劇場公開日 2009年9月26日

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空気人形のレビュー・感想・評価

全77件中、1~20件目を表示

4.0身体に空いた穴、つまりへそが性癖である

2024年4月18日
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泣ける

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まぬままおま

1.0ダッチワイフは愛されてる

2011年8月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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しんざん

2.0全くノレなかった

2023年11月27日
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本当に好みじゃ無い…

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JYARI

5.0肢体美

2023年11月19日
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鑑賞方法:映画館

ストーリーはさておき、ペ・デュナが独特の雰囲気を醸し出していて、それが見どころ。

結構脱いでしまっているが、痩せていて骨張っている横脇や、ちょっと割れてる腹筋など、キレイな肢体を強調した撮り方が奏功している。

最もキレイな頃の彼女がパッケージされているということで、本作は代表作の一つに数えられるはず。

原作は確かマンガで、是枝裕和が脚色して脚本を書いている。
是枝作品らしい無理無駄のない作風で、お見事。

今回、是枝監督の特集上映ということで新文芸坐が14作品を上映。
万引き家族と続けて、大きなスクリーンで観れてハッピー。

20231118 池袋新文芸坐

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デビット・ボーイ

4.0ぺ・ドゥナの勇気と美しい裸身に感謝と感動。

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

惜しげもなく美しい裸身を映像に残して、記憶に永遠に刻まれた
ぺ・ドゥナ。
そのヌードは清楚で清潔感に溢れていやらしさは微塵もない。

のぞみという名前のラブドール(ダッチワイフ)は、ファミレスで働く
秀雄(板尾創路)の部屋で一緒に暮らしている。

ある日のぞみはベランダに手を延ばす。
手に触れる雨の雫。
「きれい!!」
そう感じたのぞみは、人間の心を持つ空気人形に生まれ変わる。
歩き方もぎこちないが、レンタルビデオ店のアルバイトとして
勤務を普通にこなす。
帰宅すると今まで通りの空気人形を演じている。

のぞみは何度も自分に言い聞かせる。
「私は性処理の代用品」
そう思っている。
その諦観がいじらしくも哀しい。

印象的なのは、空気人形が綺麗な瓶やガラス玉が好き。
街の中で生き生き伸び伸び歩く姿。
やはり秀雄は気づきもしない。
2人に心の繋がりは生まれない。

しかしビデオ店の純一(ARATA)の優しさには惹かれる。
ある日、脚立から落ちたのぞみの身体に穴が開いて、空気が漏れる。
たちまち萎むのぞみの身体。
純一は空気穴から空気を入れて、元通りにしてくれる。
お礼を言うのぞみに、
「俺も似たようなものだから・・・」
と言う。
似たようなもの?
純一も空気人形?
そう誤解するのぞみ。
のぞみは純一に恋をする。

やがて、のぞみが心を芽生えたことが秀雄にバレる。
「面倒くさい・・・今までの方がいい」
秀雄は呟く。
やがて新しいラブドールを買って来て、ベッドで添い寝する。
居場所を無くしたのぞみ。

純一の部屋に行くと、
「ひとつだけ頼みがある」
「空気を抜かせて」
純一がのぞみに空気を入れるシーンはエロティックだ。

そうだ純一の空気も抜いてみよう!!

純一は血を流して死んでしまう。
彼は空気人形では、なかったのだ。

結局は誰からも人間扱いされない空気人形。
のぞみは心を持って幸せだったのだろうか?

