劇場公開日 2009年8月1日

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そんな彼なら捨てちゃえば? : 映画評論・批評

2009年7月28日更新

2009年8月1日より丸の内ピカデリーほかにてロードショー

女同士の恋愛談義のノリが楽しめれば、意外な拾い物

女優陣の豪華さに比べて、イケメン度が低い。この事実はロマコメとしてはかなり厳しい。既に恋愛法則を身を持って学んでいる大人女子は、他人の恋愛騒ぎを見に映画館に足を運ぶほど、暇じゃないからだ。では、ハリウッドでは旬とはいえニッポン女子には残念な男優が揃った本作の魅力とは? それは、ガールズ・トークそのものなノリ。いや、性格も状況も違う20〜30代の女が寄ると触ると恋愛や結婚をめぐって繰り広げるトークは、ときにかまびすしい(特に、実質ヒロインのモテない女)だけではある。

でも、女同士の恋愛談義が実は答なぞ求めておらず、盛りあがること自体が楽しいように、このノリ自体を楽しめれば、意外な拾い物。ネットなど今どきな恋愛事情も織り込み、いつの時代も変わらない男と女の悩みを笑いを効かせて描き出しつつ、随所にせつなさもいっぱい。しかも、登場人物たちの関係や状況が動き出す後半には、思いがけないところで、人の優しさに触れて、不覚にも目頭が熱くなる事態も。とりわけ、ベン・アフレックが演じる“結婚という形式に縛られたくない男”が、実は秀逸キャラだったり。男の本音を描いたといいつつ、実は、女が描く男の理想像をしっかり提示している仕掛けが侮れないかも!

杉谷伸子

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