劇場公開日 2010年6月12日

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「感慨深い映画だとは思うが、、、」パリ20区、僕たちのクラス セバスさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5感慨深い映画だとは思うが、、、

2013年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

 フランスの教育現場の一例ををドキュメンタリーとして観る分には興味深い映画だったと素直に感じられた。しかし、観た後で「面白かった」「感動した」などと感想を挙げる映画ではかった。
 生徒たちは人種や国籍、性格や家庭問題等の悩みを抱えているのは理解できるが、その鬱憤を他人を小馬鹿にして発散しているよう見受けられる。更には教師たちも、生徒の話を聞かず、ユーモアもなく、怒鳴ることでしか生徒の耳を傾けられないクソ教師と感じた。主役教師ですら、感情移入できないのだから相当である。
 物語も起承転結もわかり難く、勧善懲悪や登場人物が改心するなど、日本人には好みにくい内容であった。
評価が軒並み高いのだから、賢い人が観れば、得るものがあるのだろうが、 少なくとも私は他人に勧めようとは思えない作品である。

セバス