ボーイズ・オン・ザ・ランのレビュー・感想・評価
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モテない男の日常凝縮
モテない29歳のサラリィマンが主人公のコメディタッチ。
同僚の女の子に恋して、うまくいきそうになるが、その女の子の隣人の女性の部屋にいるところを女の子に発見されてしまう。
主人公の競合他社に努めるリア充のモテ男子と仲良くなるが、その女の子を取られてしまい、女の子は中絶してしまう。主人公は女の子のために、その男子をぶちのめそうとボクシングを教わるが。。
主人公の決闘に向かうモヒカン、タクシードライバー観たことないひとからしたら、?マーク飛び交うでしょうね~、この監督、あの映画好きなんだろうな~と思わせる。
童貞臭さが格好良い!!
漫画も見ていて大好きな作品ですッ
色々省かれていてちょっとショックでしたがそれ以外はとても再現出来ていて良かった!
最初は頼りなく童貞臭さが半端なくナヨナヨしてる田西が徐々にボクシングに目覚め男らしくなり童貞臭さはまだ健在だけどそれがまた良い味を出して居て田西最高ーーッッ!ってなります!!!
マンガから見たほうが楽しめるかも!てかぜひ見て!
個人的にシホさんはもうちょっとぴちぴちの人が良かったなあ...YOUはただのばばあやんけッ声が気になって仕方なかった....全くエロくなかったしアップがキツイ(笑)
原作も中々すっきりしないが
映画もマンガの中頃までの部分を抽出しているため、すっきりとはいかない。
憎たらしいヤリチンを成敗して欲しいが敵わず、惚れた相手は大分痛い女でその後はビッチに。
ここまで、人に恵まれず、他人に良いようにされると何とか溜飲を下げさせてほしいと思うのはこちらのワガママか?
ガチャの社長公認でライバル会社の社員殴りに行くのにはテンション上がったのになあ。
エロ天使
誕生日にテレクラでブスでデブな女と出会うが上手くいかなかったというプロローグ。なぜだか、ちはる(黒川)と映画のDVDとAVを交換した田西(峯田)。しかし、平凡なAVを渡したつもりなのに手違いで獣姦モノを貸してしまったのだ・・・しかし、うまくデートにこぎつけ、ホテルにまで入ったのだが、実は処女だという話を聞いて何もできなくなった。入ったのがSM部屋だったというのは何なんだか・・・
風邪をひいて休んだしおりを見舞いに行った田西だったが、その帰り、ちはるの隣人であるソープ嬢しほ(YOU)の部屋でヤバい状況になって、そこへしおりが現れる。上手くいきかけた恋も突然の状況で破局?
数か月して、青山とちはるが付き合っていることが判明。そして、ちはるが企画書を出してボツになった“48手ちゃん”が爆発的な売れ行きを出したため、ライバル会社にアイデアを渡したという理由でちはるは自主退職することになった。しかも青山に振られたちはるは青山の子を宿していて、田舎に帰ると言う。人工中絶の同意書に父親としてサインした田西。中盤までの展開としては『グローイング・アップ ラスト・バージン』と同じだ。
「お前を殴りに行く!」と会社で皆の前で青山に電話した田西。すると、社長(リリー・フランキー)やグータラ社員の先輩鈴木(小林薫)までが応援してくれ、鈴木からボクシングのコーチを受ける。周りから特訓を受けて殴り込みに行くなんてのは『フライ・ダディ・フライ』だ。エンドロール直前にタイトルが出てくるところも一緒。
前半ではエロさを感じさせるが処女という設定の黒川芽衣がいい。エロビデオ見てるシーンや、電動こけしを楽しんでる雰囲気なんてまさしくエロ天使といった女性。完全に負けてしまう決闘シーンよりも、決闘を申し込んだときから周りが応援してくれるところの方が高揚感があった。
ボコボコに殴られ蹴られて惨めな顔になった田西は電車に乗る寸前のちはるに最後のあいさつを。青山の後輩ともHしてたと聞かされた田西は「やらせてくれ」とちはるに言う。もちろん、彼女を忘れ去ろうとするための虚勢に似た言葉。しかし、ちはるの答えは「いいよ、フェラチオくらいなら。トイレ行こ」。そんな返事を期待してたんじゃない!思い余って、ちはるを電車へと押し込んで逃げるように去ってゆく田西。何もかも忘れるために疾走感あふれるラストラン。みじめでボロボロなんだけど、最後には爽快感がある。
本気になればいつでも青春
エロくて、笑えて、最後は走り出したくなるような
映画でした。
1人の女性を巡って熱くなる主人公
田西の姿は、なんだか笑えてしまうところも多いけど
とっても純粋で、真っ直ぐで、
大人が忘れてしまっているものを
見させてくれるようなそんな映画でした。
本気になればいつでも青春に戻れる
と思わせられました。
でも、ちはるちゃんなかなかのクズなのに
そこまで身体張るか??
