サロゲートのレビュー・感想・評価
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サロゲートと呼ばれているロボット
ブルースウィリス扮する捜査官トムグリアーは、バイクが元で起きた事故現場に駆けつけた。倒れていたのはふたりともサロゲートと呼ばれているロボットだった。
サロゲートがやられると離れている人間本体もダメージを受けるんだね。それに人間が街を歩くのは危険だとも言う。しかし運動もせず寝てばかりいたら人間本体もいかれちゃうよね。ちょっと 分かりにくいところもあったけど、緊迫感は伝わったな。
面白い設定を生かせてない
「メタバース」とか「ネット社会」を揶揄した設定は面白い。
でも社会を「破壊」しようとした悪党を倒し、でサロゲートが無くなるってラストは、安直過ぎるように思う。
もっと「後を引く」ラストだと、映画ファンの記憶に残るSF映画になれたかもしれないのに、残念だなあ。
面白い設定ではあるが、もっと効果的に楽しめるストーリーはなかったものだろうか。
サロゲートは自分そっくりに整形することもできるし、全くの別人になることもできる。殺人事件の被害者は、開発会社VSIのCEOを狙ったものだったが、実はそのサロゲートは息子が借りていて、息子が殺されてしまったのだ。もう一人の被害者女性はてっきり女性だと思われたが、ぶよぶよに太ったおっさんだった(笑)
犯人が使った武器はサロゲートを倒すだけでなく、操作するオペレーターをも感染させて殺す究極の武器。バイクに乗って逃げた犯人は警官たちに囲まれてしまうが、グリア(ウィリス)の部下たちをも殺してしまう。特別区に逃げ込んだと思われたために、グリアは生身の体で潜入する。
全体的に評価が低くなるのはVRロボットでの活躍を描いた『アバター』が公開された直後だったこともあるのだろう。中途半端に人間の社会を取り戻すんだという社会派メッセージを入れようとして、結局はその目的の原因となる人間の心が描かれなかったために、何を描きたかったのかわからなくなってる弱点。開発したCEOが人間社会を取り戻そうとする理由だとか、グリアが生身の妻を愛したかったためだとか、全てにおいて中途半端だった・・・
人間の堕ちた姿
近未来のロボット技術による人間の自堕落を描いたサスペンスアクション。
理想の外見で理想の生活を送る為、自分は寝たままでロボットに自分の分身を演じてもらう世界。
主人公の刑事トムは、ある一つの事件をきっかけにこの生活に疑問を向け始める…
映画を楽しむと同時に、ロボット技術を突き詰めるとこういう世界になりかねないぞ、というメッセージ性を感じました。
90分でサクッと見れちゃうのも○
ただパッケージにあるような「ハードアクション超大作」ではなかったかな😅
見てると誰がロボで誰が人間か分からなくなってきますよ(笑)
ブルース、ハズレの一本
現実世界と、仮想現実との隙間で起きた「殺人行為」の捜査を描いた作品ですが、その複雑なプロットに着いて行けず。
最後まで疑問符が取れないままの作品でした。
むしろ、ブルース・ウィリスはミスキャストだったと思います。
2015.9.15
ロボットとの五感共有
「スーパーヒューマン誕生」という本で
テクノロジーの紹介から、この映画が紹介されていたのを
きっかけに見てみた。
人間の五感をロボットに同期することができれば、
人間は肉体を持たずに生活することができるのかもしれない。
近年のVRゴーグルの技術進歩がさらに進歩すれば、
触覚や味覚、臭覚ですら疑似体験できるのかもしれない。
「エイリアン2」でリプリーが、
重労働用のロボットでエイリアンと闘ったが、
テクノロジーの進歩で、
遠隔操作で快楽を作ることも可能かもしれないという、
テクノロジーの可能性を感じさせられる映画だったが、
内容ははまらなかった。
仮想の現実は人類には扱えない
2010年公開でディズニー製作のスピルバーグならば日本でも公開されると思っていたが、結局日本で公開は無く、飛行機の中でしか見れなかったのは謎だった。
映画AIでも感じたがスピルバーグはネットや仮想世界、仮想人格的な物には否定的な人だと思う。
