エスターのレビュー・感想・評価
全267件中、261~267件目を表示
一発芸とはいわないが
一発芸とはいわないがオチがかなりの部分を占める映画。こけおどしといわれてもホラーは音が大事。
子役のイザベル・ファーマンちゃんは怖い、怖い。アホな長男とハンデを持った次女という組み合わせもいい。ラストはもちろん母は強し。フォトギャラリーも怖いですな、なんか違うのも混じってるし。
ピーター・サースガードはこういう中途半端な男がよく似合う。
秘密のエスターちゃん
自ブログより抜粋で。
--
この映画は簡単に言うと、オカルト映画の傑作『オーメン』(1976年、監督:リチャード・ドナー)のダミアンのごとき邪悪な娘・エスターの巻き起こす、それはそれは恐ろしい“度を超したイタズラ”に翻弄される家族のドラマ。家庭を舞台にしたサイコ・スリラーであって、いわゆるオカルト映画とは違う。
外見はかわいらしいのに、いったんスイッチが入ると想像を絶する凶行に走るエスターではあるが、彼女はダミアンのような悪魔の子ではなく、やっていることは一応物理的に人間に可能な行為。
ただ、彼女には観客を仰天させる、ある秘密がある。
なんだけども、実は筆者は、鑑賞前にこの秘密に察しがついてしまっていた。ネタバレしたレビューは避けていたにもかかわらず、目にしたすでに観た人の感想から想像ついちゃって。
そんな経緯もあって、ここではネタバレしないよう、細心の注意を払って言葉を選んでいますが、とにかくその驚愕の事実っていうのが、この映画の印象を決定づけてしまうほどにインパクトのある秘密で、それに触れずにエスターを語ることはなかなか難しい。ネタバレしないよう気を遣っている評論サイトや感想ブログであっても、ついついほのめかす言葉で彼女を形容したくなるのもわからなくもない。
そんなわけで幸か不幸か薄々エスターの秘密に感づいた上でこの映画を観ると、最初の方から思わせぶりなセリフがけっこうちりばめられている。
それどころか彼女の不可解な振る舞いも、おおかた合点がいく。知らずに観るとありえないような彼女の言動も、巧妙な脚本で計算された筋の通ったものだとわかるのよ。
それらは本当なら、秘密が明かされた時点で氷解する伏線のはずだったんだけれども、正直なところあんまり怖く感じなかったのもそういった裏打ちを確認しながら観たせいかもしれない。
それほど怖くなく、作品の肝とも言えるエスターの秘密までも気付いていたからつまらなかったかというと、そんなことはない。
ホラー映画らしからぬドラマ重視の脚本のお陰で、それでも面白く観られた。
幼い末娘・マックスには聴覚障害があって手話と読唇術に長けているとか、ケイトにはアルコール依存症だった過去があり、マックスを池で溺れさせかけたことがあるといった、脚本的な仕掛けや工夫が随所に見られ、一家を巧みに操るエスターの悪知恵も、対する家族の心の機微も説得力のあるものだ。
なにより、すべてを根底から覆すようなエスターの隠す驚愕の秘密は、それと感づいていても唸らされる。彼女を演じたイザベル・ファーマンの子役とは思えぬ怪演もあって、今後語りぐさになるであろう。
エスターを演じたイザベルの巧さは評判通り。天使のような笑顔と悪魔のような裏の顔を見事に演じ分ける、末恐ろしい逸材だ。
また彼女に負けず劣らず驚かされたのが、末娘・マックスを演じたアリアーナ・エンジニアちゃんの自然な演技。劇場用パンフによると、実はアリアーナちゃん自身、聴覚に障害をもっているそうで、手話の自然さはだからこそなんだろう。さらにパンフによると、芝居はけっこう場当たり的な演技だったらしく、前日に何をやったかも覚えていなかったというのが子供らしいところだが、そんな彼女の迫真の演技は一見の価値ありだ。
血の気の低さからホラー映画が苦手という人にも薦めたい見所の多い本作ではあるが、惜しむらくは、エスターの秘密が明かされてからの怒濤のクライマックスがずっと薄暗く、彼女の“正体”をはっきりと確認できなかったことが残念。
闇の中に浮かび上がるおぼろげな彼女の姿は、まさしく“それ”で、それを年端もいかぬ子役が演じているという現実も含め、いろんな意味でおぞましい。その姿、もうちょっとしっかり見たかった。
かくも怖いもの見たさで見たくなるのが、女性の素顔でありますから。
エスター
単純に怖かったです。
「悪い種子が芽生えるとき」という話を思い出しました。
あれも、孤児院から引き取られてきた少女が悪さする小説で
映画化されていたと思います。
「人殺しが子供じゃなくて、発育不全の大人良かった~」
なんて安心しました。
いっそホラーの方が怖くないかも?
てっきり「オーメン」や「ジョシュア」のような展開に
なると思い込んで観ていたのですが、のっけから本人が
手を下すシーンの連続で、あっけなく裏切ってくれます。
「ジョシュア」の母親役のベラ・ファーミガを、ここでも
母親役に配しているのは、その辺を狙ったのではないかと
思えるほど・・・。
ホラーとは異質の怖さ、いっそホラーの方が怖くないと
思える現実感のある恐ろしさを感じました。
ホラーじゃないけどめちゃくちゃ怖い!
最初、ホラーだと思って鑑賞しました♪
でも全然違う‥
エスター役の、きっと子役だと思うのですが、見るにつれ、この子、大人のようだと感じました‥
顔もかわいいし、小柄で。
外国では、自分に子供がいても養子をもらうんですね。ブラピとアンジーもそうだけど。
ネタバレしたら、きっと怖くなくなるので詳しく書きませんが、とにかく怖い!やはり人間が一番怖い!実感です!
オンナとして、コドモとして
ママはなんで「what do you want?」と言わないのか
ホラー映画でよく叫んでるじゃん
その前に新しい子どもに対してもよく言いそうじゃん
何が望みか、聞いてあげたら変わってたんだろうか
聞く耳をもたんか
それでも人間なんだからさ
全267件中、261~267件目を表示