「お馬鹿なわんちゃんと有る有る経験談」マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
お馬鹿なわんちゃんと有る有る経験談
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犬を主題に据えた映画って、色々あるけれど
その物語りの最後にくるものは、犬の寿命が短かくって、
飼い主に看とられて死んでいくと言うもの。
ごたぶんにもれず、この「マーリー」も、そんな作品です。
だから、クライマックスシーンでは、ぐっと来たのでしょう
隣に座ったイマドキのお嬢さん、グッスングッスン
鼻をススっておりました。
今回の主人公のワンちゃんが余りに、
色々な事をしでかしてくれるものだから、
犬を飼ったことがある人なら誰でも経験がありそうなこと、
例えば、
リードを引っ張られ、引きずられかけた事や
人前でウンチされたことや
あるいはマウンテングポーズを取られた事等、
あるある経験噺で
取っ付き易かった事もあるせいか
ノリ易い設定で、年に数本しか映画を観ない人には
面白かったかも、ですね。
私としては、
犬のご主人様のジョンと
独身主義を通す彼の友人と対比して
家族という厄介だけどかけがえのないものを
持とうとするものと、持とうとしないものの対比を
犬を絡めて描いても良かったと思いました。
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