サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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日本人なら観た方がいい
日本人なら是非お勧めです。
前作の時をかける少女のファンだったので
劇場に足を運びました。
ネット社会の恐ろしさをハラハラどきどきのバトル展開で
内容もわかりやすくテンポ良くアクションや笑い、恋愛、感動を
織り交ぜてあって飽きなく入り込めました。
その中に日本古来の繋がりや家族を大切にする心、仁義といった
日本人の血を呼び覚まさせ、温かい気持ちになりました。
この夏一番の作品になりました。
夏にぴったり。
家族や仲間とすっきり見ることのできる映画だったと思います。個人的には「時をかける少女」よりも全然面白いと思います。
泣ける部分もあり、全体としてとてもまとまっている内容だったと思います。夏休みにぴったりな一本だと思います。
ちょっとマニアックな映画
時をかける少女とエヴァンゲリオンの関係者が作っている映画なので興味があって見てみたが、仮想世界(アバター)と花札を知っている人でないとちょっとわかりにくいかな、と思った。私自身はそこそこ楽しめたが、やっぱり、おたく系の観客が全体的に多かった。
胸がすっとする映画
きれいに整えられた朝顔たち、昔ながらの武家の家屋、広く開け放たれた縁側、大きなテーブルで大家族みんなでたべる食事。
昔の田舎のお盆の頃の風景で、思わず「いいなあ」とつぶやいてました。
鼻の奥にすっときれいな空気が入ってくるような感覚でした。
笑いあり、ぐっとくるシーンもあり、個性的なご親戚に「あーこんなおじさんおばさんうちの親戚にもいたいた」と思わせられるキャラクターばかりでとても面白かったです。
なによりも、気弱だけどまっすぐで一生懸命でとてもやさしいケンジ君がとてもよかった。
劇中での重要なシーンではケンジ君に「こんなふうに言ってほしいなあ」と思うセリフをそれ以上の言葉で返してくれました。
こんな男子はとってもいい。うちの婿にしたいです。
ナツキさんとの恋物語もさわやかでとてもよかった。(というか過ぎ去った青春時代を思い出して少しうらやましかった)
当方、アニメ映画はまったく見ないほうです。
先日、職場の同僚に無理やり連れて行かれたエヴァンゲリオンを見て「ほほーなかなか面白いのお」と思いましたが、やはり予備知識がまったくない状態でしたので、消化不良でした。
この映画はそのようなこともなく、心ゆくまで楽しめました。
近いうちにまた見に行きたいですね。
おすすめです。
清々しい!
私のように普段あまりアニメを見ない人にもオススメの一本。
笑いあり、涙あり、手に汗握る興奮あり、エンターテイメントとして言うことなしの名作。ストーリー、キャラクター、背景、アフレコ等々、良いところをあげたらきりがない。とにかく何もかもが素晴らしい!清々しい!!
大好きです!!!
世界危機の夏。恋する夏。
日本の原風景のような美しい景色,
郷愁誘われる日本家屋の背景が,
見ているだけで心地良い!!
そこに生きる人間は,
「いるいるこんな人」を凝縮したキャラクター群で,
生活感と人間味に溢れまくり。
予測つかない展開の随所に,
驚きと斬新な楽しさが散りばめられ,
娯楽アクションを存分に満喫。
ネバーギブアップ精神で大きな敵に挑む
陣内家+小磯健二の戦いの先に待つ爽快な達成感,
希望のエンディングが好き!!
人との「つながり」を大切に生きよう!
人間は一人や孤独はダメ。
家族を大切にし、人との「つながり」を大切に生きよう!
