劇場公開日 2009年9月12日

  • 予告編を見る

「賛否両論でしょうが、私は好き!」しんぼる ★りんごちゃん★さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5賛否両論でしょうが、私は好き!

2011年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

きっとこの映画は、賛否両論だろうな。と前半で悟りました。
一緒に観ていたお友達も、結構な前半でいびきをかいて寝てしまう始末。

大阪生まれ、大阪育ち、ダウンタウン世代の私には、ついつい松ちゃんを贔屓目で観てしまうところもあるけれど、私は「大日本人」より好きかも。

とにかく、松ちゃんは天才。
彼の頭の中の「何か」を「お笑い」という経験を交えて形にしたものが、この映画。
だから、この作品に意味を求めてはいけないのです。

なんであの部屋に来たの?
なんであれ押したら、こうなるの?

そんなこと、松ちゃんの映画に限った話じゃない。
フィクションってそんなもん。

ドラえもんの映画観る時、ドラえもん存在について異議を唱える?
スーパーマンがなんで空飛べるのか、なんか真剣に考える?

この映画の設定は、自分の身に起こりえるような普通な出来事(部屋に閉じ込められる)から始まるから、何だか意味を求めたくなるんだろうね。これが逸脱したような設定ならば、「なんでなんで???」なんて考えずに、すっと「映画」だってことわきまえて観れるのかもしれない。
でもそういうシュールなところが、松ちゃんらしいと設定だと思うなー。

私は単純に、面白いと思いました。
松ちゃんの自分の好きな「笑い」の部分が、いっぱい出ていた気がする。
初めのストーリーと、あの部屋の話、どうやってくっつけるんだろう、なんてワクワクしてたら、やっぱり裏切らない形でくっつけてくれました。

大きく観ると、結構単純なストーリーなんだけど、0からあれを思い浮かぶには、やっぱり松ちゃんの思考回路は、良い意味で狂ってるなーと思う。

コメントする
★りんごちゃん★