キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争のレビュー・感想・評価
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ナイス・チャレンジ
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あくまでも動物好きな子供たちの為の映画なのだが007シリーズから「羊たちの沈黙」、「ターミネータ」、「ミッション・インポッシブル」等々のパロディ満載、プッシー・ガロアならぬキティ・ガロアとか鋼歯のジョーズならぬボーズとかダジャレも織り込んで付添いの大人たちへの配慮も忘れていないところは有難い。スペクターのペットは猫だったがキティは猫なのでマウスがペットというのはなるほどでした。
実写でやったら動物愛護団体からクレームが来そうですがそこはCGですから罪は無い、キティ・ガロアも脱毛クリームでああなったのではなく、スフィンクスという種類ですよね。
そもそもおじさん向け映画ではないのでツッコミは野暮なのですが、余りにもハイテク機器ばかりなので犬猫ちゃんには土台無理、もう少しレベルを下げるかエイリアンの下請け工場があるとかの工夫が欲しかった。
声の出演もロジャー・ムーアやベット・ミドラー、JKシモンズとか豪華だが私の耳では顔が浮かばず有難味が湧いてこない。監獄のティンクルズの声がアンソニー・ホプキンスとか役とご本人をひっかける遊びであれば面白かったでしょう、子供映画に贅沢か・・。
007並みのアバンタイトルまで模して秘密兵器も満載のスパイもの、役者さんに置き換えてもそこそこいけるプロットなのだが、なにせ映像は動物たち、調教、CGの健闘は認めるものの無理やり感は否めません。まあ、犬、猫、鳩の映画ならではのミラクル・バディもの、ブラッド・ペイトン監督、ナイス・チャレンジといったところでしょうか。
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