ってことを伝えてくれる作品。
この映画には、二つの「つながり」がでてくんですけど、
ネットの世界でのバーチャルなのと田舎の大家族のようなアナログ(?)なのと。
映画の場合、バーチャルなつながりは否定しがちだけど、
そんなことはなくて、どちらも、結局は人が支えてて、
どちらの人もあたたかいんだって事を描いていて、事も印象にのこりました。
この作品はとってもおすすめです。
素晴らしすぎて、何も言えない
笑いあり、涙あり、アクションありで文句なしのエンターテイメント作品。
老若男女問わず、楽しめると思います。
公式ホームページに寄せられた作家・乙一さんのコメント通り、ただただ「傑作」としか言いようのない作品でした。
夏の田舎とおたくな世界
田舎の大家族での夕食シーンなど、ふるさとって感じの楽しいシーンと
デジモン的のシーンのギャップが楽しい。
おたくな感じがちょっときついところですが、でも実際には、仮想現実のような世界が結構実在していますし、社会はコンピュータ無しには成立しません。
急なものがたりの展開も実写だったら、「おいおいちょっと」って感じでしょうが、アニメですから。
オジサン的には、たぶん、エバxxxよりこちらのほうが楽しいと思いました。
なかなか、楽しい映画でした。
つながり
映画のテーマでもある「つながり」。
大家族での食事シーンや、最後の家族一致団結、
家族っていいなと思わせられました。
陣内家の人たちみんな結婚指輪していて、「家族のつながり」があらわされてました。
家族みんな個性的でとても面白かったです。
デジモン~ぼくらのウォーゲーム~と時かけをあわせた感じもしました。
気分爽快
試写会で見ましたが、拍手が巻き起こったの初めてでとても感動しました。 OZの世界が現実とリンクしているところがとても面白いし、家族の絆がよく描かれていて感動する作品でした。デジタル上の世界が現実にリンクし本当に起こりえるこの世の中が少し怖く感じさせられました。
この夏一番の爽快感!!!
鑑賞後の充足感は、ここ最近見た映画の中でもぴか一。
夏休み、朝顔、お祭り、夏が詰まった作品です。
アニメ好きさんだけじゃなく、実写を観に行く感覚で、沢山のひとに見にいってもらいたいと思いました。
アニメという媒体を使ってますが、そこにいるのは、もしかしたら実写でも出来たかも知れないなと思うほどに、人間味溢れ、血の通ったキャラクター達です。
だからと言って、表現はアニメの良さを活かしきった構成になってるのでアニメなのは大正解なのですが!
間のとり方というか、画面の切り取り方と言うか……
大胆なエピソードの持っていき方も、豪快な演出も、アニメだからこそ嘘っぽくならず、最高のテンションで喜怒哀楽を引き出してくれました。
気持ちよく笑って。笑って。
そして、怒哀の部分は小ネタを上手く使って、余りその部分を引き摺らないように演出されてるので、爽快感が強い作品に仕上がっていると思います。
自由主義の欧米の方には理解され難いかも知れない、
そして、今の日本から失われつつある、
干渉し過ぎだとも思えてしまう日本人が昔から作り上げてきた狭いコミュニティでの関係性。絆。家族愛。
それを軸にしながら、けれどネット上の希薄になりがちなつながりを否定するでなく、その昔からあるつながりと、新しく構築されてきたつながりを見事に繋ぎ合わせて、連携させて作品を作り上げています。本当に凄い。
作品のもう一つの軸である、デジタル世界はマニアックな印象で取っ付き難くはあるかもしれないけれど、それ以外の分かりにくい部分は極力省いて、家族とか絆とか喜怒哀楽、万人が共通のイメージを持ちやすいものを使って、物語を構築してるから、直感で観れる。
そのせいで、すっと内容が入ってきます。分かりやすい。
「つながりこそが、ボクらの武器。」
まさに キャッチコピー通りの作品です。
今なら前売り券にガイドブックついてるので、ぜひそれを買って、
ついでに、
花札(こいこい)
武田軍真田家
上田合戦
この3つの基礎知識を入れておくと更に楽しく観れるかと思います。
あとですね、最近のファンの方は、何から何まで、新鮮な気持ちで観れると思うんですが、古くからの細田さんファンにとっては、エピソードのうちいくつかはは真新しいものでないかも知れない。
……少なくとも私は、そうでした。
キーワードは 夏休み 田舎 八月一日 デジタル ゲーム
タイトルが似てるのも間違いなく確信犯ですね(笑)
それでもそれはそれ、
あの時、衝撃を持ってみた大好きな作品を懐しく思い出すのは、
夏に田舎に帰って、祖父母との出来事をを思い出す。
何だかその懐しい気持ちに似ている気がします。
10年たって、鳥取(笑)だけではなく長野の山奥にも、日本全国で高速インターネットが可能になり、それだけ時代が追いついてきた今、あの作品が、こういう形で昇華されて、目の前に現れたのは、嬉しいサプライズでした。
エヴァ「破」とはまた全然違う進化を見た感じです。
沢山のひとに見て欲しい。
自信を持って人にオススメ出来る一本だと思います。
絶対夏に、大画面で観てください(^^!
