劇場公開日 2010年3月27日

「恋をした次の日に、私はキオクを失った。」誰かが私にキスをした p-yamaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5恋をした次の日に、私はキオクを失った。

2010年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

面白かったです♪

原作・脚本・監督がアメリカの方なんで
セリフが多くてテンポが早い。でも日本映画みたいに
登場人物の心情をわかりやすく伝えてくれるヒントなんかが
あまりありません。
なので、感受性の希薄な方や恋愛経験(片思い含む)の少ない人
などは良さがわからないかも。

写真を撮るたびに静止画が浮かぶシーンは小気味良くて楽しかったです。
そんな凝った手法を使ってるかと思えばチープな合成という感じのシーンも
あったりして…クオリティが一貫してない感じはちょっと残念。

「恋をした次の日に、私はキオクを失った。」っていうコピーを
私は知らずに観たので、知ってたらもっとドキドキしたのに!
と思うくらい「誰かが私にキスをした」っていうタイトルの意味が
ラスト近くまでわかりませんでした。
ちょっとしたヒントのシーンも、もうちょっと丁寧にして欲しかった。
記憶を失くす前に誰かとキスをしているシーンがフラッシュバックするけど
誰だかわからない、彼氏だと教えられた人じゃないのはわかる…
っていう感じに。
まぁそれでもドキドキして展開が気になって楽しく観れました。

出演者はみんな良かったけど、お父さん役の渡部さんが面白くて
好きになりました。
その相手役の桐島かれんさんも登場しただけで役の感じ悪さが
伝わってきて良かった。
真希ちゃんは4年の記憶が無くなって姿は変わらなくても
精神年齢が13、4才(?)っていう複雑さが伝わってきて
さすが上手だなーと。キラキラしてました。
松山さんはもう、ピッタリ!って役でした。
普段からこんな感じなのかなと思わされるような。
手越くんもピッタリ!ものすごーく優しいけどムキになっちゃう
子供みたいなところもあるっていう。
ケンカしても言うこと聞いてあげちゃうっていう可愛さが
間の取り方もすごく上手く表現されてました。
真希ちゃんとビジュアルもお似合いで良かった。

DVDが発売されたら好きなシーンを何回も巻き戻して観たいです。

p-yama