「NYでデートするお話です。」東のエデン 劇場版I The King of Eden よしさんの映画レビュー(感想・評価)
NYでデートするお話です。
ひょんなことから100億円を使える携帯を渡され「日本を良くしろ」と言われた記憶喪失の若者と、その若者を助ける大学生達の物語。
TVアニメの完結映画の前編です。TVシリーズでは、ダークファンタジーテイストの突飛な設定と、少しお洒落でスピード感もあるストーリー展開が楽しめた作品です。
ただ、突飛な設定をどのように終わらせるのか?がとても不安な作品でもありました。残念ながら、その不安が的中したような完結編でした。
完結編の前編であるこの作品でも結末への不安感が漂っていて、ストーリーに迷走感が顕著です。
2番煎じの記憶喪失や何故か映画を撮ろうとする緊張感のないセレソン。ニューヨークも記憶喪失も「過去をリセットして・・・」って設定なんでしょうけど、TVシリーズでやっているので、少々無理を感じてしまいます。もう少ししっかりとしたセレソンを設定して、丁々発止の攻防等があれば楽しめたのでしょうが・・・NYの街並みで二人をデートさせることだけを考えたような映画でした。
ただ、ラストへの期待感がまだあっただけに、極端なマイナス評価は自重しました。
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