女の子ものがたりのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
印象に残る映画
...............................................................................................................................................
女流漫画家がヒットに恵まれず自堕落な生活を送っていた。
この漫画家は子供の頃は貧乏で、ほぼ同じ境遇の2人の幼馴染がいた。
しかし2人とも結婚するが男運が最悪で、DVを受けまくっていた。
2人に幸せになって欲しいと願っていた若き日の漫画家は、
何で我慢してまでそんな生活を続けるんやと彼女らを責めた。
これが原因で大喧嘩となり、地元から出て行けと言われる。
そして出て行って漫画家となったのだった。
それを思い出した漫画家は久々に地元を訪れた。
すると大喧嘩した幼馴染は病気で死んでいたとわかった。
死ぬ間際までその漫画家を応援していたとその母から聞く。
もう一人は行方知らずだったが、漫画家は一念発起。
この友人らを題材とした物語を書こうと決意する。
...............................................................................................................................................
かつて株主優待でDVDをもらったが、高値で売れたので見ずに売った。
今回TVでやってたので改めて見た。
女友達同士の仲間意識と嫉妬、そういうものが垣間見れた。
うまく描けていたと思います。
わざと酷く作ってるのかな
小学生時代と高校時代と現在の三人ともが全て容姿から性格などがばらばらでおかしい。
展開もつぎはぎだらけ。
違和感も多い、貧乏なのに、いつもきれいで洗練された高そうな服着てるし。
手足も顔も身だしなみよくて、みんなモデルさんみたい。
どこが悲惨ですか、とってつけたようなエピソード。
最低でした、深津絵里少ししか出てこないし。
わたしはすごくすき
莫大な制作費を使って制作したわけではないはずなのに、なんだか見入ってしまう
夏が来ると何故か観たくなってしまう
結末は知っているのに、いつも心を動かさせられる
この映画を観て感じるのは、
友達の貴さ
自己と他者の理想と現実
そして、見終わったあといつまでも心にあるのは酸っぱいけれど爽やかな切なさ
とにかく画面が綺麗で、特に少女三人が自転車で坂を下り海へと向かう場面がすごくすき
何度観ても涙があふれてくる
わたしはすごくすきな作品です
願いはみんな幸せ
原作は西原理恵子。女の子版『スタンド・バイ・ミー』との意見には「なる程」と云った思い。
物語は女の子3人の友情物語ですが、テーマは全ての大人も子供の頃が有った…とゆう事。
心の奥底に眠る想いを揺り起こさる。
父親には「他人と違う人生を送るぞ!」と言われ、仲の良い友達の男関係には疑問を持っ女の子。
「ここを出た女の子は帰っては来ない」
だからこそ友情を第一に考えていた主人公には決断が出来ないし、大事な一言も言えずにいた。
願いは1つ。
「みさちゃんは幸せ。きいちゃんも幸せ。みんな幸せ。だから道は続いて行く」
出演者は子役時代の森迫絵依ちゃんを始め、みんな良かったが、中でも作品の大部分を占める重要な役柄の大後寿々子ちゃんが素晴らしかった。
どうでも良い事なんだけれど、黒子にはもう少し気を使って欲しかったかな。
(2009年9月23日シネカノン有楽町2丁目/スクリーン1)
バカな男をなぜか好きになる女あるある
深津絵里の高校生時代を演じた女優さんの演技が光っていました。彼女は暴力を振るう男と付き合う波瑠が理解できない。なぜ女はバカな男を愛してしまうのか。不幸から抜け出せない悲しさ。深津絵里の高校生時代と波瑠がもみくちゃになって争うシーン。本音の気持ちをぶつけ合い深津絵里は波瑠から出ていけと絶交を口にされる。それから最後のシーン、波瑠は病死し、娘になつこという主人公とおなじ、なっちゃんの名前をつけていた。主人公の書いた絵を娘に見せていたという。親友とは何なのか。幸せとは。
友だちは選ばなあかんて、言うてきたやろ
映画「女の子ものがたり」(森岡利行監督)から。
人気漫画家・西原理恵子さんの人生って、
映画になりやすいのだろうか、もう何本も観た気がする。
主人公が作家(本作は漫画作家)であるということ、
さらに主人公が大人になり、書く(描く)という職業に就いた時、
ふと思い出すのは、幼い頃、友達と過ごした懐かしい思い出、
「なっちゃん 上手やなぁ」と誉めてくれた会話だったりする。
こんな設定に、名作「スタンド・バイ・ミー」とダブってしまった。