それはこの映画にも描かれているが、その【技術が嫌い】というわけではなく、その技術を人間が正しく扱えると思っていないのだと思う。
理想の形を、仮想の自分を手にする事は夢のある話のようで実は違う。
サロゲートに没頭し偽りの自分と人生に愉悦を感じながら、罪悪感と劣等感にストレスに悩まされサロゲート中毒となっていく。
現実を捨てる事で人生を楽しむだったはずが、楽しもうとすればするほど現実の自分を追い詰め出す結果に繋がる。
人間が人間である内は、このようなコンテンツや技術は人を追い詰めていくだけだとスピルバーグは警鐘をならしていたように思う。
雰囲気◎
ブルース・ウィリス主演のSFと聞けばアクションてんこ盛りの作品に思えるが、本作は技術革新に飲み込まれる社会の闇を描いたサスペンスだ。どうも「ダイ・ハード」的要素を想像してしまうが、アクションはかなり控えめだ。役者が同じ役ばかりをやりたがらない理由はそれだろうか。
ネット社会と呼ばれる現代と通ずるものもあり、現代社会の未来を描いた作品そのものに思えて怖い。ロボット(AI)やVR技術もここまで世の中に影響を与えるかはその時にならないと分からないが、そんな世界に警鐘を鳴らす作品としてはなかなか的を得ていて良いと思う。
この製作スタッフの作品だとなかなか心配になるが、本作に関しては次第点だと思う。メッセージ性が強いため、エンターテインメントとして観ると地味すぎて万人受けしないだろうが、綺麗な映像と見事な世界観で表現出来ている。結局サロゲートを作った人物が自らそれに終止符を打とうと手を尽くしていた訳だが、「レディ・プレイヤー1」でもそうだった様に、天才が変な気を起こすと大変なことになるのだろう。
なんとなく、攻殻機動隊。
思うのだが、人間そっくりなアンドロイドを作ることが出来るなら、絶対に、性の欲求を満たすために使うヤツが出るだろう!なのに、なぜ誰もエロのために利用しない?
攻殻機動隊は、過激なエロ描写ナシでエロ問題を見事に画いており、感動したもんだ。
うーん、本作はやっぱり何か物足りない。
世の中、全員ニート(笑)
全てがバーチャルで世間を動かすのはロボットだけ。
そんな世界が繰り広げられる今作品サロゲート。
痛烈な社会風刺とも言えるテーマに望むは
我らがマクレーン刑事、もといブルース・ウィリス。
しかし、今回はアクションはなりをひそめ、
人間としての心の葛藤や苦悩を見事に演じています。
作品としては深みが足りず、いまいちですが
彼の円熟味が増した演技は素晴らしい。
テーマは面白いのですが、幅や広がりを感じ無い。
何か重厚さが足りないと言うか、大作にまで
なりきれていない気がします。
ストーリーも中間中弛み。
ただ、面白かったのはサロゲートを使わない
人間で犯罪情報の監視をする太ったオッサン。
コンピューターオタクで容姿からして、
まるで今で言うニートなのだが、彼が
ニートの象徴でもあるサロゲートを
否定していることが面白かった。
そして重要な役を担います。
それは見てのお楽しみ。
映画館でみる程ではないが、
DVDではみる価値あり。
そんな作品でした。
便利だから?いや本心を誤魔化したいから
この映画のスタッフ陣であまり面白かったためしがなかったのでぶっちゃけ不安でしたがこの作品はそうでもありませんでした。
この近未来設定はなかなか面白くそれなりに魅力があります。しかしその世界観だけで楽しもうとすると物足りないと感じるかもしれません。サスペンス映画としてもそれほど驚くトリックでもありません。
しかしこの映画、「サロゲート」を使用している人々を見てるととてもありえそうな話で興味深いものでした。確かに何かと便利ではあるだろうが、本当は現実逃避に使う道具に過ぎないのではと思ってしまいます。ただでさえ現代がネットなどで現実逃避をしている人がいる中こうした「サロゲート」のようなものが誕生したらこうなるんだろうなと思いながら見ていました。現代と照らし合わせるといろいろ思わせる内容ではないでしょうか。
