白かったです。笑いの部分は良かった。 でも、伊坂マジックのパズルを最後に完成させるために、まずピース(伏線)をばらまかなくっちゃ、っていう感じで伏線の張り方が唐突なんですよね。 一緒に行った夫は原作を読んでいないのでよくわからない部分があったようです。 ラストのエピソードが大好きです。
ワースト候補登場
堺雅人は自分がうまいと勘違いしているのか、彼の演技が酷すぎて見ていられない。吉岡秀隆はその次に酷いのでこのふたりのシーンで萎える。劇団ひとり、香川照之はまあまあ。ベンガル、伊東四朗の使い方は月並み。竹内結子、濱田岳は良い。 堺雅人の演技をのぞけば長いがそこそこ見られる。でも非現実的なことも多く、その辺で好みが分かれるはず。
一瞬たりとも見逃せない!
原作は途中で挫折してしまったのですが、映画は文句なく楽しめました。 最初のシーンが最後のシーンにリンクしており、 観終わった後、数々のエピソードがその後につながる意味を 持っていたんだと、素直に面白かった!と楽しめる作品でした。
原作を超えた!
今日というか、正確にいうと1月21日新宿厚生年金会館での試写会で見てきた。 伊坂幸太郎の原作を読んでいて、監督の中村義洋が言う通りほぼ原作通りの展開だが、素直に楽しめた。というより、原作を読んだときに感じた違和感を映画では持たずに見ることが出来た。大変すばらしいエンターテイメント作品だ。それも日本のエンターテイメント作品が持ちがちな余計な配慮を見事切り捨てた素晴らしい作品だと思った。 原作を読んだ違和感とは、つまりミステリー作品を読むときに読者が求める謎解きへの欲望が満たされるかどうかに関わっていた。すなわち、首相暗殺の真犯人は誰で、その背後には何があるのかという、この本を読んでいる時に読者が通有に持つ疑問に原作は答えているのかというものだ。ところが、映画においては、視点人物がほぼ青柳に統一されていることで、観客はまず、首相暗殺犯に仕立て上げられ右往左往する青柳の立場に同一化することなる。その結果、原作の小説において読者を引きつける青柳の逃走劇の結末と真犯人のあぶり出しという二つの関心のうちの後者つまりは真犯人あるいはこの事件そのものの背後関係という関心は後景に退く。映画の観客は、青柳がどうなるのか、という迫真の展開にほぼ関心を集中させることになるのだ。したがって、映画の結末において観客は、真犯人あるいは事件の真相の解明というミステリーを読むときには求めざるを得ない部分を度外視して、大きな喜びを得ることが出来る。実際映画の最後において観客席から拍手が起きた(タイトルバックがまだ終わっていないのに席を立つ人々で場内はかなり騒然としていたにかかわらずだ)。 この映画を見て、これは伊坂の原作を上回っただけでなく、伊坂の意図をむしろ原作の小説を超えて実現しているではないかと思った。 とにかくこの映画は間違いなく傑作である。私がこれまで見た中村義洋の作品(『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュ・ストーリー』『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』等)の中でも最高傑作だと思った。 いろいろいいシーンはあったが、学生時代の青柳と晴子がデートしたカローラのシーン、運転席の青柳と助手席の晴子を後ろから撮るシーンは良かった。余談だが。
楽しめる映画でした
原作を読んでいないので、単純に楽しんで見ました。 身に覚えのない証拠と見えない力によって、無実の首相暗殺犯にされた主人公の逃走劇。ありえない話の中にあるものは、友情や家族愛だと思いました。また見知らぬ人がちょっとしたきっかけで主人公を救ってくれる、そんな人情劇でもあるのかと思います。
「キルオ」役の濱田岳が素晴らしい
