「現代の女性像とは。」プリンセスと魔法のキス Ririさんの映画レビュー(感想・評価)
現代の女性像とは。
労働階級出身の夢に向かって黙々と努力する賢い黒人女性ティアナ。映画自体の設定は90年代ですが、現代に相応しい強く逞しく描かれてます。
童謡のカエルの王子様逆バージョンといった感じ。
この映画が訴えていた、大事なものとは?
自分の事しか考えてない王子は、次第にティアナの夢を叶える為に。
ティアナはカエルでもナヴィと一緒に叶えたい。
自分さえ良ければ良いという殺伐とした時代。相手を思いやる愛や人は見た目だけで判断をしない。という事でしょうか。
ディズニー映画にしてはダジャレを挟んだり、JAZZミュージカルが最高で、パンチの効いた強烈な195歳?のママオーディのキャラ設定もナイス。
予想外にレイが悲しい終わり方をしたと思いきや、恋い焦がれていたエヴァンジェリーンと一緒になれる。という設定はとてもロマンチックでした。
ドレスなんてほぼ着てないし、カエルの時間が9割を占めてるし、世間知らずの王子はぐうたら。
こーゆうストーリーもプリンセスもディズニーらしくないけど、新たな女性像として共感できました。
自分の信じた道を貫くティアナは過去最高のプリンセスなのではないかな。
強いて言うなら、こんな素敵な作品なのに題名が普通すぎる。もっと個性的だと観る人も増えると思う。
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