カーズ2のレビュー・感想・評価
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TOKYOより愛をこめて。 スピンオフであればまだ許せるが、正統続編でこれはちょっと…🌀
自動車が生き物のように暮らす世界を舞台にしたレース・アドベンチャー映画『カーズ』シリーズの第2作。
前作から数年。ピストン・カップで4連覇を果たしたマックィーンの下に、世界を股にかけて開催されるワールド・グランプリへの参加権が届く。イタリア代表のF1カー、フランチェスコの挑発に乗ったマックィーンは親友メーターをはじめとする仲間たちと共に初戦の舞台であるトーキョーへと向かうのだが、そのレースにはある陰謀が隠されていた…。
監督はジョン・ラセター。
○キャスト
ライトニング・マックィーン…オーウェン・ウィルソン。
英国の凄腕スパイ、フィン・マックミサイルを演じるのは『ダークナイト』シリーズや『インセプション』の、レジェンド俳優サー・マイケル・ケイン,CBE。
ピクサーのドン、ジョン・ラセターのお気に入り『カーズ』シリーズ(2006-)。
かつてピクサーには『トイ・ストーリー』(1995-)以外は続編を作らないという鉄の掟があった…かどうかは知らんが、安易な続編商法は拒んでいた。
本作はその初の例外であり、これを嚆矢に『モンスターズ・インク』(2001)や『ファインディング・ニモ』(2003)、『Mr.インクレディブル』(2004)といった人気作品のシリーズ化が開始された。本作により、ピクサー映画のフランチャイズ化という地獄の釜が開いてしまったのである…。
ぶっちゃけ『カーズ』はラセターの私物であり、この映画も彼がやりたい事を実現する為だけに撮られたという感がある。
それはすなわち、①『カーズ』の世界を舞台にしたスパイ映画を撮りたい②マックィーンとメーターに世界旅行をさせたい③マックィーンとF1カーを戦わせたい、の3点である。
まぁ②と③は分からんでもない。前作よりもさらに広い舞台とさらに強いライバルを用意するというのは(それが良いか悪いかは別として)続編映画を作る時の鉄板なのだから。
問題は①。「続編を作るのなら前回と同じ事をやっても意味がない」とはラセター監督の言だが、おまっジャンルまで変わってんじゃねーかっ!!
前作は上昇志向とエリート主義に凝り固まったイケすかない若者が田舎暮らしを体験することにより優しさや思いやりに目覚めるというヒューマン(カーマン?)ドラマだったが、今作にその様な要素はカケラも残っていない。主人公は相棒のメーターにチェンジし、彼が悪の組織の陰謀を食い止める為に世界中を駆け回るというスパイストーリーが展開される。
…あのさぁ。そりゃ『1』とおんなじ事をやられても困るけど、だからと言って全然全く根底から違うものをお出しされてもどういう顔をしたらいいのかわからん。主人公もジャンルも違ったら、それはもう別の映画なのよ。
『カーズ』シリーズには『1』と『2』の間に、『メーターの世界つくり話』(2008-2012)という短編アニメシリーズがある。まぁこれは未見なんだけど、タイトルから予想するにメーターが世界を駆け回るホラ話が描かれているんだろう。本作は明らかにその流れを汲んだ映画であり、実はこれ『カーズ2』ではなく『メーターの世界つくり話 ザ・ムービー』なんだと思う。
最初からスピンオフである事を明言していれば、どれだけジャンルが変わってもすんなりと受け入れる事が出来る。ただ、実像は異なるとはいえこれは正当なナンバリングタイトル作品。それなら前作の物語との連続性がある程度担保されていなければならないと思うのだけど…。
ジャンルが変わってしまった事への不満は置いておいても、今作の内容は酷い。本当にピクサーが作ったのか疑いたくなるレベルでお話が終わっている。
今作の敵役は「ペッパー」という故障車軍団。不良品のレッテルを貼られ、蔑まれてきた彼らが世間に対して復讐を企てるというストーリーには納得感がある。マックィーンたちスーパーカーには特に憤懣やる方ない感情を抱いているのだろうし、ポンコツ車であるメーターがその間に立って問題に対処するというのも、普通に上手い設定だと思う。
…なのに、この映画ではその設定が全く活かされていない。ペッパーは現実に置き換えれば身体障害者。人々から差別された結果悪の道に落ちてしまった彼らは、ただの傲慢な悪役として描いて良い存在ではない。だって本当の“悪“はそんな彼らを見捨てた世界なんだもん。
しかし、本作でのペッパーはただのステレオタイプの悪者。世界最大の油田を見つけたからそれで大儲けじゃワッハッハ…って、そんな単純な動機でお前ら本当にいいのか!?もっと世界中のスーパーカーを廃車にしてやるとか、そういう壮大な計画を企ててくれよっ!
