劇場公開日 2010年2月6日

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「絵的にはとても美しい」抱擁のかけら FUMITさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5絵的にはとても美しい

2010年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

まず、「なぜこのタイトル?」(笑)

そして、ジャンルは何?(笑)

まさにプロモーションの妙(笑)

チラシのような静止画やシーンの切り抜きの予告編とは空気感が全く違う作品だと思ったよ。

チラシで大きく扱われているソファーで寄り添うシーンはあくまでも「幸せな時間のひとコマ」で、特に重要では無かったし、実際のストーリーや各人間関係の設定は相当に悲惨なのにもかかわらず、むしろ「コメディ?」と思わんばかりの悲壮感の無さ(笑)
これはマテオの生活を心配するジュディットにマテオ自身が放った「起きることはもう全て起きてしまったよ」といったニュアンスのセリフの通りの「達観」?「あきらめ」?によるものだろう。
光を失った後の苦悩や様々な障害を乗り越える辛苦のシーンが一切登場しないからだろうね。

マテオの悲運を意図的にことさら強調しないことで物語を軽いタッチに仕上げたんじゃないかな?

ペネロペの美しさはさすが。豊満なバストも含めて文句のつけようの無いビジュアルだったね。

なので、チラシの通り、絵的にはとても美しい映像だったよ。
色使いの妙。コマを切り抜いてポスターにするのに最適な映像だと思ったな。

でも、物語としてはあくまでもB級(笑)
感動よりも笑い(笑)
いやむしろ、ジュディットの純愛物語かな?(笑)

キャストも最低限に少なくて、小ぢんまりとした作品だったな。

FUMIT