12/10に試写会が当たって、ゴールデンスランバーを見て来ました。 あまりにもリアリティが無さ過ぎるストーリー展開に、これはコメディ映画なのかな?そう思って見たら腹が立たない映画でした。 最初は首相暗殺、ドカーンと首相が爆発されて緊迫感が有るんだけど、その緊迫感は一切続かないストーリーです。 いつの間にか首相暗殺なんて関係なく進んでしまいます。 ストーリー内で足りない部分は見ている側が脳内でツジツマを合わせながら見ないと「うーーーーん怒」となってしまいます。 この映画のチラシに「事件のカギを握るのは、ビートルズの名曲」とありますが、ちっとも事件のカギを握るものではありません。 警察官が街中でバズーカー砲をぶっ放すし、民間人に発砲してくるし、いろいろとリアリティが無さ過ぎて共感して見ることが出来ない映画でした。 素晴らしい役者さんが沢山出ているにもかかわらず、うまくその良さを引き出せない残念な使い方になんだかなーと思ってしまいました。 こんなにスゴイ役者さんばっかり出てるのだから期待して行ったんだけれどなぁ。 まあ、ニヤニヤしながらバズーカー砲をぶっ放す永島敏行さんの演技は面白くて、アニメのような「そんなあり得ないっしょー」と笑いながら見れば怒りよりコメディ映画として楽しんできました。 最後の下水道を通って逃げて、下水道の筒に花火を仕掛けて町中に打ち上げ花火が上がるシーンも笑って見なければあきれる展開です。 途中で主人公の逃走を助けてくれる「キルオ」くんが出てこなければツマンナイ映画でした。 このキルオ役の濱田岳くんの演技が素晴らしいです。 私は彼を初めて見たのですが、彼の演技がこの映画の足りない部分を救っていると言っても過言ではありません! 「キルオ」だけのストーリーの映画が有ったら見に行きたいな、と思いました。 結論、このゴールデンスランバーは、私の心には響かない残念な映画でした・・・・。
ゴールデンコンビ
伊坂さん×中村監督、アヒルと鴨の名コンビ。 そして、堺さん×竹内さん×中村監督のジェネラルルージュチーム。 中村監督の原作ものは、いつも、期待を裏切らない!最高! 内容を知ってるのに、ハラハラドキドキ、そして泣ける。 原作を読んでない人は、もっとハラハラするんだろうなぁ。 映画を先に見ても、原作を先に読んでも、どっちでも大丈夫な作品だと思います。映画化の存在を知ってる人は、原作を先に読んでも、おそらく、堺雅人さんがチラつくと思うし。 とにかく、ただのサスペンスじゃなくて、人と人の繋がりを感じる伊坂さんらしい作品です。
清々しい・・・!!
原作未読な上、ろくに予習もせずに観たのですが・・・ これが思いがけなく(失礼)すんごく面白くて“当たり”でした!! なんとなくもっと重たい感じかと思ってたんですけど、結局笑ってばっかりだったような。 ドキドキしたり笑ったりホロリとしたりしながらどんどん夢中になってのめり込んでいって、観終わった後には清々しく幸せな気持ちになりました。 話自体はハチャメチャであり得ないのに、いろんな人物の気持ちや、その気持ちにつき動かされているようにとっている行動が、心に響いて愛しくさえ思いました。 もちろん原作の良さもあるのでしょうけど、キャストの皆さんがそれぞれとても光っていてよかったです。 それと、キーとなっている曲はもちろん、エンディング曲もとてもよく合っていて、それも含めてひとつの作品になっている感じを受けました(本来そうあるべきなのでしょうが、そう感じられる作品を最近観ていなかったので)。 誰かを想うって、こういうことだよなぁ・・・。
原作を読んでからのほうが、より楽しめるかも♪
事前に原作は既読済みです。 『アヒルと鴨のコインロッカー』 『フィッシュストーリー』中村監督作、鑑賞済みです。 原作者、伊坂幸太郎さんが「この作品で自著の映画化は一旦ストップ」 そんな、情報もエンタメ誌から入手済みでした。この作品の出来が、 あまりにもよかったからストップなのか、それとも逆なのか、もしくは ただ単にストップしたいだけなのか、様々な可能性を予想。 ひとまず、期待のハードルを下げて鑑賞することに決めました(苦笑) ☆彡 ☆彡 伊坂著作中村監督3部作(勝手に命名) この中で一番、面白かったんですけど! パンフレット、メチャメチャ欲しいんですけど! なんで、上映終了後にティーチイン、ないんだよ~~! 上映終了後、 客席から静かに起きた 拍手に乗っかって、本当は もっと大きく拍手したかったのですが、 控えめに興奮と喜びを表現してみました(苦笑) 大好きな漫画 『ガラスの仮面』で こんな場面があります。 演出家の黒沢先生が、出演する役者に、 なんの変哲もないライターを見せ質問をします。 黒沢「これはなんだ?なんの形に見える?」 時には横に、時には縦に、時には斜めに、 役者の目から見える角度を次々に変えながら。 役者「ライターです」 答えは、全員おなじ。 