解決方法も安易で、ただ敵のボスを懲らしめて終わり。いやこれ悪者1人を捕まえれば済むとかそういう話じゃないんじゃ…。
敵の黒幕は誰だ!?というミステリー要素で物語を最後まで引っ張るのだが、そこにも違和感。だって容疑者1人しかいないんだから、そりゃそいつが犯人だろっ!!これじゃ子供も騙せねーぞ😠
そもそも、この黒幕の行動にも全く納得がいかない。回りくどくやりすぎて、結局何がしたかったのかよくわかんねーぞコラっ!!
一応エコロジーの問題に言及したかったのだろうが、結局代替燃料や電気自動車の良さをアピールする事にも、石油燃料からの脱却を訴える事にも失敗しており、全く骨のない空虚なメッセージだけが宙にぷかぷかと浮いている。
ぶっちゃけカーキチのラセターが「ガソリン自動車なんてけしからん!!」なんて本心から思ってる訳ないんだから、だったらそこに下手に首を突っ込むなと私は言いたい!
ペッパーの陰謀を阻止する事を縦軸に、マックィーンとメーターの友情を横軸にして映画は構成されている。…が、その割に今回のマックィーンは完全に脇役。彼は最後まで事件の全容とは関係ないままで、ハッキリ言って居ても居なくてもそこまで映画に関係ない。
その為、ワールド・グランプリというレース自体にもほとんど意味がなく、ただの賑やかしにしかなっていないというのも不満点のひとつである。スパイ映画にするのかレース映画にするのか、ハッキリしろタココラコラタコッ!!
何故作ったのか首を傾げたくなる、完全なる蛇足。…いや、なぜ作ったのかは明白で、それはもちろん儲かるから。
『カーズ』シリーズは興行収入自体はぼちぼちなのだが、とにかくグッズの売り上げがヤバい。『1』が公開された2006年から『2』が公開された2011年までの6年間で、100億ドルを超える売り上げを叩き出した正に金のなる車なのだ。
ラセターは優秀なクリエイターだが、同時にディズニー/ピクサー両スタジオの最高責任者、つまりビジネスマンでもあった。純真そうな見た目をして、このオヤジはなかなかの食わせ物。本作も純粋な創作意欲に突き動かされたというよりは経営的な判断で作られた一作であると考えて間違いないだろう。そんなもんが面白い映画になる訳ねーだろっ!!😡💢
これを最後にラセターは映画監督からは退き、プロデューサーに専念する様になる。色々あってディズニーから追い出された後は、スカイダンス・アニメーションの責任者に就任。今なお精力的に作品をプロデュースし続けている。
本人はもう監督にカムバックするつもりは無いのだろうが、こんなヘッポコ映画が引退作になって良いのか?かつてのピクサーファンとして、ラセターには映画監督として『トイ・ストーリー』(1995)の様な素晴らしい作品を生み出して欲しいと思っている。
子供用かな、何か感情移入しない
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メーターがスパイと間違えられ、正義の本職スパイと行動を共にする。
敵は新燃料を開発した奴で、メーターもろともマックイーンを爆破しようとしてた。
結局よう分からんけど、新しい原油を掘り当てたか何かだっけ?
その値段を吊り上げるために新燃焼を駄目にしたとか何とか。
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このシリーズは何なんなんだろう、何か感情移入できない。
人間に限りなく近い車たちが主人公だが、人間じゃないからかなあ。
その時点でシュール過ぎるってのもあるけど、やっぱり子供向けだから?
悪人も中途半端な悪さでエゲツなさがまるでないし、そのせい?
世界一周アニメ
とても見応えがあった!
