曲がれ!スプーンのレビュー・感想・評価
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クリスマスに観たい映画が増えました
一言で言って、非常に楽しい映画でした。 長澤まさみさんは、コメディ系映画の女王になれると思います。 でも、演技と言うよりは、素の彼女に近いのかな?って感じもします。 もっと沢山映画に出て欲しい方ですね。 本作の周りを固める方々も素晴らしく、とても楽しかったです。 作品タイトルからは伝わりませんが、クリスマス時期を舞台にしている映画なので、毎年クリスマス時期に観たい映画がまた1本増えた感じです。 観終わって、これだけ楽しい気分にさせてくれたら、十分に価値がある映画ですよね。 映画に求めるものは人それぞれ違うでしょうが、製作者が何を求め何を観た人に期待しているか考えながら観なきゃならんような難解な映画より、このように観て楽しい映画、ほんのりする映画が日本にある事を喜びたいっすね。 飽くまで私の個人的意見ですが。(笑) 映画館でお金を払って観なかった事を後悔しています。
なかなか
最初思っていたのとは違う映画でした。
サイキックの人達がTVに出ると思っていたのですが、TVには出ないです。
でも駄目なのが、最後のUFOをみんなが見てるだけのシーンが無駄に長い!!
単純でくだらないですが、そのくだらないところがまた面白いと思います。
本広ワールドの中の長澤まさみは、なかなかよかったと思います
本広克行監督作品では、「踊る大捜査線」シリーズも好きですが「サマータイムマシン・ブルース」がとても好き。 「曲がれ!スプーン」も「サマー~」と同じヨーロッパ企画の舞台作品の映画化ということで、テイストがよく似ていると思いました。 最後のエスパー達からの“プレゼント”が、ちょっとだけ弱い気がしました。 本広ワールドの中の長澤まさみは、なかなかよかったと思います。
信じる、信じないは、…
あなた次第なんでしょう…きっと… 超常現象に、胡散臭さと幻滅を感じつつも、魅かれてしまう"ムー"世代(?)には、恥ずかしくもあり、懐かしくもなる作品… ダサい(?)ファッションを身に纏っていても、あざといまでに、カワイらしく思えてしまう主演;長澤さんのハツラツとしたピュアぽっさは、冴えないけど、個性的な共演陣(←ゴメンナサイ?)の皆さんに引き立てられたオカゲか? 疑う心も、現実的には、必要かもしれないが、「素直な気持ちも、忘れたくないなあ」、とホンワカと思い出させてくれた作品。 中には、都市伝説では、長崎に実在する(!?)とされる、コノ手の喫茶店(モノホン?は、2Fに有るらしい…)に、 「聖地巡礼(昔でいう、ロケ地巡り?=アニメなんかの風景、建物などのモデルになった現地見学旅行?を含んだ行動を、そう呼ぶそうな)」 に出かけたくなった人も、いたりするんじゃない?でしょうか?
実に演劇な映画
演劇好きな本広監督による小規模コメディ。原作は劇団「ヨーロッパ企画」の「冬のユリゲラー」というお話で、「サマータイムマシン・ブルース」に続く本広監督とヨーロッパ企画のコラボレーション。
演劇というのは、舞台上でリアルタイムで進行するため場面が限定される。小さな空間で観客に風景を想像させないと伝わらないので、コロコロ変わっていては頭が追いつかない。そのため本作も、映画のほとんどを「カフェ・ド・念力」の中で繰り広げられる。
スケールは小さく、しかし内容は薄っぺらくない良い映画だ。
これは爆笑系ではなく、くすっと笑えるタイプの映画です。
すでに恒例になりつつある、本広作品共通の登場人物が何人か登場していて、「サマータイムマシン・ブルース」で助教授役だった佐々木蔵之介や「UDON」にも出ていたヴィダルサスーン3人組。「踊る大捜査線」から寺島進らがチョイ役ながら出演している。
残念ながらユースケ・サンタマリアと真木よう子は登場しなかったが。
最近は「大人計画」の宮藤官九郎を筆頭に、演劇出身からメジャーになる人物や作品が一定数出現している。これはリテイクなしの一発本番で観客を引きつけなければならないゆえに作り込まれた脚本が魅力だからかもしれない。
今作で唯一疑問だったのは、主演が長澤まさみだったこと。
やはり興行的にヒットさせるためには目玉が必要だから売れっ子女優を起用したのだろうか?