人間の心を持った「ピノキオ」のラスト。
ディズニー版のピノキオは
「信じれば夢が叶う」
人間に生まれ変わり、幸せに暮らします。

しかし原作では、最終的に
ピノキオは木に吊るされて悲惨な死を遂げる。

ゴミ捨て場に横たわる
空気人形の脳裏に最後に浮かんだのは、
知り合った人々全員に囲まれて、
バースデイ・ケーキの蝋燭を吹き消す
幸せなシーンだった。

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琥珀糖

5.0吉野弘「生命は」

2023年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

セックスドールが心を持ったことで始まる物語。

どうせシャレオツ素敵映画でしょ、と見くびっていたので、見くびり→衝撃の度合いで行けば、「プラダを着た悪魔」以来。これはなかなかどうして、すごい映画でした。

文字通り、人形と見紛わんばかりの完璧な肢体を曝すペ・ドゥナは、心を持つことと引き換えに、性欲処理の道具である、中身は空気で空っぽである、何かの代用品である、など、自我についての根源的な苦悩を抱える。

だが、それは何も彼女に特異的なものではないことを示すように、中身が空っぽな人物達が脇で細かく描写されていく。そして、様々な出会いによって彼女の自我が徐々に確立されていくが、事態は思いもよらぬ方向へ発展していってしまう。

映画史上、最も美しいと評されるラブシーンは、エロティシズムの変態性を実に艶っぽく、それでいてただの助平ではない領域にまで引き上げて、描いている。お見事の一言に尽きる。

ペ・ドゥナは言わずもがな、美しく可愛らしいが、彼女の存在そのものを肯定し得るARATAの演技が素晴らしい。岩松了は相変わらずいやらしいいい演技をする。

作中登場する以下の詩が、本作の全てを物語る。少し長いが引用する。

***

「生命は」吉野弘

生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思えることさも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光りをまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない

***

正直、是枝作品で唸るのは悔しいが、すごい作品だと思います。

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えすけん

4.0鑑賞後のやり場のない空気感に何十年も付き合うことになった。

2023年3月5日
PCから投稿

何故か是枝監督の作品は「幻の光」から観ているが
ところどころ抜けて途中にこの「空気人形」があった。

決していやらしく無く、ふわふわ、さらさら、
純粋で、嬉しくも悲しくもある物語だった。

空気人形役のペ・ドゥナをはじめ
ARATA*板尾創路*余貴美子
星野真里*柄本佑*寺島進
オダギリジョー*富司純子 ほか
それぞれ印象的な役を演じている。

ふわふわ流れる人たち。
優しく切ない人たち。
「こころ」はどこに。。。
今でもその印象は変わらない。

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星組

3.5綺麗な人形と東京の原風景

2022年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

見る前、なんで韓国の女優さんかなと思ったが、これは大正解。
綺麗で、初々しくて、儚げで、悲しげて、たどたどしい日本語で、心を持った人形を表現している。
東京の原風景も、美しく撮れている。

静かにストーリーが流れるのだが、映像で保っている。
それでも、後半はたるんでしまった。

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morihide

4.0エロィ、そして切ない。

2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

空気人形ちゃあ、アレしかないじゃないですか(;゚∀゚)=3ハァハァ
したら、案の定アレのお話じゃないですか(;゚∀゚)=3ハァハァ
『ごっつええ感じ』で即興の歌を奏でることで大好きになった板尾創路さんご出演じゃないですか。
東京~ぉ♪コミュニケ~ショ~ン♪
人見知りするか~い♪
海開きのシーズンだぜ~♪
俺は泳げないけど~♪
ですよ!板尾さんと言えば!(な…なにを言ってるのかわからねーと思うが…のポルナレフ状態ですよね…)
そうそう、映画のお話でしたよね。
エロィの。ARATAさんが人形に空気吹き込むシーンが。
あれって、モロにセクロスを暗喩していますよね。
して、ペ・ドゥナさんの無機的な面持ちが、人形という設定にドンピシャとハマってたの。
生まれてしまった感情に戸惑うところの描写が秀逸なのよん。
ラストは、かなり寂しくて切ない気持ちにになちゃったのよん。
欲を言えば、板尾さんの出番をもっとプリーズだったかな。
ちなみにレビュワーはお人形使うよりも、お人形のような服着たいのよん。
リカちゃんとか。ジェニーちゃんとか。
    ↑
また、そこに落とすか…(^_^;

