劇場公開日 2010年5月29日

「阪本順治監督って、すごく実力のある人だと思う。」座頭市 THE LAST Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0阪本順治監督って、すごく実力のある人だと思う。

2013年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

この映画よくできてると思います。

これ以上ないってくらいの豪華キャストの、それぞれの見せ場がちゃんと入っていて、無駄なくきちんと使いきっている。

これだけの豪華キャストを全部使いきって、不自然さがまったくないようにまとめるのは、そうとうの力量がいると思う。

映像や演出も、こりすぎていてちょっとわかりにくい感じはあるけど、すごく工夫されていて楽しかった。

ストーリーはダークで、すくいようがない感じだけど、自分の性格が暗いせいか、登場人物が全員善人みたいな、泣かせストーリーよりおもしろいような気がする。

音楽も、テーマ曲がすごくいい曲だったし、その他も曲もいい。三味線の音がすごく効果的でした。

最後がちょっとなげやりな感じで残念だったけど、あとはすごくよかった。

阪本順治監督は、「新・仁義なき戦い」も監督していて、すごく実力のある人だと思う。

「新・仁義なき戦い」もおもしろかった。

他は2・3本しか見てないけど、過去の名作シリーズをリメイクでなく、キャラや設定を変えて作るのが好きな人なのかな?

当然その作品は、そのシリーズのファンの人からバッシングされるんだろうけど、負けないでどんどん作っていただきたいです。

「座頭市ザ・ラスト2」とか「帰ってきた座頭市ザ・ラスト」とか「最後の座頭市ザ・ラスト」的な、ラストじゃないじゃん、みたいな感じでもいいから、続編作っていただきたいです。

Push6700