「この映画そのものが、なんだか妖精みたい。」ユキとニナ macaronさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画そのものが、なんだか妖精みたい。
とてもかわいらしい映画でした。
でもどこか不気味(と言ってしまうのはちょっとおおげさかな?)な印象も残る、
「ひっかかる」映画。
前半の「フランスのユキとニナ」の部分だけなら、
きっとなんでもない映画だったと思うのですが、
後半、気付いたら不思議な世界へと入りこまされてしまったような。
キーワードは
「森」と「おばあちゃん」かな?
フランスにいるときと、
日本にいるときで
ユキがまったく違う子に見えるのがすごいなーと
思いました。
大人は思っているよりも子供で、
子供は思っているよりも大人。
だけど子供は大人を必要としているし、
大人も子供によって大人になる。
私はいま26歳で、子供もいないのですが、
遠くない過去と、遠くない未来を行ったり来たりしているような感じがしました。
妖精だとか、非現実的なものは一切出てこないのに、
不思議で、でもなぜか心地よい感覚に陥る、そんな映画でした。
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