あとブルースウィルスさんですが髪の生えた彼は違和感がすごかった(笑)しかしやっぱり名優だけあって感情のこもったシーンはとても輝いています。彼のおかげもあってか、ラストのシーンの決断は共感できるものになってると思います。
全体的に丸く収まってる作品になってると思います。この作品を見逃してると思っているのならば見てみてもいいと思います。
もう少し深みがほしい。
劇場でみたときはまあま面白かったと思ったんだけど、改めてDVDで見たら荒が目立つ。
生身では外出もできずに、家族とも向き合えずに孤独を生きる人々。非常に残念だけど、ありえる世界。
人が集まっても、それぞれ携帯を開いて顔を見合って話す機会が減っている現代の人間関係を考えさせられる。
その辺の危機感や孤独感は非常にうまく描いているかと思う。
しかしながら、みんながずっと寝たきりで部屋に引きこもっていたら、筋肉なくなって太って大変なことになっちゃうだろ。って思ったり、サロゲートの存在が不自然に感じるところも多く、その辺の世界観の作りこみをもっとうまくやってたら、もっと面白かったんだろうなーと。
サロゲートは熟年夫婦の再起の物語である
今年はアバターな世界観に個人的にどっぷりである。
キャメロンが文字通りの作品を世に出して
話題になってるとおもいきや
こちらでもアバター的なロボット社会のお話である。
ぼくはと言えば、年明け早々、
FF13目当てに買ってしまったPS3でホームに
どっぷりはまってしまっているが、
セカンドライフなどのアバターを活用した仮想現実世界を、
現実生活に持ち込んだ世界観が、このサロゲートの舞台だ。
自分は家にいて身代わりロボットが代わりをやってくれる
という未来社会での代替ロボットによる生活は、
SFのモチーフとしてよくあるが、
今回のは代替ロボットをアバター的に活用している点が旬である。
ロボット開発の飛躍的な進歩で、人間は自宅以外の生活を
サロゲートという代替ロボットに委ね、自分は自宅から
遠隔操作をして生活するというライフスタイルが確立する。
それにより、人間は直接的な危害を加えられることがなくなり、
犯罪が激減することになる。
そのような設定の中で、ブルース・ウィルス扮する主人公
FBI捜査官のトムもまた自分よりずっと若作りした、
サロゲートで捜査にあたっている。
しかし彼の悩みの種は、息子を交通事故で失って以来、
心を閉ざしてしまった妻との関係である。
妻はサロゲートでしかコミュニケーションを取ろうとせず、
ずっと部屋に閉じこもっている。
そんな家庭内別居の状態に対してトムはこのサロゲートが
もたらした社会に対して疑問を抱き始める。
そんな矢先に、捜査中自身のサロゲートを失い、
そして再び社会の中で生身の自分として行動するとき、
サロゲートが本来の人間らしさを見失わさせたことに気づくのだ。
監督はジョナサン・モストウだが、彼が「ターミネーター3」を
手懸けたことはこの作品に活かされていると思う。
アクションシーンはまんまターミネーターである。
ぼくも仮想空間で感じる既視感にも似た現実との曖昧さが、
人間の本来的なコミュニケーションを鈍らせているのではないか、
と感じるのだが、まさにそのことを警告するような作品である。
結果的にこの作品は、熟年夫婦の再起の物語であるのだけど、
それは文字通り仮面夫婦というものにも通じる、
非常に現代的な問題も提起している、と付け加えておこう
リアルアバターが何でもしてくれる世界
世界の人、み~んなヒッキーになった近未来SF。
ネットの中でリアルに生きてるヒッキーにとったら、リアルアバターもネットのアバターも変わらないんじゃない?少なくともメンタル面では。
でもこれじゃ人口減るよね。
他人と触れない生活でしょ?…つまり…だって…子作りとかぁ?ww
結構おもしろかったよ
なにしろ上映時間が短めなので中だるみしなくてよかった
オチは読めたし予告でおもしろい部分流してるしで、残念ではあったけど、個人的には好き
つーか最近の予告は良いとこ流しすぎだろうよ
予告以上の何かが観たくて本編観るのに…
1月28日鑑賞
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