「親子でどうぞ」宇宙(そら)へ。 あんてべーとさんの映画レビュー(感想・評価)
親子でどうぞ
念のためネタバレチェック
あまりに暇だったからもともと観るつもりがなかった本作を観に行こうと思って劇場へ行ってみるとなんと、料金が500円!あまりの安さに一瞬フリーズした(後で分かったことだが、21,22日のみだったとのこと)「まあこの値段だから、ハズレでもいいか」と思い着席(字幕版が観たかったのだが吹き替え版しか上映してなくて残念) 結論を先に言うと、ハズレではなかった しかし、それはこの値段だからこそ 本料金を払って観ていたらとても後悔していたと思う
で、気になった点
ナレーションを担当するのは宮迫 声はイイのだがやはりそこは素人、少し聴きづらかった
全体の流れとしては、ロケット・スペースシャトルの建造、乗組員紹介、発射シークエンス、宇宙でのミッション、帰還 そしてまたロケット・シャトルの建造の繰り返し もちろん、ミッションの違いや、この流れの中に大事故、帰還後のパレード等があるのだが、正直飽きる しかし、発射時の演出上の音楽がいろいろとあり、盛り上げていたので、まあ寝ることは無かった
話が現在進行形の事実なので仕方が無いが、終わり方が気になった もう少し現在、そして未来について言及してほしかった
総じて
大まかな歴史だと思うが、実際の映像と音声で構成されていて勉強になった(といっても宇宙航空史について少し知識が増えたというだけだが)し、値段(500円)分は楽しめた
ただ、この映画は大人向きではなく、小・中学生向きだと私は思う(それを考慮しての値段設定だったのかなと推測してみたり・・・)
後、注意してほしいのが吹き替え版とはいえ、全てが日本語ではなく、体感だが、比率としては英語(日本語字幕):日本語(宮迫ナレーション)=7:3といったところということ そういう意味では特に小学生には観づらいのではないかと思う
監修にはあの毛利氏、テーマ曲はゴスペラーズでエンドロールも良かった
蛇足だが、シャトルからの命綱の有無にかかわらず、宇宙空間に独りで出て行くのは観ているだけでもかなりの恐怖を感じた 反対に、月面をピョンピョン跳ねている宇宙飛行士はさながら月のウサギに見えて笑えた