ゴールデンスランバー(2010)のレビュー・感想・評価
全160件中、141~160件目を表示
中村監督の力量に脱帽!
この映画の原作「ゴールデンスランバー」は、とても面白い小説だった。
その、エンターテイメントに徹した内容は、映画好きとしては是非、スクリーンで見たい!と思う反面、これを映画の尺にまとめるのは、かなり困難だろうなぁ……と、かなり映像化は難しい、という印象を受けた作品でもあった。
去年、この小説の映画化のニュースを知った。
手掛けるのは、中村義洋監督。
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」と、伊坂幸太郎原作の映画化はお手のものの監督が作るという事で、かなり不安が払拭された。
そして、豪華なキャスト陣。
その殆どが、原作のイメージ通り。
こうして、この映画の期待度は更に高まっていき、1月30日の公開日は、初日の初回に劇場に足を運び、この映画に臨んだ。
結論から言うと、中村監督の力量に脱帽するしかない作品だった。
原作の再現度はかなりのもの。
自分が原作の中で、印象に残ったシーンがキチンと再現出来てたらいいか……ぐらいに思っていたが、蓋を開けてみると、原作のほぼ9割は再現していたのではないだろうか?
それでいて、2時間半の長さに、キチンと納まっている。
この構成力は、半端ない。
元々面白い小説を、忠実に再現したのだから、面白い映画にならない訳がない。少々長尺の作品だったが、終わってみればあっと言う間だった。
「ありえない話」「都合が良すぎる展開」と言う人もいるだろうが、元々、エンターテイメントに特化した作品なんだから、それは当たり前。ここは素直に、自分も青柳になったつもりで、仙台の町を逃げ続けるのが、最良の観賞方法だと思う。
残念なのが、この映画の宣伝。
あまり、サスペンス調な部分を強調しない方が良かったかと。
どちらかと言うとこの映画、“人を信用する事”の大切さを訴える、ハートフル・ストーリー、とも言えるものだから。
岡本喜八監督の「大誘拐」。
あの映画を見た後と、同じ感動を得ながら、劇場を後に出来る映画だった。
ストーリー設定は雑でアラが目立つけれど、今度の堺雅人は面白い!
ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)とは、「黄金のまどろみ」という意味。1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されたポール・マッカートニー作の曲。登場人物たちの学生時代を象徴する音楽としてシンボリックに取り上げられていました。
ストーリーは、権力とは全く縁のない、ごくフツーの仙台市民が、首相爆殺犯に仕立て上げられて、ひたすら逃げ回るところを描いた作品。なにしろ主人公が圧倒的な警察の組織力と情報力の前に何度も絶体絶命のピンチに遭うものだから、2時間を超える作品でも飽きは来ませんでした。
何と言っても父っちゃん坊やのような小市民ぶりを発揮する堺雅人の演技がお見事です。これまでのキャストでも最低にブザマかも知れません。友人の裏切り、次々に現れる追っ手、そして何度も絶体絶命のピンチに陥る度に目を剥いて、驚く様は圧巻です。
ただストーリー設定は雑。
サスペンスにしては、真犯人が明かされず、警察幹部も巻き込む犯人グループの動機とか背景など、ネタバレなしのまま終わってしまったことは、不満が残ります。
加えて演出面でも、真っ昼間から刑事が大音響をならして、青柳を殺そうとショットガンぶっ放す。場合によっては、交番勤務の巡査まで刑事が殺してしまうのです。
また無数のマンホールから打上げ花火を打ち上げてしまうことなど、実際は不可能でしょう。
極めつけは、青柳に協力する連続通り魔殺人鬼。なんで人を殺すのか、なんで青柳を逃がし、協力するのかよく分からないキャラでした。
このように、あり得ないシーンが続々登場します。
但し、伏線の張り方としてはかなり細かくて、えっここで繋がるんだ!と驚くところが結構ありました。
代表的なシーンとして、冒頭のシーン。本作の始まりを暗示するものと思っていたら、ラストで全然違った意味付けがなされます。この辺が中村監督らしさを感じさせてくれました。
ストーリーテーラーとしての中村監督は、組み立て方で名人芸を毎作見せてくれました。けれども本作は原作の整理が充分できていないような気がします。
2時間で長編を入れ込むのは、どんなベテランでも難しいことなのでしょうか。同じ堺雅人出演の『アフタースクール』と比べてしまうと、パズル的なストーリーとしては、内田監督が1枚も2枚も上を行く巧さを感じました。
いきなりの展開に・・
あの宣伝方法に異議あり
笑える映画です。
ワースト候補登場
この映画が、描きたかったのは・・・?