黒沢先生は、 「同じライターでも見る角度によって色々変わる」と 役者に説き、マンガ自体は、そこから先に進むのですが、 今作、その“ライター”を“原作”という文字に変えてもらうと、 まさに、ピタリと当てはまる作品になっています。 まさか、どちらかといえば、 政治っぽい重々しい原作を、 このように調理してしまうとは、予想だにもしませんでした(驚) 中村監督。完敗です。白旗です。降参です。参りました。 ◇ ◇ 『ゴールデンスランバー』を流すのか、 流すならどのタイミングで流すのかも、 注目をしていたのですが、完璧でしょう。 だって、曲が流れてきたとき、ぞくぞくしちゃいましたもん。 あと、こんなの初めてなんですが、曲のおかげもあるのですが、 映画のタイトルコールが表示された瞬間にもゾクッとしちゃいました。 それ以外の音楽も最高です。 オープニング、作中、そしてエンドロール中、 どれもが、この映画作品にはピッタリでした。 ◇ ◇ 少し役者にも触れさせてください。 中村監督。3部作締めにふさわしく、 最強のラインナップでキャスティングしたのではないでしょうか。 まずエンドロール中に名前をチェック漏れしたのですが、 竹内結子さんの娘役の女の子。今年、堺雅人さんが「天才だ」と絶賛した 『南極料理人』で堺さんの娘役を演じた女の子に匹敵をする上手さです。 ポイントになるシーンで登場しますが、彼女のまったく演技をしているように、 見えない脱力形のお芝居だけでも、注目する価値があります。 そして一番大事な、 主要キャスト2名。これが中村監督作品3作目です。 堺雅人さん『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ジャージの二人』 竹内結子さん『ジェネラル・ルージュの凱旋』『チーム・バチスタの栄光』 だから、互いに阿吽の呼吸が取れる関係になるくらい信頼関係が構築されているんでしょうね。 この監督に任せれば大丈夫!この役者さんなら大丈夫!!って強固な繋がりが。 2人とも、特に竹内さん。役の人物設定もありますが、すごくのびのびと、 演技されているように見えました。『プライド』(月9)以来かな。 一瞬の表情に、とってもキュートなかわいさを感じたのは(笑顔) 他にも、 濱田岳くんは、これで中村監督伊坂3部作完全制覇。 相武紗季さんは、完全にイメージを変えに来ていますね。 人気が落ちてきたときにイメチェンすると視聴者に足元を みられてしまいますから、後釜もいますし、完璧ではないでしょうか。あとは結婚? ☆彡 ☆彡 『20世紀少年』 『サイドカーに犬』 『クライマーズ・ハイ』 これを意識した(遊び)関係もありました。 ちなみに、2点ほど辻褄があわない場面があります。 1点目は、おそらくCGとするのなら、明らかにおかしいです。 2点目も、おかしいのですが、そのあとに来るシーンとの繋がりを考えて、 あえて、そうしたのかな?と、解釈すると許さざるを得なくなりました(苦笑) 冒頭タイトルの感想、 逆は何度も書いてきましたが、 こんなタイトルをつけるのは、今作がはじめてです(驚) さぁみなさん、全身の力を抜いて、 リラックスしてスクリーンに集中してください。 大丈夫です!“黄金のまどろみ”は、絶対に訪れませんから(笑顔)
あれれ・・でも面白かった
あちこちにツッコミを入れたくなったので、Bプラス タイトルから内容が全く伝わらず、そのタイトルも映画の中でビートルズのナンバーだったという事を知ったくらいで、全然期待していなかった。 正直に、試写会に当たったので観に行った、くらいか。 犯人に仕立て上げられた主人公が必死で逃げる、というストーリーなのだが・・。 何故、アイツが関わってくるのか?何故殺人犯にされるのか?どうやって、あの仕掛けを設置?何故アレが入れ替えただけで動くのか?何故あの人が味方? などなど、背景を勝手に想像したくなる謎が沢山沢山出てきて、ストーリーはあるのだが、全てそれは想像するしかない。 多分、あーなのだろう、こーなのだろう、と考えているうちに、 結構楽しんじゃった。 楽しめたのなら2時間10分も座っていた甲斐があったというもの。 主役の「公方さま」も竹内結子も等身大の役柄で好感が持てた。 試写会としては見応えあり!
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