「日本版」というべきなのか、「少女版」というべきなのか、
評価の分かれるところであるが、男の子のように、
ちょっとした冒険ではないけれど、女の子らしい思い出とも言える。
さて、気になる一言は、主人公・なつみに言い聞かせる母親の台詞。
「友だちは選ばなあかんて、言うてきたやろ」
親があの子たちと仲良くしてはいけない、という友達こそ、
意外と本来の自分を理解してくれる相手だったりするから、
親の押し付けがましい「友達選び」に抵抗する子どもらしさが
このフレーズには含まれているが、大人になって振り返ると、
自分の友達選びは間違いなかった、と再認識できる台詞とも言える。
現在の自分があるのは、あの頃の友達のお陰、
そんな主人公の隠れたメッセージまで「スタンド・バイ・ミー」同様。
今一度、2つの作品を比べてみると面白い。
男の子と女の子
男の子が、様々な境遇や環境から努力し頑張る話なら、昔からいくつもある。
日本で地方に住む女の子が、上京し漫画家になる道と、子供時代からの親友二人との対比が素晴らしい。(涙)
最初は、ほんの僅かな違いと、努力によって運命は変わって行ってしまう。
周りに作家や芸術家になった友人がいなければ、この映画の持つ意味の深さや、真実味は伝わってこないだろう。
原作の西原理恵子先生の作品について、私は【ぼくんち】の頃からのファンであり、その生きざまにも関心がある。
以前の作品に比べ、すっかり毒気を抜き、万人受けする内容に作品が変化してきたのも、納得がいく。
朝日新聞主催の手塚治虫文化賞を西原先生が受賞した際、朝日新聞のお偉いさんから、「何か面白いコメントを一言」と言われ、「私は、お笑いタレントじゃないんだから!」と、マジ切れしていたことを思い出します。
授賞式の後、西原先生に「【ぼくんち】のファンです。」
と、パンフレットにサインをお願いしたら、心良くサインしていただけたことを思い出します。
因みに、私の前に西原先生にサインをお願いしていたのは、映画や漫画評論家としても有名な小野耕世先生。(笑)
小野先生も、西原作品が好きだと言う。
その姿を見て、私も、好きな作品や、作家については、声を大にして好きだと宣言していきたい。(笑)
擦り切れた現実の中から甦る、過去の一片の輝き
人は幸せを願う。しかし、思うに任せない。人生の重たさ、空元気、破れる均衡。でも、幸せになろうとする生き方そのものが、泥臭くも輝く。幸せの道が続きますように。
うち~幸せか~
パッケージからはとても想像できない内容でした
ぐーたら漫画家のお話がメインだと思ったら回想がメインだったんですね
少女時代、とても懐かしい雰囲気
貧乏、貧乏、不幸への道
最後にちょっとほろっとさせるとは予想外の攻撃でした
期待とはちょっと違っていましたが大して期待していなかったわりによかったですね
懐かしさ を思い出させてくれる良作
とても、良い話。女同士の友情を描く中で、本当はすごく悲しいはずなのに、人を温かい気持ちにさせる。『嫌われ松子の一生』ではないけれど、実は結構悲劇的な話のはずなのにじめじめしたところを感じさせず、見るものを爽やかな気持ちにさせる作品に仕上がっている。原作者の性格のなせる技なのであろう。
女性の友情を描いた作品で、泣ける作品を見るのは、もしかするとはじめてかもしれない。昨今、いじめの問題とかさまざまな人間関係のぎくしゃくを、メディアが深刻に、悲劇的に、神経質に取り上げることが多いが、こういう、ほがらかさ、強さ、良い意味での鈍感さも必要であり、重要なことなのではないか。そういう、ほんの少し前の時代まではそうっだったはずのことを思い出させてもくれる作品。
『いけちゃんとぼく』と同じ作者の作品だが、少なくとも映画だけに関して言えば、個人的にはこの作品のほうが良く出来ていると思う。いずれも原作は読んでいないのだが。
最近、時々感じるのだが、昔で言うところの小説家のような精神を持った人が、今の時代には漫画家の中にしばしば見かける。彼女もそういうタイプの作家の一人だと思う。
作品中、中心的なテーマともなる、農家の倉庫壁面に主人公が描いた絵も印象的。
幸せは、人と比較して分かるんだな…。
DVDのパッケージとタイトルに惹かれて視聴。
ほんわかしたガールズムービーかと思いきや、内容は結構重い。
しかし、過去を主人公視点、現代を編集者(ゼンザイくん笑)視点で描いていていて、丁寧に作られていたと思う。
最後は、原作未読なので、本当のことはどうかはわからないが、ドラマチックな終わり方。それもベタなんだけど、感動する。反則なぐらい、キレイな終わり方。
視聴後、自分が「幸せ」かどうかは、人と比較したときに分かるものなのだな…と、しみじみ思ってしまった。
男でも号泣
原作者の西原理恵子のように田舎で育ったわけでもなく、都会育ちで、しかもタイトルとは真逆の男である私が、前評判どおり感動できるものだろうか、と思って鑑賞したのですが、自分自身の友達との思い出と重なる部分もあり、上映終了後に思わず号泣してしまいました。劇場を出てからも、静かでいてそれでいて強い余韻が胸に残る良作だったと思います。
