「古くならない、のだめワールド」のだめカンタービレ 最終楽章 前編 クリスさんの映画レビュー(感想・評価)
古くならない、のだめワールド
ふと見たくなってVODで観ましたが、13年経っても面白いし、センスがよくて最高に面白かったです!
ベッキー出演にも、なんだか涙が滲んでしまいます。
芸能界って、長く生き残るのが本当に大変だなあなんてつくづく思いながら観てしまったり。
海外バージョンを日本語で押し通しても全然不自然でなかったし、
千秋の成長っぷりに見惚れました。
クラッシック音楽もたくさん聴けて、
今見ると、教養映画のようですよね。
「中世では神のつくった世界の調和を知るための学問が、
天文学・幾何学・数論・音楽だった」と言う千秋のセリフ、
ムジクス、カントルの説明のシーンがとても綺麗で印象深いです。
「カントル=演奏者」のことを、
「カンタービレの語源だよ」と言う、作品にとって大切な語源の話もあるし、
(ちょっとうろ覚えです^^;)
宇宙や魂に想いを寄せながら、自分の小ささを思い知る千秋の独白・・・
千秋って、プライドが高いけれど、ものすごい努力家で、
心の声は、自分の小ささに葛藤したり、
他人の素晴らしさを素直に受け止めたりしていて、
精神性が高いキャラだなと思います。
夢を持って、努力して毎日過去の自分を超えようとしている姿って、
何年経って観ても、清々しいんだなあと思いました。
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