劇場公開日 2010年6月12日

  • 予告編を見る

「臨場感すごい。」パリ20区、僕たちのクラス あまおとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0臨場感すごい。

2024年3月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

他の映画とは違う魅力を持った120分。
先生の戸惑いと笑顔、生徒たちの、真剣な瑞々しい(そしてやはり可愛い)眼差しが目に焼き付く。
というか、観る方も教師になって生徒になって、一緒にその教室にいる気になってしまう。臨場感ものすごい。素人のこどもが参加した、って…。ナチュラル感たっぷりでとてもよかった。
この生徒たちの言う意見は聞いていてなかなかおもしろい。(意見言うだけマシという感じもする)
最後の学年末のシーンは、言いたいことはわかるが、綺麗にまとめすぎてる感はあった。

生徒はそれぞれに自分でコントロールしがたい複雑な気持ちを抱えてトラブルを起こす。でも今後変わる可能性は秘めている。一方、教師はちゃんと勉強を教え、学校全体を維持していかなくちゃいけない。事あるごとに、どう対処するのか、判断する基準が難しそうだ。

あま・おと