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」に続く、
伊坂幸太郎原作、中村義洋監督シリーズの第3弾。
個人的に、伊坂幸太郎さんの原作がちょっとニガテで、
(本作も原作は未読です)
中村監督も他の作品はあまりピンと来なかったんですが、
既出の2作はおもしろかったので興味を持っていたところ、
お友達に試写会に誘ってもらいました。
あらすじとしては
ひょんなことからアイドルを危機から救い、民間人ヒーローとなった男が、
一瞬にして首相暗殺犯にしたてあげられ、逃亡するという話。
あっというまにメディアに取り上げられ、見事な犯人に仕立て上げられた彼を救うのは、
ほんとうの彼を知っている、家族や仲間からの「信頼」のみ。
果たして彼は真実を世間につきつけることができるのか・・・??
といったところでしょうか。
主人公、青柳雅春は誠実で丁寧な男。
彼の、日常生活での真摯さ、素直さといった人柄が、
窮地に追い込まれた彼自身の身を救っていきます。
冒頭でも、「人間の武器は「イメージと信頼」」という言葉が出てきますが、
青柳を演じる堺雅人さんはミステリアスにも見えるけど、誠実で実直、という役がイメージにぴったりだったかなぁと思いました
でもそれ以上に、彼の学生時代の恋人であり、最大の理解者、樋口を演じる竹内結子さんがすばらしかったです。
樋口は、どんなときでも
自分の気持ちに正直で、自分の考えで動くことができる女性。
竹内さんはそんな樋口を、凛とした強さではなく、飄々とした雰囲気で演じていて
とても印象に残りました
そしてとにかくきれい!!
たたずまいが素敵でした。
そんなふたりの学生時代からの回想シーンが
張りつめた逃走シーンの合間合間にはさまれていて、
途中、何度も胸がせつなくなりました。
カタチにはならなくても
しばらく連絡が途絶えていても
信じる、という気持ちだけでつながっている
学生時代の仲間たち。
そこに流れる「Golden Slumbers」
そこにあるべき「帰る場所」が遠く感じられるときもある。
それでも、ひとは、「思い出」つながっている。。。
実は青柳と学生時代の仲間との接触シーンは
ほとんど前半の最初の方だけです
それなのに、「つながっている」と感じられる
そんな絆に胸がせつなくなりました
が
しかし
一方で
そのぶん、青柳が首相暗殺犯に仕立てられ上げられてしまった経緯や
その実態、
そしてそこからの社会批判などなどについて、
ちょっと描き方があまかったかも。。。
「それはおいといてもいいじゃん」と言うには
社会的なメッセージ的な部分もところどころに出てきてしまっていたような。。。
2時間半という決して短くはない映画ですが、
釈然としない部分やとっちらかってしまった部分も多かったかなと思いました
結局のところ。。。何を言いたかったのかが
曖昧になってしまったような印象です。
伊坂さん作品なので、
もしかしたら小説を読んでいたらもう少し違って見れたのかな…?
ですが、
ちょっと疲れましたが、見ごたえはあるかな、と思います。
斉藤和義さんが唄う、
「Golden Slumbers」がとってもよかったです。
爽快
時間軸がクロスする感じの構成がよかったです。やはりテレビの延長っぽく見えてしまうのはこの手の映画のしょうがないところですが、請った映像もあり楽しめました。
堺雅人好きはどうぞ。
ゴールデンスランバー
これは文句なく面白かったです。主役級の俳優さんがそろってて、皆さんの個性がいい感じでぶつかりあって、笑いが自然と出てしまう。見にいけて本当に良かった!そして、見終わると、いろんなシーンが後でつながるっていうか、そういう心理からそういう行動があったんだねって。これって、いい映画を見た後の楽しみなんですけど・・・良かったです。『痴漢は死ね』って書初めを両親に送ることで自分が生きていることを知らせた青柳、それで分かる両親、いい親子なんだな~って思いました。冷静に考えると、この先の青柳さん、大変だなぁ~って思うけどね。
一瞬たりとも見逃せない!