主演と言っても長澤はあまり登場しない。
個人的に長澤まさみの演技は一本化してしまっている感があるのでそこはいただけなかった。
だが、作品としては良作で、見て損はないと思う。
3回も見に行った!
面白いし楽しい。見れば見るほど味が出る。最後は・・・見てからのお楽しみって事で書かないで起きます。 実は3回見に行ったけど、もう一回見に行きたくなりました。2009年はこれを見ないと終わらない、そんな映画です。
長澤まさみが可愛い。
長澤まさみが物凄く可愛い。演技派で、若手で一番演技が上手い中、本格的な演技しかしなかったのに、コメディーも上手いです。舞台の「曲がれ!スプーン」には長澤まさみは出てこないんですね。残念。長澤まさみの劇団かと思うほど、映画は最高でした。もう一回見に行きます。
楽しかった。
舞台を映画にすると、期待はずれが多い中。 これは上手く映画になって面白かった。 元々、舞台の演技は大げさでコメディー向きだから 主演の長澤まさみのまともな演技と交わって、バランスが最高。 久しぶりに、何回も見たくなってしまった。
この物語に派手な演出が必要か?
ベタ褒めのレビューが多い中、盛り下がるような事を書いて申し訳ない……。 他の方のレビューで初めて知ったが、元が戯曲と聞いて鑑賞後の消化不良感が一気に解消。『カフェ・ド・念力』で繰り広げられるドタバタは舞台劇そのもので、細かい笑いが利いてる。役者陣の掛け合いも良い感じだし、エスパー逹の能力も楽しい。 だが全体として……展開が……遅い……とにかく遅い。軸であるカフェ内での会話劇もテンポは悪いが、カフェ以外のパートはもう長澤まさみやその他出演者の魅力だけで持ってるようなもの。おまけにそれがカフェパートの流れをぶつ切りにするようなタイミングで挿入されるのだ。 加えて大袈裟すぎる演出の数々。派手なCGや仰々しい音楽で飾り付けるような物語じゃないだろ、これは。 美味い茶漬けの上に生クリームをゴテゴテ乗っけるようなもんだ。 映画だから派手な画を用意しないとと思ったのか、主演の存在感を出す為に場面を追加したのかは知らないが、舞台劇を映画に変換する過程で不要な物を加え過ぎ。 ラストの展開も、話の風呂敷を広げすぎた為に物凄くこじんまりした印象に。もっとシンプルに仕立てりゃ良かったのに、勿体無い。舞台で観てみたかった。
惜しいな~。
「サマータイムマシーンブルース」再び!本広克行 監督דヨーロッパ企画”。おまけに主演が長澤まさみ!『面白いでしょう。絶対面白いはず!』と思って、映画館へ行きましたよ~。 『あ~、残念!!』面白くなる要素は、もの凄くあるのに、何かすべてが中途半端。もっともっと笑いたかったのに、大爆笑には至らず、小さな笑いがクスクスと…。嗚呼、消化不良!こりゃあ確かに舞台で見たほうが、面白い脚本なのかも知れないですね。映画の方も、ミニシアター系列で掛けた方が良かったかも知れない…。いや、決して面白くなかったってわけではないのですが、こんな大層な規模での公開になってしまうと、やはり一般大衆に向けての“全方位型コメディ”にしないと、ウケないし、入らないと思うんですよね。そういう意味では、長澤まさみちゃんのキャスティングを除いては、この映画、あまりにも作りがマニアック過ぎる気がします。「サマータイムマシーンブルース」繋がりのキャスト(ムロツヨシ、川岡大次郎、与座嘉秋)の登場や、街角に佇む“ギンギン”のマスコットなど、知ってる人が見ればメチャクチャ面白いネタなんですけど、あまりにも分かりにくいですよね?吾輩は、わかってたのでず~っと『クックック…』て、笑ってたんですが、他のお客さんは静かなモンでした(>_<)。 で、この映画の最も“ウリ”となるべき、主演の長澤まさみちゃんについてですが、これまでよく演じていた“大層な設定の清純派ヒロイン”よりも、こういう等身大の普通(?)