劇場公開日 2025年2月14日

イレイザーヘッドのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

5.0「デヴィッド・リンチの映画」特集上映

2018年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

2018年、映画館での鑑賞一発目が新作では無くこの作品になろうとは!?

首チョンパ!の鉛筆工場に何かヲ操縦している男から歌っている女に不気味でシュール過ぎる家族での食事会に煙草咥えたままのババァなどキリがない位に奇想天外なヘンテコのオンパレード。

これをコツコツと5年も掛けて完成させるしかも長編デビュー作とブレないD・リンチ。

最後に撮った「インランド・エンパイア」と難解で斬新な映像描写など似通っているような今まで一貫して良い意味で何も変わらないセンスと世界観に脱帽する。

白黒の映像に不気味な工業地帯とノワール風味?も漂う雰囲気に小道具や美術的センスも圧巻で。

理解しようとか複雑に難しい顔して観るよりも素直にただ身を委ねて好きになれるか?

映画館で観た方が良い作品って色々あるけれど本作は正しく劇場で鑑賞すべき映画だと思う。

あとヤッパり音が凄くて不穏なノイズがヤバい!!

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万年 東一

2.0大問題作

2017年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

印刷工を営むヘンリーはガールフレンドのメアリーから妊娠を告げられ、結婚を決断する。
しかし産まれた赤ん坊は異様に小さく奇形の姿をしており、絶えず続く夜泣きにメアリーはノイローゼになり、家を飛び出してしまう。
そんなり赤ん坊の面倒を見ることになったヘンリーの悪夢のような一夜を描いた巨匠デヴィッドリンチ衝撃のデビュー作。

正直1mmも理解できなかったし、圧倒的に異質な映像と世界観にドン引きして、鑑賞中ずっと顔引きつってたと思う笑。
現実なのか夢なのか見分けもつかないまさに悪魔のような出来事が次々と展開されていき、その全てが圧倒的に理解不能。
まったく肌に合わなかった為、かなり評価の低いトラウマ的作品になりかけているが、こういった独自の世界観を、形はどうであれ映像化できる手腕に心底感心した。
マルホランドドライブもそれなりにしんどい内容だったがそれを遥かに上回っている作品だった笑。

またいつか観たいとは思うけど内容を知ってしまった為、暫くは遠慮したい笑。
赤ん坊との一夜がもちろん1番しんどかったが、メアリーの実家での空気感も異常だった笑。

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オレ

3.03.1

2017年2月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

もはやホラー。
終始薄暗くて、工場のような音がして、ジメジメして不気味だった。

ネットに詳しく感想を書いている人がいたので、それを見てなんとなくわかったような気がしたけど、初見じゃついていけない。

意味のわからないカットが多すぎる。
製作に5年くらいかかったらしいので、1つ1つ意味があるのだと思うけど、ぼくには理解できない。

「エレファントマン」はもっとわかりやすかった。

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onaka

4.0半端ない

2016年5月14日
iPhoneアプリから投稿

全てが予想を裏切ってくる映画。
普通に対する真逆のことはまだ予想できる。
しかし真逆でもない、予想できないところから蝕まれていく感じ。
画面が切り替わると表情が変わってたり、
普通がくると思ったら狂気、
狂気がくると思ったら過剰な普通、
激怒すると思ったら発情、
なぜそこで?と常になる。
今見ても何を意味するのかどうやったのかさっぱり分からない。
もはや何が狂気がさえ分からなくなってくる。
映像が非常にショッキングなので、確かに妊婦は鑑賞しないようにと警告されたのも納得。

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Tommy

0.5時間返して欲しい

2015年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

映画館で観てたらお金返して欲しいになるのかな、それとも映画館で観ると楽しかったりするのかな。

胃がムカムカした。

こういう映画が評価高かったりするから映画評論とかシネフィルの人の話は注意しないとなと学んだ。

89分だからまだ許せる。

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yo_cga

0.5超ナゾ

2015年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

超ナゾ

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Artizm

4.0何でこれ作った笑?

2015年6月16日
iPhoneアプリから投稿

表題の通りです。

なぜこんな映画を撮ったのかさっぱりわかりません笑
画面に映るもの全てがずっと気味が悪いです。

でも、嫌いになれない

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アリンコ

4.0怖いけどホラー映画ではない

2014年12月3日
iPhoneアプリから投稿

怖い

主人公を取り巻く世界からして、すでに不気味。ローストチキンや、地球外生物のような赤ん坊には、恐怖感を覚える。

それなのに、主人公はその不快感を感じていないようだ。

「正常さがモンスターによって脅かされている状態がホラー映画だ」と何かで読んだ。

正常な登場人物に感情移入して、恐怖を共有してこそホラーならば、これはホラー映画ではない。

かたや、妻や妻の母親と交わす会話では、主人公は正常で、感情移入ができる。
ファミリー映画か?

不本意にも女が妊娠して、心の準備がないまま父になる男のやるせなさ。
世の男性は観るべし。

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Raspberry

4.5今野さんがいなければ、このリンチの名作は世にでていなかったかも...

2013年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

亡くなられた映画・音楽評論家の今野雄二さんは(自殺なんて信じられないのだが)、生前、今野さんしかこの作品を見出さなかったのでは、と思うような、特異な映画を数多く媒体に紹介されていた。その特異な映画のひとつが、デビット・リンチ監督の作品だ。今は、日本の映画ファンの間にも深く認知されているリンチ映画の魅力を、最初に紹介したのは、今野さんだったと記憶している。その今野さんが大推薦したおかげで一般公開されたのが、この「イレイザーヘッド」だった。

 「イレイザーヘッド」の前、リンチの映画は「エレファントマン」が公開され、ある程度のヒットを飛ばしていた。しかし、リンチ本来の映画の魅力は、「エレファントマン」のような情緒的なものではないことは、今野さんはすでにご存知だったらしく、翌年からすぐ、「イレイザーヘッド」という映画がリンチの原点、という話をされていた。その熱意が通じたのか、「イレイザーヘッド」は一般公開されたのだ。

 ところがこの映画、難解だけでなく、変態的な人間や描写が多い、何とも気味の悪い内容だったことは、すでによく知られているはずだ。実は、私はこの「イレイザーヘッド」を新宿の真夜中の試写会で二回連続で見て、頭がおかしくなりそうになったのを、いまだに記憶している。それくらいに、この映画のインパクトは強烈なものだった。

 ただ、今野さんが言う「リンチの原点」だったことは確かなことで、その後の「ブルーベルベット」から「マルホランド・ドライブ」に至るまで、「イレイザーヘッド」で見せた感性が受け継がれていることは、リンチ映画のファンはよく知っており、現在では「イレイザーヘッド」はデビット・リンチを語る上でははずせない、名作の一本となっている。しかし、今野さんの熱意がなければ陽の目を見ることなく、映画史の中に埋もれていた作品だったと思うと、今野さんには最大級の感謝を私は惜しまない。
 心から冥福を祈ります。

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こもねこ