子供向けでこんなにアニメーションそのものを楽しめるのはすごいことだと思う。
レースが日本、イタリア、イギリスの3国で行われるサーキットなため、各地の名所がCGでたくさん。
特に日本でのシーンは多めで、レースも夜だからCGの効いたゲームをしているよう。
更に、レースと並行して、スパイ活動が展開されていく。1でのんびりキャラだったレッカー車のメーターが、まるでジョニーイングリッシュかのごとく周りの勘違いでスパイの仲間入り。こちらはラジエータースプリングから日本、フランスと舞台が移り変わる。しかし長年故障車を意味するペッパー車を見て来たメーターは、ボンネットを開けたところの機材にはめちゃくちゃ詳しく、スパイとして申し分ない活動。
結局、不法に石油王となった悪党が儲かるように、エコと謳ってレースに使われていた次世代オイルが電磁波に弱い事を活かしてレース中の車を次々に危ない目に合わせ、石油以外のオイルの評判をがた落ちさせようという計画だったとわかるのだが、メーターの名推理により次世代オイルの研究者の教授が悪党とわかり、メーターに付けられた爆弾も解除される。
再び傲慢になりメーターを失いかけたライトニングだが、友達をちゃんと謝って取り戻そうとする流れが良かった。メーターも、ライトニングを守るために、爆弾を背負った自分に近づかないでと1人で最期を迎える勇気がすごい。
みんなが少しドジなメーターを変だと思っていると言われて心底落ち込むメーターだったが、秀でた知識や優れた人格にスポットがあたり大活躍した今作。
1での仲間あっての自分という謙虚さと感謝を忘れずにというメッセージに加えて、2では周りの評判は本当にそうか考えようというメッセージがあり、とても良かった。
そして、1でのオーガニック燃料が大きな伏線に。ライトニング、次世代オイルを使っていなかったのか。反則じゃん!と思いつつ、周りに流されなかったチームメンバー、グッジョブ!
カーズのアクションアドベンチャー最高‼️
メーターとマックイーンの友情がものすごく分かる映画で良かったです。
アクションシーンもものすごくかっこよくて、特にみんなが集まって戦うシーンは鳥肌が立ちました(≧∀≦)
あと、メーターが1人で帰ってしまってそれを悲しむマックイーン達のシーンでグイドがすごく泣いてるところが個人的にキュン💕💕となりました。
(グイドファンなので(〃ω〃))
今回のレースシーンも中々のものでした。母国の日本が出てきたので嬉しかったです。
カーズの中で1番好きな作品です(*^ω^*)
相変わらず息の合う名コンビ‼
劇場公開時に、鑑賞しましたが話の内容が追い付かず忘れてしまいました。ですが、地上波を機にもう一度鑑賞しました。2は、実質的にメーターが主役ですがマックイーンとの絶妙な掛け合いに一気に引き込まれました。ほのぼのとした場面が多いですが、諜報部員など社会派の内容もあり見応えがありました。(←さすがディズニー)自己チューがゆえに、友達が少なかったマックイーンは、メーターやルイジと言った心強い仲間が出来、ライバルとレースで競い合います。ところが、メーターがキーパーソンとなる諜報部員にヘッドハンティングされ、渋々協力することに。マドンナに惚れていたメーターは、的確な指示をマックイーンに出しますがタイミングが悪いことに、マドンナからのメッセージが重なり、指示を出せなくなります。マックイーンは、ライバルに優勝の座を渡すことになり、メーターを責めてしまうというお話。段々、メーターやマックイーンはあることを企む悪者たちの陰謀に巻き込まれて行くのですが、どう乗り切りるかハラハラしました。ドキドキの話とは裏腹に、メーターがまたまたやらかしてくれます。特に、ウォシュレットのシーンは大笑いしました。後は、グイドという水色のリフトの可愛さにメロメロでした。笑
ラジエタースプリングスを出て世界へ
ジョンラセター率いる2011年のピクサー作品。スピード感、実写と見紛うほどの背景描写がすごいと思う。東京、パリ、ローマ、ロンドンの街が舞台。いわゆる猿から進化した二本脚の人類は出てこない。登場人物たちは、簡略化されたクルマのCGキャラ。前作は、見ていないが、カーズの世界観を知りたくて本作品を見る。車の形をした登場人物たち。トイストーリーでは人間が出てきた。カーズには人間はどこにいるのか。いないのか。これは前作を見なくてはならないかも。国際的に活躍するスパイものになっている。代替燃料にレーザービームを照射すると液体が膨張してエンジンが爆発するという原理は大人でも理解は難しい。
メーターは親友なんだろ?、どうして変われって言ったんだい?
