キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーのレビュー・感想・評価
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この頃のマーベルは素晴らしい
デトロイトメタルシティがあまりにクソ映画だったので口直しに視聴。さっき見てたクソ映画は何だったかも思い出せなくなるほど入り込んで楽しめる。
リアルタイムで見てた頃は色々キャラや設定が分かってなかったが、バッキーやエージェントカーターやレッドスカルなど、あぁこんな経緯かと復習がてら面白かった。
このままアベンジャーズやウインターソルジャーも復習すっるかな。。。
変なところもあるけれど、私は好きです
視聴後、『アベンジャーズ』が楽しみになる。
主人公は、小柄で腕が細く、腕力も無く、運動神経が良いというわけでもないのに、相手の怒りを買うような発言をしたり、正義を振りかざすというのは無謀である。また、ケンカの訓練やトレーニングをする努力もせず、弱いことを自覚していながら勢いだけはあり、そういったところは感情移入し難い。
しかし、諦めない心と正義感、自己犠牲の精神は尊敬に値するし、見る目のある人と出会い、極秘実験で苦しみに耐えたことによって、強い體を手に入れたことが救いであり、メッセージ性を感じざるを得ない。
驚いたのは、70年前に活躍したヒーローが、現代のアベンジャーズのメンバーになる経緯。実にシンプルでベタで分かりやすかった。『マイティー・ソー』で、人間の肉体のエネルギーの消費に言及していたが、今作の主人公のエネルギー源は何だろう?そして排泄は?謎である。
国旗過ぎるコスチュームはダサいけど好き。戦闘機や兵器等のメカ類は格好良くて好き。世界征服を企むヒドラの赤いスカルヘッドのラスボスは何故あんな顔なのか、四角いエネルギーブロックは何なのか、盾は何故あれほど頑丈なのかなど、謎めいた部分が楽しさに拍車をかける。
ラブストーリー色の強い作品
壮大な前フリ
前提として
・多分3回目。
・原作と思しきものは未読。
・『アイアンマン』~『マイティ・ソー』までのMCU作品は視聴済。
・ジョー・ジョンストンの他監督作品は未視聴。
本当に戦争映画を観ているような感じ。
MCUあるあるの"エンタメ"作品ではなく、"映画"を観ている感覚が強かった。その中でも戦争や歴史というジャンルのもの。
対比や暗喩などの表現が非常に多かったからだと思う。あと、アメリカとドイツの戦争であるため結果が分かり切っているのも影響している。
SSRとヒドラ、アメリカとドイツの戦争がメインであるため、時代背景や状況も分かりやすかった。非常に観やすい。
とはいえ基本は"エンタメ"。さらに言えばスティーブ・ロジャースの紹介映画である。
スティーブの精神性を描くシーンが非常に多く、ヒーローとしての素質が十二分にあるキャラクターなので、観ていて嫌になるシーンが無い。
ペギーとのいじらしい関係性や、バッキーやフィリップスとのクスッと来るやりとりも良い。
アースキン博士の影響力はもう少しあってもいい気がするけど、シュミットたちヒドラの面々が度々口に出しているので、丁度良いと言えば丁度良いか。
強いて言えば、愛国主義者のヒーロー=日本人の考える善人とはならないところ。嫌悪というよりも違和感に近い。まぁ、戦時中だし国も時代も違うので細かいことは置いておこう。
身体は貧弱だが精神が潔白な青年が、科学によって超人になっていく様相は、スパイダーマンに近いものを感じる。
大きな違いは、年齢と時代と、志願か事故か、といった部分だろうか。
キャプテン・アメリカの能力にも限界があるのが良い塩梅。あくまで一人の超人という枠でとどまっているため、仲間との協力が必須になる。
だからこそ、アクションやストーリーがまとまりやすい。仲間たちの活躍も観せられるしスタントのアクションも映える。アイアンマン、ハルク、ソーには無い要素だ。
SHIELDのエージェント(ブラックウィドウやホークアイ、コールソンなど)もカッコいいアクションを見せるが、キャップには盾がある。壊れない最強の防御力、軽くて投げやすくバウンドさせることもできる使いやすさ。キャップの計算で投げた後に手元に戻って来る様子がカッコいい。
さらに言えば作戦指揮力。もうこの時点で"キャプテン・アメリカ"というアイデンティティはほぼ確立している状態だ。キャラクターとしてしっかり個性が描かれている。
少々気になったのは、頭の良さがスティーブ由来なのか超人血清由来なのか分からないところ。まぁ、大事なところではないのでオタクの戯言だと思ってほしい。
スーパーソルジャーとしての活躍が世間に公表されてから、コミックの題材やエンタメスターになるという展開も面白い。そこから実力で周りを黙らせていくのも説得力と痛快さがあって尚良い。
ずーっと戦争映画を撮らされていたキャップが、戦地に赴いた途端に本当に映画みたいな作戦を何個も完遂していくところが良い。対比と皮肉めいた面白さを感じる。
あとVFXの進化が素晴らしい。