強固な家族というネットワーク。
★
現実世界と密接にリンクし、
そこでのトラブルが世界を混乱に陥れるぐらいに
巨大なデジタル仮想都市“OZ”で傍若無人にやりたい放題の相手に対し、
デジタルなネットワークでの一大事に対し、
最小のネットワークであるアナログな“家族”で対峙する。
面白かったぞ。“時をかける少女”に勝るとも劣らない面白さ。
家族の面々は個性的で、職業もそれぞれでありスペシャリストというのは、
あのおばあちゃんだからこそでありましょう。
そして、“つながり”を大事にし、存分に活かすおばあちゃんだからこそ、
家族もしっかりとつながり、自分たちの力を発揮しようと奮闘する。
オタクそうなゲーマーさえも、しっかりとつながっている。
大袈裟な描き方や、小ネタでも笑わせ、
主人公の賑やかな家族を羨ましく思う場面や、
クライマックスでの“元気玉”状態では、ちょっとウルっとしてしまい、
そこでラストバトルが終わってても満足しちゃったかもしれませんが、
そしたら主人公の立場は?と思ってもいたでしょう。
僕が一番好きなのは、その後の主人公の大事なシーンでのセリフです。
そのセリフが主人公の性格をよく表していて、
このシーンでそんなセリフかよと思いつつも、素晴らしいと思う。
上映後に会場では大きな拍手。
★
今年の金メダルは決定かもしれない
こんな映画がこの時期に出てくるとは思わなかった。
すごいの一言。
試写会が終わったあとの拍手の量。
半端なかった。
拍手なんて起きること、ほとんど稀なのに
試写会場に来ていた人のほとんどの人を満足させた映画かもしれません。
人間同士のつながりというものを改めて考えさせてくれます。
今年、最高級の映画の一つではないでしょうか
みんなに勧めたい
アニメだからってだけで、先入観を持って見ないって人はいると思うけど、
絶対損すると思う。そんな私も、俳優さんが声優をやってなかったら、
見なかったかもしれないけど、本当見てよかったです。
監督の凄さとか、詳しいことはわかりませんが、
バーチャルの世界と現実がいい感じで融合してて、面白かったです。
アニメファンじゃなくても楽しめると思います。
普通の試写会であんなに拍手が起こったのを初めて見ました。
夏の戦=花鳥風月
◎どこにでもある8月田舎の風景
(群青の空、スイカ、氷、犬、駐在さん、子供たち、民家の瓦屋根、御親戚)と
◎デジタル仮想都市のモニター映像
(最新ストラクチャーアバター、カラーグラフの躍動、俊敏自在な処理能力)
が、いろんな『絆=ネットワーク=つながり』をもって話が展開していきます
全編を通して、漂う空気感、テーマの処理
描き方(物語も絵も色彩も)、がほんとうに気持ちよく
手に汗握る部分もあり、ユーモアもあり
終始、爽快清々しく、見終わったあとの余韻が長く残ります
映画を見終わってから何度も
映画チラシをみるているのですが
(書込み密度が高いので、鑑賞後に見ると新たな発見あり)
そのたびに 爽快感とか、清々しさとか、夏休みのソーダ感とか
うらやましい感が、こみあげてきます
『時をかける少女』も素晴らしいのだけれど
今作はよりテーマに普遍性があって
前作以上の評価を得ることになるんだろうなあ
いいなあ大家族と夏休み。
映像面、および大胆な展開をするストーリーをまとめ上げた細田守監督の才能にはただならぬものを感じました。