映画「カーズ2」(ジョン・ラセター監督)から。
夏休みの子どもたちを対象にした映画上映会で鑑賞したが、
作品はスピード感溢れ、大騒ぎしている子どもたちとともに
画面に釘付けとなってしまった。(汗)
ただ、その分だけ大切な「台詞」が聴きずらかったのは事実。
DVDで観直すことも考えたが、暗闇で残したメモを頼りに
場面を思い出しながら、レビューを書こうとしたら、
意外と、大人を意識した作品であることがわかった。
「擬人化」と言うより「擬車化」した天才レーシングカーの
マックィーンと、おんぼろレッカー車メーターの珍コンビを通して
「友情」の大切さを語っているようにも見える。
メーターのドジな行為に振り回されて、疲れ果てたマックィーンが、
今のままではダメだ、これから世界のレースに参戦するためにも
ちゃんと礼儀正しくできるよう変われ、と罵倒する。
しかし、それでも変わらないメーターに呆れて、遂に離れ離れに。
そんな時、ある仲間(車)が、天才レーシングカーに語りかける。
「メーターは親友なんだろ?、どうして変われって言ったんだい?」
親友なら、親友の全てを受け入れてあげればいいじゃないか、
そんなアドバイスをするシーンが、心に残った。
(早く仲直りしなさい)「友情より大切な喧嘩なんてないから」と。
アニメとはいえ、胸が熱くなるシーンであった。
そんな天才の悩みも知らず、親友のメーターは天才が大好き。
マックイーンがぶつかって出来た凹みだらけの車体を修理もせず、
「この凹みは宝だもの」と誰にでも言い切れる車同士の友情関係。
これはやっぱり、大人に向けた作品だな。
爽快感と仲間の物語
まずは新キャラのマックミサイルがカッコいい!!
数々の内蔵武器!!そしてスパイさながらの動き!!素晴らしいです!!
爽快感はアクションシーンで得られます!!
次はメーターとマックイーンの友情物語ですね。マックイーンはあれだけ有名になってもメーターとはずっと親友でいられるというのはスゴイ事だと思います!!
映像はキレイですし見て損はないと思います!!
メーターが主人公というのは悪くないんじゃないかな
メーターがウザイと感じたり、一作目との雰囲気の違いに戸惑うレビュアーが多いがどうだろうか。
誰かが指摘していたが、メーターがウザイと感じた人は吹き替えで観たのではないか。私は字幕でみたが、決してそのようには感じなかった。声優の田舎のおじちゃん風の声と出っ歯の間抜けな顔はカワイイというほかない。
また、一作目との違いであるが、私は2作目から入ったので当然ながら違和感を感じることはなかった。子供も観るものだしこれくらいスリルがあっても良いと思う。
映像美
トイストーリーのバズとウッディがまた観たくて、子ども逹と行きましたが、カーズ2良かったです。
初めて3D で良かったと思った作品になりました。
まず、映像が奥行きがあってすごくリアルで、アクションシーンやスピードのあるシーンが多かったですが、自分がジェットコースターに乗ってるみたいにワクワクしっぱなしでした。
日本がとても綺麗に描かれています。
監督さんは相撲がお好きなんだとか(笑)
外国人からみた日本ですね。
メーターとマックィーンの友情もうるうるさせるところが、さすがピクサーです。
トイストーリーがまさにそうでしたが、1よりも続編のほうが面白くなるところがピクサーのすごいところですよね。
内容は早口での難しい会話が沢山あり、小さい子どもには少し難しいかもしれませんが、スパイのシーンや、メーターのボケで十分楽しめるはすです。
娘は人間が1人も出てこないことにびっくりしていました(笑)
この夏で一番良かった映画でしたね♪
マニアにはウケる。
前作がヒットしなかったから^^;まさか続編が作られるとは思わなかった。
J・ラセター自身がやりたくて仕方ない企画だったから実現したのかしら。
個人的には前作は大好きな作品だったので、確か二回くらい観た気がする。
ヒットしなかった理由…擬人化された車を見ても子供は喜ばなかった、と
いうことらしい^^;まぁ~そうだよね、でもストーリーは感動ものなんだよ~。
さて、それでこの続編。同じようにラジエーター・スプリングスからの展開。
ここは彼らの偉大なる故郷であり、高速化から取り残された田舎町の再生、
を見事に実現させた地域なのである。(ちなみにテーマは今回もこんなです)
今や大活躍のマックィーンが、メーター達が待つ故郷に久々に帰ってきた。
湧き立つ住人(住車?)を前に、次のレースへの参戦を宣言するマックィーン。
そこで、レースに同行したことがないオンボロレッカー車のメーターを今回は
一緒に連れていく事になる。最初の開催地は日本。煌びやかなネオンサイン、
流れる車列、小道のゴチャゴチャしたところなど、あ~日本ってこんな感じ?
という随所まで細かく再現された映像には目を見張る。さすがはピクサー!!