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野球十兵衛、

3.5何だかきれいな作品でした

2022年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

プライム・ビデオ鑑賞
是枝作品でしたが当時あまりピンと来なくスルーしてました。
先日たまたまプライムで見かけたので観てみることに。
心を持ってしまいました、この一言に尽きる物語。
主演のペドゥナが実に良く、彼女の魅力に溢れています。
日本語が上手で、その纏った透明感がとても魅力的でした。
是枝作品の色使いもあるのでしょうが、何故かいやらしい感じがなく儚げですらある。
また個性的なキャスティングも面白く、しっかり皆で支えているようでした。
そしてWEGの音楽がものすごくあっていましたね。
監督にしては珍しくファンタジックな作風で、しかし孤独がテーマ。
だからかどうしても寂しさが残ってしまうのですが、何だかきれいな作品でした。

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白波

3.0よく分からない映画だけど、人生讃歌なのだということにしておこう。

2022年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

よく分からない映画だけど、人生讃歌なのだということにしておこう。

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Mr. Planty

4.0ペ・ドゥナが素晴らしい

2021年12月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

疑惑の森の女刑事役も素晴らしいが この映画のペ・ドゥナも最高。その演技の素晴らしさがあって 色々な言葉が心に残ります。

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シネマニア

3.5命とは、綺麗な心かも知れない。

2021年11月10日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

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コバヤシマル

4.5代用品

2021年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

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しろくろぱんだ

3.0人も人形も空っぽの心を持っている

2021年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

人形が人間の心を持って、さまざまな経験をする。

登場する人は人形と同じように、心に穴が開いているのだと感じた。
そのため、どこか寂しく、何かで寂しさを埋めようとするが、埋められない様子が描かれている。

一見、ハッピーエンドではないように見れるが、なるべくしてなった最後のような気もする。
身近な人を大切にしよう。

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ランニングマン

1.5哲学的で難しい

2020年9月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

人形が心を持ったことで、恋をし、また自分の存在を悲しみ、製作者に会いに行くが、悪いことばかりでなく、良いこともあったことに改めて気付く。しかし、愛する人との愛情表現のすれ違いから、腹を裂き、殺してしまう。そして、ごみ捨て場で空気を抜き、死んでいく。悲し過ぎる。救いがない、そんな世の中なのだろうか。ペ・ドゥナは本当にお人形さん?という位スタイルが良く、表情も素晴らしかった。寂しい独身中年男を板尾が怪演。アラタは何がしたかったのだろう。生死をかけた究極の愛情表現なのだろうか。しかし、自分はかけてないわけだから、卑劣な気がする。むしろ愛情を毎日かけていたことによって人形に心を持たせた板尾の方が好感持てる気がするが、本人が望んでいなかったのは驚きだし、これが現代なのだろう。

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KEI

4.0【”人は何かに依存して生きている・・” ラブドールに心が宿ったファンタジックな設定だが、ココロに響く滋味深き作品。】

2020年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

楽しい

知的

幸せ

ー10年以上前の作品ではあるが、今観ても、全く色褪せていない事に驚く作品。
 当初は、”随分、冒険したなあ、是枝監督・・”と思ったのだが、ラブドールを演じたペ・ドゥナさんの”心を得てからの”たどたどしい日本語の呟き
 ”私は、ココロを持ってしまいました・・”
 ”ココロを持ったので、嘘をつきました・・”
              と言う言葉が、妙にココロに響くのである。
 付け加えれば、ペ・ドゥナさんのたどたどしい日本語が、ココロの無かったラブドールが急にココロが宿った現実についていけないたどたどしさとの、見事なシンクロ度合いにも引き込まれた。ー

 ■印象的なシーンと少し心中で突っ込んだシーン
 ・レンタルビデオ屋の店員(ARATA:この頃は是枝組の常連であった)に恋したラブドール、のぞみが一緒にレストランに行った際に、隣の席のシングルファーザーが娘の誕生祝をするシーン。”誕生日って皆、アルンデスカ・・”

 ・望みの所有者(板尾創路)が、ココロを持ったのぞみの姿の変化に気が付かない事。
-当初、鑑賞した際には心中で大分突っ込んだ・・。我ながら、大人げない・・。未だ尻に蒙古斑がある若造だったなあ・・。-