原作は途中で挫折してしまったのですが、映画は文句なく楽しめました。
最初のシーンが最後のシーンにリンクしており、
観終わった後、数々のエピソードがその後につながる意味を
持っていたんだと、素直に面白かった!と楽しめる作品でした。
原作を超えた!
今日というか、正確にいうと1月21日新宿厚生年金会館での試写会で見てきた。
伊坂幸太郎の原作を読んでいて、監督の中村義洋が言う通りほぼ原作通りの展開だが、素直に楽しめた。というより、原作を読んだときに感じた違和感を映画では持たずに見ることが出来た。大変すばらしいエンターテイメント作品だ。それも日本のエンターテイメント作品が持ちがちな余計な配慮を見事切り捨てた素晴らしい作品だと思った。
原作を読んだ違和感とは、つまりミステリー作品を読むときに読者が求める謎解きへの欲望が満たされるかどうかに関わっていた。すなわち、首相暗殺の真犯人は誰で、その背後には何があるのかという、この本を読んでいる時に読者が通有に持つ疑問に原作は答えているのかというものだ。ところが、映画においては、視点人物がほぼ青柳に統一されていることで、観客はまず、首相暗殺犯に仕立て上げられ右往左往する青柳の立場に同一化することなる。その結果、原作の小説において読者を引きつける青柳の逃走劇の結末と真犯人のあぶり出しという二つの関心のうちの後者つまりは真犯人あるいはこの事件そのものの背後関係という関心は後景に退く。映画の観客は、青柳がどうなるのか、という迫真の展開にほぼ関心を集中させることになるのだ。したがって、映画の結末において観客は、真犯人あるいは事件の真相の解明というミステリーを読むときには求めざるを得ない部分を度外視して、大きな喜びを得ることが出来る。実際映画の最後において観客席から拍手が起きた(タイトルバックがまだ終わっていないのに席を立つ人々で場内はかなり騒然としていたにかかわらずだ)。
この映画を見て、これは伊坂の原作を上回っただけでなく、伊坂の意図をむしろ原作の小説を超えて実現しているではないかと思った。
とにかくこの映画は間違いなく傑作である。私がこれまで見た中村義洋の作品(『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュ・ストーリー』『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』等)の中でも最高傑作だと思った。
いろいろいいシーンはあったが、学生時代の青柳と晴子がデートしたカローラのシーン、運転席の青柳と助手席の晴子を後ろから撮るシーンは良かった。余談だが。
逃げる・逃げる・・
全く身に覚えのないのに
「首相暗殺」なんていう重大事件の犯人に仕立て上げられ、
堺雅人(青柳)が仙台の街を走る、走る、走る・・・・
日本の警察のくせに平気でバンバン撃ってくるし、
テレビはどのチャンネルでも指名手配の自分の写真が映っているし・・・
ピ~ンチ!!!
これって完ぺき「冤罪もの」なんだけど、怒りを前面に出したり、
影の黒幕をじわじわあぶりだしたりする、
ガチなクライムサスペンスじゃないんですね。
こんな題材だというのに、
肩の力を抜いて、くすっと笑える洒落た映画になっています。
自分に残された道は「人を信じること」
「人間の最大の武器は習慣と信頼」
甘っちょろいとお思いでしょうが、
世の中捨てたもんじゃない。
彼を信用してくれる人たちの力を借りて、
さらに逃亡劇をつづける青柳なのです。
「結局一番利口なのは、逃げることだ」
「死んだら負けだ、逃げた事にはならない」
「雅春!、ちゃっちゃと逃げろ!」
あはは・・・誰も「自首しろ」なんていわないんです。
今の日本で警察が信用できなくなったらかなりキツイと思うのですが、
まあ、それもアリかなぁ・・・
勧善懲悪のラストではないけれど、
エンタメ映画として楽しんでください。
