劇場公開日 2009年5月9日

「ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんを偲んで」上島ジェーン 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんを偲んで

2022年5月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

故・上島竜兵
2022年5月11日
享年61

初鑑賞
監督は『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』のマッコイ斉藤

上島竜兵が1ヶ月の夏期休暇を取り後輩の有吉を連れてサーフィンを始めるドキュメンタリー?黒いスーツにサングラスというコナンの悪役のようなスタイルの2人
クリーム色のビートルにサーフボード2本載せてやってきました九十九里浜
海の近くに部屋を借りてサーフィンに挑む2人

千葉県一宮町釣ヶ崎海岸
別名志田下は上級者向けのポイントで初心者がいきなり挑戦できるような場所ではないらしい

有吉は真面目にサーフィンに取り組んでいる一方で誘った方の波にビビったのかヘタレ上島はなかなか海に入らずやる気が感じられない
丘サーファーとして女の子にモテたいのかクズぶりを遺憾なく発揮
しまいにはサーフィンを楽しんでいる人たちに海上バイクで割って入る危険行為で番長はじめサーファー仲間にこっぴどく叱られる上島

ワックスの件が面白い
ゴルフ場でサーフボードを持っている上島竜兵とそれを問い詰める有吉の件も面白い
黒のレンジローバーの前での上島有吉の口論と乱闘の件も面白い
サーフボードを壊して逆ギレする場面も良かった

脚本はあるし女の子3人は明らかに芸能人
ドキュメンタリータッチのフィクション
ミーナと渚は姉妹という設定で実際は赤の他人
男性サーファーのみなさんはおそらく地元のサーフィン好きな一般人と思われる

いくら鈍い僕でもエンドロール直前に上島竜兵の遺影を持ち霊柩車に乗っている有吉を観て「あっこれはドキュメンタリーではない」と気づいた

贅沢なコントなんだなと

死して星4つ

野川新栄