「イタズラな弟に振り回されるティーン」そんな彼なら捨てちゃえば? うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
イタズラな弟に振り回されるティーン
ハロウィンに、憧れの男のコからパーティに誘われ、告白ソングまで披露されながらも、本当の気持ちは身近の、さえないオタク少年にある、揺れるティーンの恋心を縦軸に、年の離れた弟のイタズラが巻き起こす大騒動で、振り回される姉の心配と冒険を横軸に展開するドタバタコメディ。
主演のヴィクトリア・ジャスティスはキュートでカンのいいコメディエンヌぶりを発揮。今後は大人の女性の役を演じてキャリアを積んでいくのでしょう。本作ではいちばんまともな人物です。
ほかはクセのあるキャラクターばかりで、巻き込まれ型のストーリーが進行していきます。
強烈なのが、物言わぬ弟(劇中ずっと無言です)の起こす騒動。彼はただ本能のおもむくままに行動しているだけなのですが、それに振り回される大人たちが何とも頼りない。この子がもう少し可愛いければ、この映画も、もう少しヒットしたんじゃないかと思います。
劇中、ハロウィンでスパイダーマンとかハルクの仮装をした人たちが出てくるので、マーベルやいろんな版権を抑えてあるのかもしれません。そんな予算がありそうには思えないんですが。
ギャラクシー・スカウトの仮装で出てくる女優さんが「ビッグバン★セオリー」にゲストで出ていたリキ・リンドホームだったのがちょっと嬉しかったです。
映画そのものは、「ふつう」でした。
2014.7.1
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