役者陣では高校生時代を演じ3人組、中でも主人公が上京するきっかけを作る友人を演じた波瑠が素晴らしかった。大事な友人、忘れられない友人がいる人であれば、きっと共感できる映画だと思います。
シアワセの道
自ブログより抜粋で。
--
仕事にも人生にも行き詰まった感アリアリの女性が子供の頃を回顧。少女時代の成長物語の末に現在の自分も自信を取り戻すという、プロット的にはありがちな再生ストーリーと言っていい。
始まったあたりは、ちょい滑り気味のゆるい笑いにどうなることかとヒヤヒヤさせられもしたが、現在、小学生時代、高校生時代、それぞれの年代を演じるキャスト陣が皆芸達者な演技派の上、演出的にもしっかりと表情を見せる腰の据わった正攻法で、いつしかどっぷりと作品世界に引き込まれていた。
(中略)
まず驚かされたのは、ポスターや宣伝スチールのポップな色彩からは想像つかない、意外なほどヘビーな内容。
過去の主人公たち女の子三人組は外見こそ可愛らしいのに、それぞれの家庭はろくにお風呂に入れないほど貧乏だったり、すぐに親からぶたれたり、父親が出て行ったり、と、なにやら問題もいっぱい。それでも、というか、そんな境遇だからこそ、ほったらかしの少女たちは自由奔放に野山や海岸を駆け回り、大人の世界に憧れ、いつか手にするであろうシアワセを夢見る。
その瑞々しいいじらしさと美しい四国の自然に郷愁を感じながら、深津絵里演じる現在の菜都美同様、己の幼少期に思いをはせる自分がいる。
また、いい歳をした自分としては、現在の菜都美にも共感せずにおれない。
幼い頃に思い描いた未来より現実の社会はずっと厳しくて、自分で選んだ道のはずなのに、ちょっと先すら見えなくなって立ち往生してしまう。
そんな菜都美にも自分を重ね合わせ、己のことのように身につまされる。
回想シーンでは男の子顔負けのやんちゃな女の子たちの日常的なエピソードが紡がれていく。
彩度の高いパステルカラーな色調で統一されたこの映画から受ける見た目の印象は、実にファンタスティックなものだ。
が、それは少女たちの物語を寓話的に描くというより、苦々しい境遇をはねのける少女らの明るい心象風景として映った。
自分は男だが、自分なりの懐かしい光景を思い浮かべ、彼女たちのわんぱくぶりを子供時代のリアルな描写として受け止めながら、と同時に、あの頃は子供なりの“明るい未来”を想像していたよなぁ、と、そんなノスタルジーな気分に浸った。
女の子三人組の衣装や、自転車、カバンなどの小道具のイメージカラーが時代をまたいでもそれぞれの個性として統一されていて、さらにそれは三者三様に延びる人生の“道”を暗示する。
小学生時代、自らの強い意志できみこ(三吉彩花)、みさ(佐藤初)を友だちに選んだなつみ(森迫永依)。
やがて、自分よりも早く大人になっていくきみこ(波瑠)、みさ(高山侑子)の生き方に憤りを覚えるなつみ(大後寿々花)。
いつも一緒に歩んできたはずの三人の“道”が、ついにそれぞれの方向に向かい始める“泥まみれの決別の時”。
「ここじゃないどこか」へと続く道を選べずにいたなつみの背中を押す、優しさに満ちた“友だち”の強い言葉に落涙。
そのクライマックス以降、映画は矢継ぎ早の涙腺攻撃を仕掛ける。
深津絵里の演じる現在パートは原作にない映画版オリジナルらしいが、それゆえにより映画的な終幕へ向け、用意周到に仕組まれた伏線が次々と回収されていく。
こと、「なっちゃん」にはしてやられた。これはずるいとまで思った。
バラバラの道に進んだ友だちから届いた溢れんばかりの想いが、再び菜都美を後押しする。
菜都美の静かな決意で映画は幕を閉じるが、そこはゴールではない。
ウサギ追いし“シアワセの道”は、今もどんどん延びてるんだから。
近くて遠い友だちの存在。
西原理恵子の原作は、チラ見くらいしかないんだけど
(スイマセン、あいかわらずで^^;)
考えてみたらこのヒトの映画は、ぜんぶ観てる!(爆)
なんかこう…独特な世界観(けっこう暴力的)があって
凄惨なのかと思いきや、ホロリとさせる部分もある。。
きっと面白い作家さんなんだと思う。
例えば原作を知らないで、このタイトル~連想される
ほのぼの、まったり感を期待すると見事に裏切られる。
まぁ…可愛い女優さんはたくさん出てくるし、確かに
女の子、ってのはワリとこんな感じで大人になるけど、
この話の展開がどう映るかで、おそらく感想は変わる。
ほぼ自伝、だそうですが…(凄)
たぶん作者さんと同年代…くらい?だと思う自分は、
この世界観や友人との距離感、貧乏(!)、転校生、と
重なる部分が多々あるせいか^^;けっこうすぐ入れた。
まぁ…貧乏、ってのはけっこう辛いものがあるがx
この話では周りの友人も貧乏なんだから仕方ない。
(類は友を呼ぶ。ってホントそう。) しかーし!!