って思ってしまったので少し低めの評価 笑。
ほろ苦い青春はとっくに通り越した・・・けどほろ苦い話。 内容はさえ...
ほろ苦い青春はとっくに通り越した・・・けどほろ苦い話。
内容はさえないガチャガチャメーカーの社員で、出てくるのも風俗嬢、さえないリーマンで、誰が誰とヤッたとかの妄想族系。
正直、タニシには共感できない。もちろんマンモスの連中も。
みんながみんなどこかで頼りにし、その頼りを利用し、裏切っていく。
そして打算だけで動くようなあさーい人たち。しっかりしろ!とこのボクでさえ思ってしまう。
てか、おっさん・オン・ザ・ランちゃうの??
主要人物みんなクズ
田西はクズだし、ちはるちゃんもクズ、もちろん青山もクズ。
男は女のことなんか本当に全然理解できないし、女だって男のことをこれっぽっちもわかっちゃいない。
やせ我慢の嘘もつくし、いつもヘラヘラしてたって実はもがき苦しんでるかもしれないし、やるときゃやるよ。
僕もうだつの上がらない、ダメなモテないクズな男なもんで。好きですこの映画。
タイトルが、ボーイズ・オン・ザ・ランなもんで最後やっぱり走るんですが、そこがたまらない。
何がって、やっぱり音楽の力はでかいなと。映画ってストーリーとかカメラとか編集とか演技とかいろいろ組み合わさってる。このあとどうなるんだろうとか、これってあれと繋がるんだなとかいろいろ考えたり。
音楽って耳で聴いて感じるっていう、ただそれだけの、究極にシンプルなものだから、ダイレクトに心に響くなあって改めて思いました。
エンディングの、「走る田西。銀杏BOYZの曲。明朝体のタイトルドーン。」これが、全てです。よかった。
あと最後に言わせてください。
黒川芽以ちゃんかわいすぎ。映画の役ちはるちゃんは本当にいやだけど。
まっすぐで途方もないけど頑張れ
なんだかこう、まっすぐな愛情とでもどうにもならない性欲と、欲望と嫉妬と。そんなものがごちゃごちゃ~っとなってしまったときに人はどうなるのかってことが描かれている作品でした。
全然きれいじゃなくてむしろ醜態。
大好きなちはるちゃんの前で醜態ばかりをさらしてしまうタニシ君。
嫌われてさげすまれて罵倒されてもそれでもちはるちゃんを大好きなタニシ君。
くぅ~。
今回この映画ですっげー良かったのはとにかく銀杏BOYZの峯田さん!
歌わせて◎(歌手だし当り前かも知らんけど)、情けない役花丸、笑顔さいこー、モヒカン姿も最高。
もうタニシ君がぴったり。
エリート青山に対して力なく遠慮がちに笑うその笑顔も素晴らしい。こ
この峯田さんのおかげで、映画と歌のマッチングがすごいです。
あとは、やっぱ松田龍平かっこいかた。
青山がめっちゃ遊んでそうなとにかくやなやつなんだけど、ハマってました。
松田龍平もさすがなんでもできちゃいますね。もうほんとに公園でタニシ君をぼろぼろにするシーンとか青山が悪魔のようにみえました。
青山=強者
タニシ=弱者
という構図が二人の役者さんによって立ち振る舞いだけで見事に表現されていました。
というわけで印象的なシーンはタニシ君の歌うシーンから2こ
1.エンディングのボーイズオンザラン!!
エンディングシーンで峯田さんがモヒカンで爆走している映像をバックに銀杏BOYZの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という曲が流れてまさにその中で峯田さんが「ボーイズオンザラン」と叫んでいる。
女の人でも胸が熱くなって走り出したくなっちゃいますね!