そんなに込み入った作りにはしていないので、
読んでなくても全然OKだと思います。
楽しめる映画でした
「キルオ」役の濱田岳が素晴らしい
12/10に試写会が当たって、ゴールデンスランバーを見て来ました。
あまりにもリアリティが無さ過ぎるストーリー展開に、これはコメディ映画なのかな?そう思って見たら腹が立たない映画でした。
最初は首相暗殺、ドカーンと首相が爆発されて緊迫感が有るんだけど、その緊迫感は一切続かないストーリーです。
いつの間にか首相暗殺なんて関係なく進んでしまいます。
ストーリー内で足りない部分は見ている側が脳内でツジツマを合わせながら見ないと「うーーーーん怒」となってしまいます。
この映画のチラシに「事件のカギを握るのは、ビートルズの名曲」とありますが、ちっとも事件のカギを握るものではありません。
警察官が街中でバズーカー砲をぶっ放すし、民間人に発砲してくるし、いろいろとリアリティが無さ過ぎて共感して見ることが出来ない映画でした。
素晴らしい役者さんが沢山出ているにもかかわらず、うまくその良さを引き出せない残念な使い方になんだかなーと思ってしまいました。
こんなにスゴイ役者さんばっかり出てるのだから期待して行ったんだけれどなぁ。
まあ、ニヤニヤしながらバズーカー砲をぶっ放す永島敏行さんの演技は面白くて、アニメのような「そんなあり得ないっしょー」と笑いながら見れば怒りよりコメディ映画として楽しんできました。
最後の下水道を通って逃げて、下水道の筒に花火を仕掛けて町中に打ち上げ花火が上がるシーンも笑って見なければあきれる展開です。
途中で主人公の逃走を助けてくれる「キルオ」くんが出てこなければツマンナイ映画でした。
このキルオ役の濱田岳くんの演技が素晴らしいです。
私は彼を初めて見たのですが、彼の演技がこの映画の足りない部分を救っていると言っても過言ではありません!
「キルオ」だけのストーリーの映画が有ったら見に行きたいな、と思いました。
結論、このゴールデンスランバーは、私の心には響かない残念な映画でした・・・・。
ゴールデンコンビ
清々しい・・・!!
原作未読な上、ろくに予習もせずに観たのですが・・・
これが思いがけなく(失礼)すんごく面白くて“当たり”でした!!
なんとなくもっと重たい感じかと思ってたんですけど、結局笑ってばっかりだったような。
ドキドキしたり笑ったりホロリとしたりしながらどんどん夢中になってのめり込んでいって、観終わった後には清々しく幸せな気持ちになりました。
話自体はハチャメチャであり得ないのに、いろんな人物の気持ちや、その気持ちにつき動かされているようにとっている行動が、心に響いて愛しくさえ思いました。
もちろん原作の良さもあるのでしょうけど、キャストの皆さんがそれぞれとても光っていてよかったです。
それと、キーとなっている曲はもちろん、エンディング曲もとてもよく合っていて、それも含めてひとつの作品になっている感じを受けました(本来そうあるべきなのでしょうが、そう感じられる作品を最近観ていなかったので)。
誰かを想うって、こういうことだよなぁ・・・。
原作を読んでからのほうが、より楽しめるかも♪
事前に原作は既読済みです。
『アヒルと鴨のコインロッカー』
『フィッシュストーリー』中村監督作、鑑賞済みです。
原作者、伊坂幸太郎さんが「この作品で自著の映画化は一旦ストップ」
そんな、情報もエンタメ誌から入手済みでした。この作品の出来が、
あまりにもよかったからストップなのか、それとも逆なのか、もしくは
ただ単にストップしたいだけなのか、様々な可能性を予想。
ひとまず、期待のハードルを下げて鑑賞することに決めました(苦笑)
☆彡 ☆彡
伊坂著作中村監督3部作(勝手に命名)
この中で一番、面白かったんですけど!
パンフレット、メチャメチャ欲しいんですけど!
なんで、上映終了後にティーチイン、ないんだよ~~!
