「そんな彼でも好きなのは自分。」そんな彼なら捨てちゃえば? ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
そんな彼でも好きなのは自分。
観る前から、まぁそうだろうとは思っていたけれど^^;
女に男の本音が分かるはずなどないし(勘は働いても)
男に女の結婚観を押し付けても上手くいくワケがない。
どこをとっても堂々めぐりにしかならない男女の違いを
なんとか頑張って(爆)お互い譲り合って(爆)血の滲む
努力をしたからこそ(爆)今の結婚生活があるのだ。と
胸を張って叫びたい既婚者の皆さんは多いはず…!?
結婚を「愛の終着駅」だと未だに考える女性達がいる。
(男は疑う余地なく「墓場」と考えてると思うけど)
そりゃそうです。タカが紙キレのその用紙には、今後、
数多くの問題にさらされた時、妻の切り札になる!!
(…あ、すいません。縁起でもないか)
まぁでも日本人には、婚姻ならではの絆があるので。
でも実際に夫婦が仲良くやっていくコツは、
そんな形式にこだわらない関係になっていけること。
「籍」をいれようといれまいと、別れる夫婦は別れるし、
長続きする夫婦は長続きしている。まぁ相性ですが…。
物語に登場する3人組の女子(というより中年^^;)が
遭遇する3パターンをそれぞれに描いているのだが、
まぁ…ジジの場合はちょっとやり過ぎでコワイ?感じ。
勘違いもここまでくると恐ろしいぞ!の典型で、救いは
めげない明るさと素直さ。論理的冷血男のアレックスを
見事情愛路線に導くことに成功…したから良かったけど。
ジャニーンは典型的な家庭妻パターンで、夫を雁字搦め。
タバコはもちろん、浮気などもってのほか(普通ですけど)
ムリヤリ結婚させた上、さらに縛りつける神経質路線で
目の前に現れたセクシー美女にまんまと夫を寝とられる。。
もう努力を重ねても、ダメなものはダメなんだ…
という部分では、この夫婦がいちばん切ない感じがした。
そしてべス。
アンタ、何が気に入らなかったの?としか思えない(爆)
結婚をしてくれない彼。一緒に住んでから7年も経つのに、
何も切り出そうとしない彼に見切りをつけ、実家に帰るが、
そこで目にするのは「夫」という名の使えないグータラ輩。
妻や女を家政婦扱いする親族の姿に「結婚」って何なの?
と自問し始める。いや~彼役のベンは相変らず顔がデカイ^^;
しかし、いちばんオイシイ役か。
その他、D・バリモアやスカヨハの恋愛路線も垣間見れるが、
ノリでは「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本と変わらず。
男の本音。なんていいながら、女の願望を語り尽くしている。
だいたい男なんてそういう生き物なんだから(爆)と下せれば、
腹を立てたり落ち込んだりなど本来必要ないのかもしれない。
でも女にそれが出来るならば、こんな映画は作られない(爆)
終盤で、ジジがアレックスに投げかけた台詞、
「どんなに間違おうが恥かこうが、あなたよりはずっとマシ!」
は確かに当たっているぞ、と思った。
誰かを好きになるのは本当はとても素敵なことなのだ。
何も恋愛体質になれ!…というのではないが^^;独りでは
学べないことが多い。他がいて自が成長するのは確かだ。
せっかくこの世に生まれたのだから、
自他共に興味を持てる相手を探そうではありませんか…!?
(しかしフラレても付きまとうのは犯罪です。切り替えは大切。)