劇場公開日 1955年1月29日

「ベストオブベスト級の名画」裏窓 Yukさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ベストオブベスト級の名画

2021年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

萌える

言うまでもなくベストオブベスト級の名画。
21世紀に観てもキラキラ輝いているスペシャルな映画。

劇中、舞台転換が無い(ラストを除く)。主人公は自室に座りっぱなしで、窓から見える隣人たちの様子と、部屋を訪れる数名の登場人物との会話のみで物語が進行していく。

脚本の巧みさか、グレース・ケリーの美しさか、最小限の舞台装置に詰め込まれたエッセンスが不思議な力をみなぎらせ、最後まで引き込まれてしまう。人の表情と会話だけでこれだけ緊迫し、安堵させ、物語をうねらせる力はただ事ではない。ヒッチコック恐るべし。これほど濃密な映画も珍しい。

とにかくグレース・ケリーの麗しさは必見。

Yuk