上映終了後、
客席から静かに起きた
拍手に乗っかって、本当は
もっと大きく拍手したかったのですが、
控えめに興奮と喜びを表現してみました(苦笑)
大好きな漫画
『ガラスの仮面』で
こんな場面があります。
演出家の黒沢先生が、出演する役者に、
なんの変哲もないライターを見せ質問をします。
黒沢「これはなんだ?なんの形に見える?」
時には横に、時には縦に、時には斜めに、
役者の目から見える角度を次々に変えながら。
役者「ライターです」
答えは、全員おなじ。
黒沢先生は、
「同じライターでも見る角度によって色々変わる」と
役者に説き、マンガ自体は、そこから先に進むのですが、
今作、その“ライター”を“原作”という文字に変えてもらうと、
まさに、ピタリと当てはまる作品になっています。
まさか、どちらかといえば、
政治っぽい重々しい原作を、
このように調理してしまうとは、予想だにもしませんでした(驚)
中村監督。完敗です。白旗です。降参です。参りました。
◇ ◇
『ゴールデンスランバー』を流すのか、
流すならどのタイミングで流すのかも、
注目をしていたのですが、完璧でしょう。
だって、曲が流れてきたとき、ぞくぞくしちゃいましたもん。
あと、こんなの初めてなんですが、曲のおかげもあるのですが、
映画のタイトルコールが表示された瞬間にもゾクッとしちゃいました。
それ以外の音楽も最高です。
オープニング、作中、そしてエンドロール中、
どれもが、この映画作品にはピッタリでした。
◇ ◇
少し役者にも触れさせてください。
中村監督。3部作締めにふさわしく、
最強のラインナップでキャスティングしたのではないでしょうか。
まずエンドロール中に名前をチェック漏れしたのですが、
竹内結子さんの娘役の女の子。今年、堺雅人さんが「天才だ」と絶賛した
『南極料理人』で堺さんの娘役を演じた女の子に匹敵をする上手さです。
ポイントになるシーンで登場しますが、彼女のまったく演技をしているように、
見えない脱力形のお芝居だけでも、注目する価値があります。
そして一番大事な、
主要キャスト2名。これが中村監督作品3作目です。
堺雅人さん『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ジャージの二人』
竹内結子さん『ジェネラル・ルージュの凱旋』『チーム・バチスタの栄光』
だから、互いに阿吽の呼吸が取れる関係になるくらい信頼関係が構築されているんでしょうね。
この監督に任せれば大丈夫!この役者さんなら大丈夫!!って強固な繋がりが。
2人とも、特に竹内さん。役の人物設定もありますが、すごくのびのびと、
演技されているように見えました。『プライド』(月9)以来かな。
一瞬の表情に、とってもキュートなかわいさを感じたのは(笑顔)
他にも、
濱田岳くんは、これで中村監督伊坂3部作完全制覇。
相武紗季さんは、完全にイメージを変えに来ていますね。
人気が落ちてきたときにイメチェンすると視聴者に足元を
みられてしまいますから、後釜もいますし、完璧ではないでしょうか。あとは結婚?
☆彡 ☆彡
『20世紀少年』
『サイドカーに犬』
『クライマーズ・ハイ』
これを意識した(遊び)関係もありました。
ちなみに、2点ほど辻褄があわない場面があります。
1点目は、おそらくCGとするのなら、明らかにおかしいです。
2点目も、おかしいのですが、そのあとに来るシーンとの繋がりを考えて、
あえて、そうしたのかな?と、解釈すると許さざるを得なくなりました(苦笑)
冒頭タイトルの感想、
逆は何度も書いてきましたが、
こんなタイトルをつけるのは、今作がはじめてです(驚)
さぁみなさん、全身の力を抜いて、
リラックスしてスクリーンに集中してください。
大丈夫です!“黄金のまどろみ”は、絶対に訪れませんから(笑顔)
あれれ・・でも面白かった
あちこちにツッコミを入れたくなったので、Bプラス
タイトルから内容が全く伝わらず、そのタイトルも映画の中でビートルズのナンバーだったという事を知ったくらいで、全然期待していなかった。
正直に、試写会に当たったので観に行った、くらいか。
犯人に仕立て上げられた主人公が必死で逃げる、というストーリーなのだが・・。
何故、アイツが関わってくるのか?何故殺人犯にされるのか?どうやって、あの仕掛けを設置?何故アレが入れ替えただけで動くのか?何故あの人が味方?
などなど、背景を勝手に想像したくなる謎が沢山沢山出てきて、ストーリーはあるのだが、全てそれは想像するしかない。
多分、あーなのだろう、こーなのだろう、と考えているうちに、
結構楽しんじゃった。
楽しめたのなら2時間10分も座っていた甲斐があったというもの。
主役の「公方さま」も竹内結子も等身大の役柄で好感が持てた。
試写会としては見応えあり!
全160件中、141~160件目を表示