劇場公開日 1955年1月29日

裏窓のレビュー・感想・評価

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3.5ちょっと変わった手法

2015年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怪我を足から腰をギブスで固めているせいで家から出られない写真家ジェフ。彼はアパートの窓から近所の住人の生活を覗くのが日課になっている。中庭越しに正面と左右のアパートの住人を眺めているうちに、それぞれの私生活やドラマを知り、ある夫婦の様子から殺人事件が起こったと推理する。警察の友人、彼女、家政婦を巻き込み独自捜査を開始する…。

撮られた手法が面白く、視点がほぼ変わらない。近所の住人を映し出す時は、ジェフの窓から見た様子しか映らないのである。会話はジェフと誰か(彼女、家政婦、刑事、電話など)の会話のみ。なので案外と淡々とした画面で、実を言うと何度か寝てしまいそういなった。後半、特にラストあたりでカメラワークが微妙に変わるのでその辺からドキドキ感が高まる。その時代ではかなり面白い(今でもまぁ面白い)映画だったに違いないのはよく分かる。

主人公の小さいアパートに、毎回すっごくお洒落して押しかけ「結婚したい結婚したい」というグレース・ケリー演じるリザが、あまりにも美人で、妙にそれが浮いていて怖いとも感じた。

そして、もうひとこと。

玄関の戸、鍵かけようよ。

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kalichan88

3.5ほとんどが一つの部屋で進む

2014年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

「主人公は足を怪我したせいで外に出れず、部屋の窓からアパートの住人の生活を見て暇つぶしをするという日々を送っていた」
この設定にまず驚きました。全編のほとんどが一つの部屋から出ず、私たちは主人公と同じ状況で事件に遭遇します。
「周りの状況を把握できない」という恐怖を、ヒッチコックは巧みな映像技術で表現しています。
主演のジェームズ・スチュワートも、サスペンス味のある緊張感を出していました。
「主人公」と「観ている人」が一つになる面白い作品です。

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ハットコック
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