の女の子を演じてる方が、合ってるんじゃないかって気がしました。見ている方も、何か単純に『カワイイね』と思ってしまって、安心して見てられたって気がします。但し!映画を観終わって『何で、長澤まさみなのさ?』と思ってしまったのも事実です。別に誰でもいい(←コレは言い過ぎ?)んじゃないかな?ってくらい、存在感が感じられませんでした。ここら辺が、最近のまさみちゃんがイマイチ波に乗れない一因なんじゃないかな?と、思います。彼女ならではの何か『コレだ!』って言える“ウリ”が、これからは必要なんじゃないか。そうでないと、益々厳しくなっていきそうな感じさえ受けました。惜しいんですよね!もっともっとガンバってもらいたいんですけど、彼女も何か中途半端ですね~。 寺島 進、松重 豊、升 毅、佐々木蔵之介…と言った面々が『な~にやってんの!?』って、ツッコミたくなる役柄で出てきます。ココは笑えます!これもまたご愛嬌ですね。あ、人によっては一瞬しか出てこない人もいますので、見逃されませんように…(^^;。
エスパーの人権問題。
「サマータイムマシン・ブルース」は面白かった。
奇想天外な(でもやってることは、ありふれている)
ストーリーなのに、どこかノンビリしててほのぼの。
(そして一応ロケをしている効果があった作品だった)
ほのぼのとした感覚はこの作品にも活きてはいるが、
映画化するための話の広がりにはかなり欠けている。
舞台演技と台詞回しを延々とスクリーンで観せられる
割に、これという見せ場や盛り上がりがほとんどない。
喫茶店「カフェ・ド・念力」の中で繰り広げられるのは
エスパー達と女子ADのダラダラな会話が主なのだが、
そもそもそこへ行きつくまでの話も異様に長い(-_-)
何を言いたいのか、何を見せたいのか、念力ならば、
観客の興味を超引力で引っ張れたりはしないのか?
冒頭~中盤あたりまでは「うげげ」と凋んでしまった。
舞台的な小ネタはいろいろ仕込まれている^^;
ゲストも豪華。虫も出てくるし(汗)まぁ小道具も楽しい。
喫茶店の雰囲気も面白い。しかし映画で観るための
芸当ではないし、笑えるというよりはむしろ肌寒い。
舞台向きの巧い役者を揃えたことも映画では逆効果。
ウケを狙おうとする台詞の応酬が、肌寒さを増強させ、
なんで普通の会話が出来ないんだよ?感を醸し出す。
舞台感を出そうとして、映画感を壊してしまった感じ。
まぁでも…。(言いたい放題ですいません)
エスパーや超常現象を信じる女の子のひたむきさと
長澤まさみの天然ぶりが混ざり合ってホッとできる。
どうせその程度の能力じゃないか!というコチラ側の
想いを裏切って、エスパー達だって人間なんだぞ!と
エスパーの人権を高らかに謳いあげたのには笑える。
(磨け!透視能力。のほうがタイトル的に合ってるけど)
信じるきもちをたいせつに。。。
はじめはちょっと地味すぎるかなぁ?と思ったんですが、 すっごくかわいらしくてあったかいお話に すっかり夢中になって、感動してしまいました しっかりきっちりはられた伏線と、 絶妙な間合いが最高で、 (エスパーを演じる演者さんたちがすばらしい!) くすくすっと笑っていたら、 いつのまにかほろりとさせられていて。。。 周囲の意見に流されそうになってしまったりもするけれど、 あきらめずに信じる気持ちを忘れないでいれば、 想いはいつか通じるはず。。。 そんなすごくピュアな想いを思い出させてくれるような、 素敵な映画です 長澤まさみちゃんが、 エスパーたちの中で変に浮いたりしない、 いい意味で「地味な」演技で、とってもよかったです。
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