まずはスティーブの肉体変化。映像部門では間違いなくMVPの仕事だろう。あくまで素人目線ではあるのだが、このシーンの完成度が、この映画の面白さに大きく影響している。
さらにはテッセラクトのシーン。あの未知の物体がMCUとの繋がりだけでなく、これがただの戦争映画ではないことを分かりやすく示している。『アベンジャーズ』の直前に出す映画としては妥当なのだろう。
メイク部門ではあるがレッドスカル(シュミット)の頭部も非常に面白い。あの妙な生々しさ。映像だけでは出せないものだと思う。素晴らしい。
前二作の懸念点だった、『アベンジャーズ』への伏線やら準備やらにも尺を取られている感じがしない。
そもそもがSHIELD前任組織の話だったり、時代が違いすぎて持ってこれる設定が少なかったり等であえて入れる必要が無いのだろう。作品としてのクオリティに直結する部分だと思っているからちょっと嬉しかった。
だがこの作品、盛り上がりのピークが少々物足りない。良い意味では優等生的な作品なのかもしれない。
さらに言えば、最後のシーンで「この物語は全部『アベンジャーズ』への前フリでした」になってしまうのも惜しい。単体で楽しめるという意味でもあるが、観なくても良いという判断に陥りそうなのはなんだかモヤッとする。
インフィニティ・サーガの関連度はちょっと低く、"戦争映画×スーパーヒーロー"といった作品としてオススメできるかも。しかし、盛り上がりが物足りなかった。
そんな作品。
わしゃがな から来ました
ホットトイズの知識だけはあったので
ムキムキのガタイの良い男から
中村悠一の声がして盾を持って戦うんだ…!と
ワクワクしながら再生したら
ガリガリのちいちぇやつから
中村悠一の声がして「…え?」になった。
時系列があまりわからず、
世界観に馴染めなかったのもあり
作品に浸かることができなかった。
最後まで見ることで、時系列は理解したが、
アイアンマン視聴から期間が開いていたのもあり、「このスタークはだれ…?」となって終わった。
↑他の方のレビューを見て解決した
(助かりました)
アイアンマン→ハルクと画的にインパクトが
強かっただけに今作は あっさりな印象。
ヒーロー?なりたきゃなればいいじゃん!と
思っていたが、今作を見て考えは変わった。
正義感だけではヒーローになれないし、
体格に恵まれていても 正義感がなくては
ヒーローになれないことを知った。
先にエンドゲームを観たのですが
ガーディアンズシリーズどハマりして、今更マーベルシリーズを1から観ております笑笑
アイアンマンとかスパイダーマンは観てましたが、キャプテンアメリカはスーパーマンとずっと勘違いしてまして(^◇^;)
最近違いがわかったほどの知識。
アベンジャーズシリーズ4つを先に観てるから、キャプテンアメリカの過去は全然知らなかったのですが、この作品でキャプテンアメリカめっちゃ好きになりました!
アベンジャーズインフィニティウォーの時にアベンジャーズのメンバーがみんなでソーのハンマーを持ち上げようとして、持ち上がらず、キャプテンアメリカも試すシーンがありましたが。
あの時から、何この謙虚なヒーロー!
めっちゃ好き!!ってなり
エンドゲームでさらに好きになって、今作でダメ押しでした!!
優しさと謙虚さと純粋さが合わさった、ヒーローの理想のようなキャプテンアメリカ!
エンドゲームのラストの感動は今作を見た方が
より深いものになる事間違い無いですね!
マーベルシリーズを堪能するには外せない1作でした!
永久保存版🙆♂️
泳げるよ!奴を追って!
天才科学者、化け物、神、と人間離れしている者がヒーローとなっていたが、本作はか弱きものが世界を救うヒーローとなるため、共感度は群を抜いている。1番人間味があって、めちゃくちゃ応援したくなるのはキャプテン・アメリカであり、そこが彼が愛される理由だろう。
ただ、ヒーロー映画というよりも戦争映画。
登場人物全員魅力溢れているのはすごくいいんだけど、見たいものとは少し違う気がする。キングスマン3を見た時と同じ感情。いや、これはこれでいいけど、なんか違うよな、みたいな。本作を見て思ったのは、MARVE作品って、監督の色がすごく出るなと。だから、ケネス・ブラナーのマイティ・ソーが自分はハマったのかな?
クリス・ヘムズワースもカッコよかったけど、クリス・エヴァンスのイケメン度は半端じゃない。分かりやすくカッコよく、分かりやすくみんなのヒーロー。でも、彼以上に川に落とされた少年がカッコよかった。助けて!じゃなくて、泳げるよ!って、この子の将来が楽しみだよ。ジョー・ジョンストン監督の、描きの細やかさが所々で垣間見えました。
ハルク同様、敵キャラに面白みがないのは欠点。悪に溢れてそうで、そうでも無い感じが歯がゆい。だけど、作風と重厚感はレベチ。すごくしっかり作り込まれているし、アメリカ映画らしいいい作品であることは間違いない。もうちょいエンタメ性があればな。アベンジャーズになる男の前日譚という感じが強く、単独作品感は薄い。まぁ、これから期待だね。
これぞ、ヒーロームービー!