こうした経験のおかげで、逞しくもなれる!(爆)
私なんかは、この映画だと、お嬢様クラスの女の子に
へばり付いて、新製品のオモチャで遊んでいたなぁ^^;
そう、新しいシール♪とかね。持ってんだぁ金持ちは。
でも結局のところ、親友(女の子はすぐ作る)になって
付き合いが長続きする子とは、価値観がよく似ていた。
…やはり類は、友を呼ぶんだ^^;
仕事でスランプに陥った漫画家が、新編集者の一言で
気持ちが過去へタイムスリップ…自分を見つめ直すと
いう話は、取り立てて珍しくはない。
が、あくまで過去(の時代)を丁寧に描写することで、
今の彼女が生きてきた過程をしっかりと実感できる。
「家出」をモチーフに書かれた壁画だが(私には)
飛び出したい世界への憧れであり、
拭いきれない劣等感への苛立ちにも見える。
いろんなものを見過ぎたおかげで、本来あの年頃なら
もっと素直に選択できたはずの未来図が、なぜだか、
奇妙で、アンバランスな選択眼を生み出してしまう…。
で、あのラストの大ゲンカとなるわけで…^^;
私はきみちゃんの「アンタなんか大嫌い!
はよここから出ていけ!!」に号泣してしまった。。
どんだけ自分のために言ってくれてる言葉なんだと、
その想いに泣けて泣けて、出てからもダメだった(T_T)
あんなこと言われたら、そりゃ頑張るよねぇ。
だけどもう小恥ずかしくて…逢えなくなっちゃうだろう。
どんなに遠くても、そばにいるのが友だち。
もう逢えなくても、思い出せるのが友だち。
あの頃の友だちは、みんな元気でいるだろうか。
(他作品の「ともだち」も、こういう関係を築ければねぇ)
人生は出会いと別れの繰り返し。
「色即ぜねれいしょん」が文化系男子の青春なら、
この映画は自然系女子?の青春とも言えようか。
やる気のない漫画家・深津絵里の締め切りに追われながらも何もやらない日々と、
過去の想い出が交錯する映画。
話としてはなんてことはないありふれたものだけれど、映画全体を包む自然な空気感が心地よい。
「色即ぜねれいしょん」と対比させたが、セットで観ると尚良いのかもと個人的には思った。
全くつながりのない「色即ぜねれいしょん」と「女の子ものがたり」ですが、どこか共通点があるような気がした。
それは人生は出会いと別れの繰り返しことなのかもしれない。
まさにそんな真理を感じさせてくれる映画だ。
エイベックス配給映画、中々侮れない。
ぬるい、ぬるいよ~
西原さんはすごい人です。逆境にめげない偉大な人です。尊敬してます。私は彼女の愛にあふれる作品の大ファンです。彼女の生い立ちについてもいろいろと読んだりかなり詳しいほうなんです。
うーん、この映画は残念!!たぶんミスキャストなのか演技指導不足か・・・
みんなキレーで全然貧乏臭くないし、リアルさが皆無。台詞回しも劇団みたいで方言もうそっぽい。
映画全体にオシャレな感じすらしました。衣装担当の人のセンスがいいんでしょうね・・・レトロで色使いが素敵でした。ってそんなの期待してなかったんです。
もっとつらくて熱くて激しいものを期待してました・・・
全23件中、1~20件目を表示