「夢みたいなサクセス・ストーリーにしなかったのがいい」サンシャイン・クリーニング マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
夢みたいなサクセス・ストーリーにしなかったのがいい
「リトル・ミス・サンシャイン」の製作スタッフが再び集結し・・・はどうでもよい。要はこの作品が面白いかどうかだ。だいいち、私は「リトル・ミス・サンシャイン」を観ていない。
世の中、そうそう思うようにウマくいくものではない。等身大の登場人物につい感情移入してしまう。ましてエイミー・アダムスほどの美貌を持ってしてもウマくいかないのだ。私がウマくいかないのも当然か・・・つい納得してみたり、いつのまにかローズ(エイミー)を応援していたりする。夢みたいなサクセス・ストーリーじゃないところに仲間意識を持ってしまう。
ローズをさりげなく助けつつも、オスカーの子守りを嫌々引き受けるウィンストン役クリフトン・コリンズ・Jr.と、おちゃめな父親ジョーを演じたアラン・アーキンが気に入った。亡くなった母親を絡めた脚本が巧く、エンディングもいい。
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