結局ね、最後、タニシ君はぜんっぜん青山にかなわなくて。一発も殴れずに、ちびったおしっこかけただけでボロカスにやられて終わっちゃうんです。
途中までは、ロッキー的な感じで、「ボクシング練習してうまくなって青山倒しちゃうんじゃないの?」とかわくわくするんだけど一発も殴れない。
ほんで、田舎に帰っちゃうちはるちゃんをホームまで追いかけても、嫌いと言われののしられ終わる始末。
そのあとに彼が爆走するから、なんかもう胸が痛くて熱い。そこに歌声が乗ってぎゅわわわわ~ってなります。
2.決戦前夜、あなたの夢をあきらめないでを熱唱するタニシ君
勝負の前はかならずこの曲を歌うタニシ君。
カラオケで熱唱する峯田さん、最高でした。
あんなにソウルフルなバージョンのあなたの夢をあきらめないでは聞いたことがない!
自分に言い聞かせているような、自分を励ましているような素晴らしい歌声でした。
てな感じでストーリーも好きだけど、映像と曲がいい映画です。
基本的に映画はせっかくみるもんだし作りもんだからハッピーエンドが好きなのですが、この映画はこれでいいんだって思えました。
こんなにとことん主人公が最後まで報われない映画はダンサーインザダーク以降見たこと無かったけど、情けなくても彼がまっすぐだったり、最後やっぱ全力で走ってるからなんか救われたのかも。わたしが。
まっすぐで途方もないけどとりあえず晴れだ!いくぞがんばれ!みたいな感じ。
ぜひ、見ていただきたい映画!胸があつくなりますよ~!!!
知り合いの勧めで
知り合いの勧めで見たのですが
うーん、よくわかりませんでした。
峯田さんの童貞っぽさは、森山未來を超えてました。
なんだろうなあ…。わからないとか言っておきながらちょっと胸がズキズキするんだよなあ…。
原作好きには・・・
原作好きには話を単純化しすぎてない?という感じがしました。
もともとが田西が正で青山が悪という話ではなく,どちらかというと田西が悪で,青山が正なのになぜか田西を悪くみられないという原作の点にすごく心動かされたので・・・
主人公役の峯田さんはよかった。
不思議な作品
不快なところだらけだし、青山も田西もクソなんだけど、見た後のこの爽やかな気持ちはなんだろう?現実の嫌なところを見たくないから映画を始めフィクションの世界に飛び込む(逃げる)のに、その見たくないものが2時間に凝縮されたモノを見せられた後に残るこの感情はなんなんだ。正しさとか間違いとかそんなもの超えた先にある何かなのか。不思議な作品。そこまで好きじゃないけど忘れられない稀有な一本。
「モテキ」みたいな映画だけど、こっちは「モテナイキ」だった。
「モテキ」で、真木よう子さんが、森山君に「ボーイズ・オン・ザ・ランでもやる気か?」と詰め寄るシーンがあり、そういえばそんな映画あったよな、と思い出しDVDで見てみた。
同名のマンガが原作らしいけど、原作は読んでいません。
内容は、金なし、夢なし、彼女なしのどうしようもない生活を送っていた、主人公田西が、会社の女の子に手を出そうとするが、そこにライバル会社のエリート営業マン青山が絡んできて・・・。
みたいなストーリーなのだけれど、「モテキ」と違って、完全に男目線で、あるある、わかる、わかる、という感じだった。
恥ずかしながら、私も昔はこの映画の主人公田西と同様、ものすごくイタい男で、昔のことを思い出すと、どこまでイタい男なんだよおまえは?と言ってやりたくなる。
これをやったら、ものすごくイタいことになると、頭ではわかっているのだけれども、抑えがきかなかった。
そのあたりが、すごく主人公の田西に共感できたし、こういうイタい男は自分だけではないのかも?もしかしてイタくてもいいのかも?みたいな気持ちになれました。
最後の対決の時、頭をモヒカンにして、タクシードライバーのロバート・デニ―ロみたいな服装をするところもおもしろかった。
タクシー・ドライバーのデニ―ロはいい。
イタい男の永遠のヒーローだと思います。
最後の対決が終わった後、この映画に出演している小林薫さんみたいに、「あれは最高の~だったよ、田西君」と言ってあげたくなりました。
(~の部分については書きづらいので、DVDを見てください。)
それから、銀杏BOYZの主題歌、よかったです。
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