ところが今回はマックィーンの走りがメインではない(爆)
てっきりレースメインの展開かと思いきや、にわかにスパイ映画になっていく。
でもってスパイに間違われるのがこれまたメーターで(お約束?)天才スパイ車
たちの指導を仰ぎながら^^;陰謀の黒幕を突き止めるのと並行して、親友である
マックィーンを守り抜く!という(後半は英国女王車まで出てくるぞ~)展開に。
もう、明らかに盛り込みすぎている^^;
さらに開催地は(スパイも一緒に)パリ、ロンドン、イタリアと転戦しながら進み、
その景色や街並みを楽しむのと並行して急速化、気が付けばマックィーンは
どこへ行った?的な不可思議さを醸し出す。どの走りがメインなんだ?今回は。
発想を転回させて往年のスパイ映画やピクサー作品の細かい箇所の再現や
そのアプローチに感心したり酔いしれたりすることができれば、多分楽しめる。
でもその表現に慣れていない子供達にはいささか退屈モードが訪れるようで^^;
中盤多くが騒ぎだしていた(上映時間もやや長いしね)やはり子供には不人気か?
もしお子さんと一緒に観られるなら、スパイや車が好きかどうかをご参考に…。
(余談だが後席の子供に椅子をガンガン蹴られ続けた。お母さん!何とかしてぇ)
というわけで、ストーリーはかなり前回より劣るが(スイマセン^^;)
見せ場はこちらの方がかなり多い。スピード感もあるし、マニアには見所満載。
パフュームの音楽もぴったりマッチして、声優陣も(グッさん含め)ハマっている。
なんでも最新・最速・最高レベルの技術を欲しがるのが現代人なのは仕方ないが、
古き良き時代の知恵・知識・知能を忘れるな。という監督のメッセージは変わらないv
(でもピクサーの最新技術が作っています)
併映のトイ・ストーリー番外編、短いながらこちらはさすがの出来!
(A・マーチン、アニメでもカッコいいなぁ~vご本家007、やらないですかねぇ~)
え?面白いですか?
これで感動できる人は、日本のアニメとか観ない人?
褒める要素をまったく感じない。
まず、軸になる部分がブレブレで・・・で?何?
ってシナリオ。
車であることの利点をどんどん捨てていく・・・無意味な描写。
必要無い新キャラ。
日本の描写とか・・・何も感じないしムダ。
せめてレースは勝ち切るラストにしないと、
なんだか10部作の2部でも観た感じ。
じゃあ、子供向け?
・・・にしては、大人にやたら媚びてる。
なんなんでしょ、これ。
ピクサーらしくない穴のあるストーリー
ピクサーといえば、伏線をていねいにはったストーリーの緻密さか、
大人の観客をも楽しませてきたはずなのに、今回はどうしたのかという感じです。
ストーリーに?ポイントがいくつもあります。
まずマックイーンがレースに参加する動機が弱い
そしてメーターがピットに入る理由がぼんやりしている
マックイーンがクライマックスで助かる理由もなんとご都合主義なことか
マックイーンのライバルのはずだったのに、
スパイ騒動で存在がどんどん薄くなるイタリア車
それにともなって二台のレース対決もあいまいなまま終わってしまう。
巻き込まれがたスパイストーリーと、
レースの話がマッチしていないと感じます。
ほとんどのピクサー作品を観ているのですが、
今回はがっかりでした。
楽しかった
前作はレースがメインでしたが、パート2の本作はメーターを主役にしたスパイ物です。007やミッションインポッシブル・シリーズなどスパイ映画のパロディーっぽいシーンも多くいっぱい笑えました。
オープニングの短編トイストーリーも短いながら笑えます。
ジャージャー・ビンクスを主役にしちゃあなあ…
今回はメーターが実質的な主役で、まるでジャージャー・ビンクスが主役の映画を見ているような気分。
軽くイラッとすることもしばしば。
まさか良作ばかりのピクサー作品をこういう気持ちで見ることになるとはおもわず、少なからず残念。
こういうキャラは脇でにぎやかしているのがいいのであって…。
唯一例外の「トイ・ストーリー」をのぞいて初の続編となったピクサー作品ですが、次の続編モノ「モンスターズ・ユニバーシティ」ではこういうことがありませんよう。
…まあ、見た時の自分になんか余裕が足らなかったのかも…とも思いますが。本当にいい作品なら、そんなことおかまいなしに突き刺さってくる。
そもそも「カーズ」は前作自体がピクサー作品の中では失敗な部類だったわけで、キャラクター商品の売れ行きがそれなりに広がって認知されているから続編も決行したらしいですが、つまりキャラクターありきで中身が他のオリジナル作品に劣るのは仕方ないとしても。
しかし映像のクオリティは、やはりさすがのピクサー。爆発とかオープニングの海とかレースとかアクションとかもろもろ。
そのへんでおぎなって平均点。
車化のスパイアクションを楽しめ!