信州上田の田園風景が拡がる、お城みたいな大きなお屋敷を舞台に、お屋敷に持ち込まれたスーパーコンピューターのネット空間で繰り広げるバーチャルな戦いと、お屋敷の大家族の中の人間模様が複雑に絡むという、きわめてアナログな世界とバーチャルな仮想タウンでのバトルを絶妙にシンクロさせたストーリーなんです。さらに、バーチャル世界のバトルは、次第に現実世界にも影響が及び、一族の要となっていたお婆ちゃんの死を招くことにつながり、さらには宇宙空間にあるむ衛星が、原子力発電所目指して墜落を始めて、主人公とお屋敷の一族の生命のピンチを招くという予測不可能なストーリーに魅了されました。
さらには、ラブコメの要素も加わり、最後にはすっきりハッピーエンド。夏の1日の大騒動も終わってみれば、すごくさわやかなで、アナログ的な温もりを感じさせました。昨年のスカイクロラを見終わったとき感じた、殺伐とした刹那さと比べれば大違いです。
きっと、キャラクターの人間味、そしてなりより田舎の大家族の人情とそれを見つめていたお婆ちゃんの包み込むような愛情が、作品全体に暖かみを醸し出していると思います。
片方で対極的なバーチャル空間での奇想天外な展開がパラレルで進行されも、人間ドラマとして最後まで崩れることはありませんでした。
こういうアニメ作品では、珍しく試写会場で大きな拍手に包まれて終了しました。
mixiを3Dの仮想空間に置き換え、なおかつショッピングやエンターテイメントが記事体験でき、さらには公共機関の窓口に医療データベースまで管理しているスグレモノ。ユピキタス社会が実現していたのです。
部室でバイトに励む健二たちに、バイトしないかと声をかけたのがOBの夏希。あこがれの先輩の誘いに二つ返事で答えた健二は、連れられて出かけた信州上田の夏希の実家にきて、びっくり。なんとバイトとは夏希のフィヤンセ役だったのです。
この設定だけでも結構どうなのかとドキドキものでしたが、畳みかけるように、次々問題が発生します。
健二にメールで、映画『ノーウイング』ででくるような意味のない数字の羅列が送られてきます。それを解読すると、なんとOZでの自分のアカウントが乗っ取られて、アクセス不能になるばかりか、OZそのものがハッキングされて、バーチャル格闘場となってしまうのです。
そしてOZを乗っ取った張本人はなんと、乗っ取られた「自分」でした。健二は、夏希の陣内一族の協力を得て、OZを支配する「自分」とバーチャル世界での対決に乗り出します。
ここで面白いのは、OZのアカウントはアバターで表現されいるのですが、アバターハッキングしてを吸収するほど、強大なパワーをこの世界で持てるようになることです。そして4億ものアバターを吸収した巨大な敵に、健二と陣内一族たちのアバターは歯が立ちません。そこで夏希が思いついたのは、なんと陣内家伝統の遊びである花札の「こいこい」。お互いのアバターの数をかける「こいこい」勝負で、OZを支配する敵のアバターを奪う賭に望むのでした。
「世界のおわり」がかかったこの「こいこい」勝負の顛末は、ぜひ画面で。意外な助っ人の登場で、ほろりとするかもしれませんよ。
ラストで夏希と健二が手を握り合うシーンがとても爽やかに思えました。
製作したマッドハウスは得意の精巧なアニメ描写に加えて、バーチャル空間ではWindowsVistaのエアロような透けるタッチなんです。パステル調の色使いと相まって、未だ見たことない美しい色彩空間を作り込みました。ハリウッドの3Dアニメとはひと味違う、日本アニメの独自に進化した表現スタイルではないかと思います。
映像面、および大胆な展開をするストーリーをまとめ上げた細田守監督の才能にはただならぬものを感じました。俄然前作の『時をかける少女』を見たくなりましたね。
本作も、ぜひご覧になるようお勧めしますよ。
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