「プロも形無し」デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
プロも形無し
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CIAとMI6のエージェントが産業スパイに転職というのも冷戦後のご時世なのでなんとなく納得。
観終わってみればシンプルな謀略戦、元スパイものといってもサスペンスもアクションも皆無です。
詳しくは書きませんが、プロットに難、不必要に時間を巻き戻すので筋を追うのに一苦労、加えてこの二人仲が良いのか悪いのか、そもそもハニートラップの腐れ縁が始まりだから腹の中が読み切れない。
そのままでは芸がないと監督・脚本のトニー・ギルロイさんは観客だましを思いついたのでしょう。
Duplicityは直訳すれば二枚舌、過度に複雑に偽装したプロットで興が醒めてしまうのでは本末転倒、ミステリーの邪道ですね。
ジュリア・ロバーツが出ているのでなんとか我慢しましたが、ミステリーというより笑えないコメディの部類でした。
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