7月20日、お台場のジャパンプレミア試写会を観ました。
「カーズ」はDVDで字幕・吹き替え版を何度も比べて観てます。
では長文感想を失礼します。
マックイーンがあくまで主人公だけど、メーターがストーリーの中心車。うっとおしいほどにメーターが目立っている。
それと新キャラのフィン・マックミサイルとホリー・シフトウェル、敵の一味がメインでアクションしている印象。
「ラジエーター・スプリングス」のメンバーは、ドック・ハドソン以外は全員出て来てくれるのでまあ良し、かな。ただ前作のキャラのシーンは少ないので、もっと出してくれー。
<前作「カーズ」を知らずに「今回観てみよう!」という方へ>
2で登場(車)がぐっと増えて目まぐるしく、前作キャラと新登場キャラを把握するのが大変かも。
車スパイアクションの派手さやレースシーンの迫力、その世界観を楽しんで下さい。「カーズ」とはストーリーテイストが違っています、ハイ。
<「カーズ」を観た上で、「カーズ2」を観る方へ>
前作の「ラジエーター・スプリングス」シーンの穏やかで広大な良さ、それと対比するレースシーンの迫力といった、メリハリある展開とは違い、最初から最後までアクションが多くノンストップなストーリー。
冒頭からスパイのフィン大活躍、全体的に目まぐるしい。それはそれで面白いので、「ワールドレース&スパイ作戦」ストーリーを旅行気分で楽しんでみてはいかが?
●結論。私は「カーズ2」かなり楽しめました。総評は細かい数値なら3.9つけたい。なぜかって?
1.実写でもスパイアクション大好き
2.メーターと新キャラのフィン、ホリーが気に入っている
3.世界旅行している気分でレースシーンを眺めて楽しんだ
4.細かい背景の作り込みに感心、特にイタリアの風景が気に入った
ストーリーは「世界的レースを巻き込む陰謀とスパイアクション」のまま一本道で進むので、レースシーンは陰謀がらみで、思ったほど迫力がない印象。ファンの一人の希望として、もっとストーリーを練りこんでほしかった。
ライバルのレースカー達は、イタリアのフランチェスコ以外、あまり喋ってくれません。ルイス・ハミルトン、せっかくの登場なのによく分からなかった。
そこは前作の「マリオ・アンドレッティ」や「ミハイル・シューマッハ」の方が良かったな。
あと悪役なのにかわいらしく見えるキャラが多くて、やっている悪事ほど、見た目がワルじゃないかと。ザンダップ教授(国際指名手配の化学者カー)の取り巻きの名前が分かりづらいです。
声のキャスティングは、サイトで字幕版を観ても、試写会で観た吹替版でも文句なし。キャラと声優が合っていると思う。
個人的には、「3D吹替」か「3D字幕」で観るのがいいかな。大半の映画館では「3D」ベースで吹替・字幕を選ぶかという流れになりそうかと。
映像は文句なしでしょう。作り込み、技術、舞台となる国の描写が細かく、「カーリファイド(ピクサー社内では『車化』の世界観をこう言うらしい)」の魅力が楽しめます。冒頭のスパイチェイスも迫力あった〜。
日本のシーンはかなり優遇されている印象。まず東京の夜景の明かりやネオンの細かさ、車体や道路への映像の映り込み、これでもかとデフォルメされた「オクニ」はじめ「日本カー」たち。レインボーブリッジや皇居前(ダートになってた)を走ったり、東銀座にあった「歌舞伎座」もちらりと映っていた。
音楽は全体的に「スパイをイメージ」した曲が多いのと、挿入される各国のアーティストのボーカル曲などが抑え気味です。個人的にどの曲も嫌いではないです。吹替版だとエンディング曲に「ポリリズム」が流れます。
何だかんだ言って、ピクサー映画で「カーズ」が一番好き。だから批判より賞讃。ポール・ニューマン演じる「ドック・ハドソン」がいちばん好きなキャラで今作いなくて残念ですが、「フィン・マックミサイル」が気に入ったので楽しめました。
長文感想失礼しました!
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