盾、万能過ぎ
複数形ではない「ファーストアベンジャー」
英語の学習のため、英語字幕・英語音声で見直した。
改めて観てまず感じたことは、全編を通して、
ニューヨーク無いし、「ブルックリン」にフォーカスが当てられていること。
ドクターと出会う時にも出身のやり取りをしていて、
これが後の「シビル・ウォー」のスパイディとのやり取りに繋がる伏線となっていた。
初期のシールドメンバーであるペギーやハワードなど、
割とメインの出方をしていて嬉しくなった。
(そういう意味ではアベンジャー「ズ」では?とも思う)
・バッキーとのシーンも割と多くて、しっかりとバディモノとして成り立っていた。
・トミーリージョーンズが出ていたことを知らなかったので、スタッフや会社の本気度を感じた
最後のダンスのシーンのやり取り含めて、マーベルユニバース時系列最初のこの物語は極めて重要である。
エンドゲームの綺麗な伏線回収まで、散らばっているイースターエッグは思ったよりも多そうだ。
圧倒的正義感
他ヒーローに比べ戦争色が強い
キャプテン・アメリカ参上!!
2011年(アメリカ)ジョー・ジョンストン監督
最近のアメコミ・ヒーロー映画で必ず登場するキャプテン・アメリカも。
意外にも初登場のお目見えはこの映画からでした。
名刺代わりの作品ですね。
キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の成り立ちと、そのヒーロー誕生秘話が明かされます。
小柄でひ弱なスティーブン・ロジャースがは、第二次世界大戦中期、アメリカ軍への入隊を希望していました。
しかし虚弱体質のためいつも不合格。
しかしその並外れた熱意が評価されて、普通の人間を特殊な血清で超人兵士に変える極秘実験、「スーパーソルジャー計画」の、その被験者第一号となるのでした。
そして遂に「キャプテン・アメリカ」の誕生です。
星条旗をまとったPR活動の要員に飽き足らないスティーブ。
後半はナチスの悪党撲滅にスーパーヒーローらしい超人ぶりを遺憾なく発揮して、
大活躍。
(小柄な以前のスティーブはもう過去・・・忘れちゃって下さい。)
後半は「アメコミ・ヒーロー映画」そのものの大迫力スピーディーなアクション満載。
でも真面目で女性に奥手なキャプテン・アメリカ。
エイジェント・カーター(ヘイリー・アトウェル)の思いは中々届きそうにありません。
ラストも、ホントの活躍はこれからよ!!
と、「アベンジャーズ」2012年への壮大な予告編って感じでした。
体は弱いけど、心は真っすぐで正義感が強い、そんな青年がヒーローに。...
MCUはここまでさかのぼれる記念碑的映画
シンプルで、骨太な物語に、実に細かい味付けが施された、ヒーローコミックの実写化作品。
今にしてみれば、「ここから観る」映画ではなく、「ここまでさかのぼれる」記念碑的な位置づけになったろうか。
ペギー(エージェント・カーター)との約束が果たせないまま、70年の時間が過ぎてしまったことを知ったスティーブの、やりきれない気持ちは、どう落とし前をつけたのでしょう。そして、爆走する列車から転落していったバッキー(後のウィンターソルジャー)との因縁は?この時すでに発見されていたコズミック・キューブの顛末など、アベンジャーズ以降のストーリーに展開していく布石が見事に散りばめられています。
ハワード・スタークの若かりし日をドミニク・クーパーが好演していたり、スタン・リーのカメオ出演を探したり、第2次大戦とアメコミの融合を雰囲気で楽しんだり、見どころは満載です。
キャプテンが戦意高揚のためのアイドルとして使われる様子や、トミー・リー・ジョーンズの渋いキャラクターが、40年代のアメリカをうまく再現していて、音楽の使われ方も見事。ただ、オリジナル・スコアがややパンチにかけるかな…
個人的には、蘇生したキャプテンの動揺を防ぐため、あえてレトロなコスチュームで見舞いに訪れたS.H.I.L.D.のエージェント役をアマンダ・リゲッティがやっていたのもうれしい発見でした。
ケチをつけるとすれば、まあ、当時のテクノロジーでは到底不可能な化学兵器や、実験、通信技術、レッドスカルの余りにもマンガチックなデザインなど、いろいろと見つかるでしょうが、そこを乗り越えて、マーベル・シネマティック・ユニバースに飛び込んでいければ、この先お楽しみは指数関数的に拡大していきます。
2017.5.30
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