 ・公園で老人が蜉蝣の話をするシーン。
 ”空っぽだけれども、卵はあるんだ・・。私はもう空っぽだ・・。周りにもそういう人間はいるよ・・”
 -今観ると、生命についての深い会話である。-

 ・ビデオ屋でアルバイトを始めたのぞみが、棚整理の最中、落下して空気が抜けるシーン。ARATA演じるビデオ屋の店員が恥ずかしがる彼女の空気口から人工呼吸の様に空気を吹き込むシーン。のぞみの頬が紅潮している・・。そして二人は抱き合う。

 ・過食症の女性や企業の受付嬢が様々なストレスを発散する方法。

 ・度々、ペ・ドゥナさん自身の声で流れるモノローグ
   ”私は空気人形。性欲処理の代用品・・”

 ・自分を作ったラブドール製作者(オダギリジョー)の元をのぞみが訪れた際の二人の会話。
 “お帰り” ”ただいま・・”
 そして、廃棄品になったラブドールの表情に付いて語る製作者の言葉。
 ”ちゃんと愛されると、表情に出るんだよ・・”
 のぞみの言葉 ”生んでくれて有難う・・”
 -ちょっと、涙腺が緩む。-

 ・レンタルビデオ屋の店員の願いを聞いての、血まみれの情交シーン。そして・・。
 過食症の女性が久しぶりに窓を開けて、下を見た時にゴミ捨て場に捨てられた望みを見て発した言葉。
   ”綺麗・・”

<近作品は、久方振りに見たが、奇想天外な設定を自家薬籠中の如く、見事な映像作品として成立させてしまう是枝監督の手腕には,唸らされるばかりであった・・。>

<2011年ころ、DVDにて鑑賞>

<2020年8月29日 別媒体にて再鑑賞>

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NOBU

4.0静かに切ない物語

2020年8月13日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

萌える

ヒロインはぺ・ドゥナさん
「私の少女」の主役:女性警察官の時より更に若く可愛くお気に入り、

監督:是枝裕和氏

漫画やアニメなどではアンドロイドを題材にしますが
こちらは空気人形ということでR15
とちょっとエッチィ滑り出し、

しかしそこは流石の是枝監督、
静かに切ない物語と相成りました。

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褐色の猪

4.0あなたの横にいるその人も人形かも⁉︎

2020年8月2日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

萌える

心を持ってしまったラブドールの悲しき運命。
官能ファンタジーくらいで軽くまとめられてしまいそうですが、決してそんなことはありません。
まず、空気人形を演じたペ・ドゥナさん素晴らしかった。
見るたびに印象が変わる気がします。
最初は人形を人間にやらせようなんて、いくらなんでも無茶だと思いましたが、いざ観て見ると本当に人形のようで。
また、少しずつ成長していくと人間らしくも見えてきます。
日本語もすごくお上手で、とにかく凄いとしか言いようがありませんでした。
男性の性処理の代用品として生まれた彼女が街を練り歩く様子や言動はまるで幼児のようです。
前半はそんな感じで不思議な雰囲気でした。
後半は心を持ってしまったことによる葛藤、そして皆何かしらを抱えて生きているという少し重い内容でしたが、人形視点はかなり斬新で考えさせられるものがありました。
結構ラストは衝撃的です。
彼女が「空っぽ」のものを集めたり、影が透けてしまっている描写はとても良かったです。
是枝色は少し薄いですが、まさにある視点。
不思議な世界観で豪華キャストと共に人間を見つめ直せるそんな作品でした。

一点だけ
物語序盤、初めて外へ出てしまい、レンタルビデオ屋へ行き着くシーン。
あそこはその後帰宅したのでしょうか?
レンタルビデオ屋でのカットのすぐ後に、板尾創路さんが車椅子に乗せて走っているカットだったので、やや混乱。

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唐揚げ

3.5おうふ…

2020年8月1日
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難しい

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棒人間